朝日新聞のWikipediaを見ていたらおもしろかったんですけど、先に別のページから。
Q&AサイトのSooda!にこんな素朴な疑問がありました。
朝日新聞は左翼(反日)寄りの新聞社だという耳にしました。
私は左翼思想や反日思想ではありませんが、朝日新聞をとっています。
大手の新聞社によって、思想や主義の大きな違いや特色があるものなのでしょうか?
質問日時:2009-01-14 19:22:18
http://sooda.jp/qa/91789 Sooda!はQ&Aサイトの中でもマイナーであるため、あまり見る機会がありません。
ひょっとすると利用者層とも関係あるのかもしれませんが、回答の方は落ち着いた感じのものが多いです。
いい意味でも悪い意味でも日本の大手新聞はあまり思想や主義主張はありません。
事実のみを中立の立場で報道するのが良い、とされているからでしょう(不可能だと思いますが)。
海外の大手新聞はその新聞の立場などをしっかりと明らかにしているものが多いようです。
それに比べれば日本の大手新聞はそれほど差はないと思います。
何処を読むと、その様な印象を抱くのか理解できません。
少なくとも、国内の一般新聞は中立だと思います。
思想や主義の大きな違いや特色を出したら
主義を同じくする特定の読者しか得られないので
大手新聞社にはなれないと思います。
大手新聞社どうしの差は社説、記事の選び方、記事の文章量
表現のしかたの差などで微妙に変化が感じられるだけかと
今の私は思っています。
微妙な差からも、
読売新聞は自民党の広報誌
朝日新聞はアカ新聞と言われていますが
時代によって変化するかもわかりません。
左っぽさに言及していたのもちらほらですけど、過激な調子ではありません。
まだ、左よりの記事
取材方針が抜けきってないのは事実ですね!
地方新聞の方がまともです。
過去にも、朝日+産経を読むと、丁度バランスが取れるとかの質問等があったと。。。
朝日新聞は、昔は共産国家の日本語版と言われていました。
最近は普通の新聞になりましたね。
と思ったら、ちゃんといました!
がんばって勉強してね。
あるいは、工作活動t乙。
とりあえず、ネットではこういう人が多く、朝日新聞は共産カラーである赤を組み合わせたアカヒなんていう蔑称も持っています。
また、基本的に自民党嫌いであり、不当に自民党を蔑めているという見方があり、自民党支持者の方には被害者意識があるようです。
ただ、Wikipediaを見ていると、こんなことが書いてありました。
文中の宏池会はちょっと前まで古賀派で、今は岸田派と言われます。前自民党総裁の谷垣禎一さんもここです。
出典を示す番号をわざと残しましたが、上記はきちんと出典のあるもののようです。
最初の「批判的な傾向」に関しては問題ないでしょうから、その次の二つの出典を見てみます。
117^ 江幡清編『回想 笠信太郎』(朝日新聞社、1969年)、『政治記者 後藤基夫』(後藤基夫さんを偲ぶ文集刊行会、1985年)。
118^ 2005年8月23日付社説「一つの法案に反対した前議員を容赦なく追いつめる。非情と映るやり方ではあっても、自民党を政策本位の政党に作り替える剛腕だと評価もできる」
2005年9月11日付社説「小泉首相はこれまで見たこともない型の指導者だ」
2005年9月12日付社説「首相は最後まで郵政民営化一本やりを貫き、『国民に聞きたい』と問い続けた。その意味でこの選挙は、まぎれもなく民営化の是非を問う国民投票だった。それが圧倒的に支持された以上、郵政法案をすみやかに成立させるべきなのはいうまでもない」
おもしろいなと思うんですが、このWikipediaの歴史の部分は他も楽しいです。
・創刊期は、新聞小説と通俗記事が主体の大阪ローカルの小新聞。
しかし、その後、政府の御用新聞へとして成長、東京へも進出します。
・参議伊藤博文らが参議大隈重信を政府から追放した明治14年政変の翌年以降、政府と三井銀行から極秘裡に経営資金援助を受ける御用新聞として経営基盤を固めた。その間に東京の『めさまし新聞』を買収して『東京朝日新聞』を創刊し、東京進出を果たした。日露戦争前には主戦論を展開し、日露講和にも反対した。
その後、とんでもないことをやらかします。
・大正デモクラシー期には憲政擁護運動の一角を担い、当時の寺内正毅内閣を批判した。また、1918年の米騒動では新興財閥の鈴木商店に対して、米の買い占めを行っている悪徳業者であると攻撃した。これにより、鈴木商店は米価の高騰に苦しむ民衆の反感を買い、同年8月12日に焼き打ちされた。この事件を再調査した城山三郎は、当時の鈴木商店が米を買い占めていた事実はなく、焼き打ちは大阪朝日新聞が事実無根の捏造報道を行って米騒動を煽ったことによる「風評被害」であり、鈴木商店と対立していた三井と朝日の「共同謀議」という仮説を立て、ノンフィクション小説として発表している。これに関連して、寺内内閣を批判した記事に書かれていた「白虹日を貫けり」という字句が新聞紙法の「朝憲紊乱」に当たるとして当局に発禁を迫られ、同年10月15日に編集局幹部らが退社し、同記事を執筆した記者は有罪となり社を追われた(白虹事件)。事件後、朝日新聞は「不偏不党」「評論の穏健妥当」などを標榜する綱領を発表した。
ジャーナリズムはかように危険なものです。最近その意識がまた薄れてきている感じもありますが、事実に基づくかどうか(要するに捏造じゃないか)というのはとても大事です。
ちなみに不偏不党は「どちらにもかたよらず公平中立の立場に立つこと。一党一派に組みしないこと」です。
http://www.sanabo.com/words/archives/2000/08/post_588.html 政府系だった時期もある朝日新聞ですが、その後さらに転身します。
・第一次世界大戦後は軍縮支持、シベリア出兵反対、普通選挙実施を主張し、反軍・リベラルの論調。
ただ、これもあっさり転換。どうも"在郷軍人会や神社関係者による不買運動があり、営業面を考慮した結果"というなんとも軽薄な理由のようですが、以下のように。
・満州事変以降は概して対外強硬論を取るようになり、軍部への迎合に転換し、第二次世界大戦終了までは戦争賛美の論調。
・大日本帝国陸軍が満州事変を起こし、満州国を建国した後、国際連盟に拒否されて脱退した際には「連盟よさらば」という歌を作成して松岡洋右代表を賞賛している。
・日中戦争(支那事変)・太平洋戦争(大東亜戦争)中は主戦論を主張。革新官僚・軍部の御用新聞として君臨し、毎日新聞や読売新聞といった他紙と同様に戦争翼賛報道を行い、大本営発表をそのまま記事にした。
・戦前は朝鮮人による日本への密航や朝鮮人密航組織、さらに朝鮮人労働者が高収入を得ていたという報道を頻繁に行っていた。
ユニークな伝統を持つ新聞だと思います。
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