<警察による違法な取り調べ・冤罪の例 2003年にでっち上げで次々と自白の強要や長期勾留(志布志事件)>、<うなぎ少女拉致監禁動画の志布志市は過去に住民を違法勾留の市>、<なぜ?志布志事件の被害者が取り調べ可視化を評価しない理由>をまとめました。
2023/09/11追記:
●九州は女性差別が多いって本当?お風呂の順番でも男尊女卑
2022/09/28まとめ:
●なぜ?志布志事件の被害者が取り調べ可視化を評価しない理由
●2003年にでっち上げで次々と自白の強要や長期勾留(志布志事件)
2013/1/13:全然違う事件を検索していたらヒットして、気になって読んでしまった話。過去投稿だと、
取り調べ全面可視化、デメリットが大きいと検事総長が見解 や
遠隔操作ウイルスのなりすましによる誤認逮捕、冤罪なのに自白という警察の怖さと馬鹿さ が関連してきますね。
結論ありきで捏造された、警察による違法な取り調べ・冤罪の例のひとつなのですが、この例で驚くべきなのは発生年。戦後間もない時期のひどい話なら多数読んでいたものの、この事件は2003年ですから、執筆時の2013年から見るとたった10年前。戦後間もなく…みたいな話ではなく最近の話であることが、恐ろしいです。
<志布志事件(しぶしじけん)とは、2003年(平成15年)4月13日投開票の鹿児島県議会議員選挙(統一地方選挙)の曽於郡選挙区で当選した中山信一県議会議員の陣営が曽於郡志布志町(現・志布志市)の集落で住民に焼酎や現金を配ったとして中山やその家族と住民らが公職選挙法違反容疑で逮捕された事件を巡る捜査において、鹿児島県警察が自白の強要や数ヶ月から1年以上にわたる異例の長期勾留などの違法な取り調べを行ったとされる事件の通称である>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%97%E5%B8%83%E5%BF%97%E4%BA%8B%E4%BB%B6 出てくるエピソードが、やることなすこと本当全部酷いんですよ。これが本当に現代の日本の話なのか?と驚きます。まず、以下は「踏み絵」(絵踏み)ならぬ「踏み字」を利用した例。被害者の心を追い込むメッセージを踏ませて警察に都合の良い自白を取る…といった話です。
・缶ビール供与事件(踏み字事件)
<投開票翌日の2003年4月14日早朝、中山と姻戚関係にあり陣営の運動員をしていたホテル経営者の男性が志布志町内の集落において中山への投票を依頼して缶ビールを配った容疑があるとし、志布志警察署より出頭要請を受け、任意で取り調べを受けた。(中略)
ホテル経営者はこの容疑に全く心当たりがなく、全面的に否認。しかし、捜査担当者は連日にわたりホテル経営者を署で取り調べ、3日目の4月16日にはホテル経営者の父・義父(妻の父)・孫の3名からのメッセージに見立てて「お前をそんな息子に育てた覚えはない」「こんな男に娘を嫁にやった覚えはない」「早く正直なじいちゃんになって」と書いた紙をホテル経営者の座る椅子の前に置き、警部補がホテル経営者の両脚を持ってそれらの紙を強引に踏み付けさせる踏み絵ならぬ「踏み字」を強要。(中略)その後、このホテル経営者から投票を依頼され缶ビールを受け取ったとされた建設会社役員の取り調べでは、捜査担当者が始めから容疑を認める内容の供述をした旨が記載された調書を提示してサインをするよう強要したものの、役員は「事実と異なる」としてサインを拒否。そのため、缶ビール事件の捜査は打ち切られた>
●「容疑を認めなければお前の家族も全員まとめて逮捕」と脅迫
ここまででも十分ひどい話。ところが、志布志事件はこの程度では終わりません。まだまだひどい話が続いていきます。これがダメだったら別の…ということで、新たな容疑をでっち上げることに…。中山信一県議会議員の陣営を潰すことが目的であり、そのためなら本当に「なんでもやる」という感じになっています。
・焼酎・現金供与事件
「県警は次に、中山陣営の運動員から焼酎2本と現金2万円の入った封筒を受け取った容疑で、志布志町内在住の女性ら13名の取り調べを始める。(中略)容疑を否認し続けたことに対して捜査担当者が業を煮やし「認めれば逮捕はしない」として交番の窓を開け、女性を窓際に立たせて焼酎2本と現金を受け取ったことを認める旨を表通りに向かって叫ぶことを強要。女性は命令に従ったものの、有力な物証がないことから起訴には至らなかった。
4月18日、県警は、現金と焼酎を配った公選法違反容疑で中山陣営の運動員として活動していた別の女性を逮捕。この女性は出頭要請時に「容疑を認めなければお前の家族も全員まとめて逮捕してやるぞ」と脅され、やむなく出頭に応じるが、以後115日間にわたる長期間の勾留を強いられた結果、身に覚えのない買収行為を認める旨の供述調書にサインした。それにより、この女性の夫も逮捕され181日間にわたり勾留される。しかし、この事件も、物証であるはずの封筒が出て来なかったり、捜査の中途で配られた現金の額が2万円から1万円に減額されるなど、不自然な点が多くあった」
●勾留者がさらに増加、7世帯の住民が次々と逮捕・起訴
既にガンガン勾留されていますけど、勾留者が本当に増えるのは何とこれからなんですよ。途上国顔負けのひどさです。というか、途上国がこんな国ばかり…ということはなく、途上国でもこんなひどいことをやってない国が多いのではないかと思われます。
・買収会合事件
<県警は焼酎・現金供与事件で任意の事情聴取に応じたうち1名の証言から、「中山本人が志布志町内の集落で4回にわたり会合を開き、出席者に現金を直接配る買収行為を行った」容疑があるとして裏付け捜査を開始する。その結果、
この集落にある7世帯の住民が次々と逮捕・起訴され、102〜186日の長期勾留を強いられる異常事態となった。 15名中、9名は容疑を否認したが、6名は捜査担当者の自白強要や「村八分」への恐怖心から容疑を認める旨の供述を行い、県警は中山と妻を6月4日に公選法違反容疑で逮捕した。中山と妻は一貫して容疑を否認したものの、
妻は273日間の、さらに中山は395日間と実に1年以上の長期勾留を強いられた。 >
しかし、これは結局2007年2月23日に無罪となっています。また、自白内容がどんどん変わっていく…という、冤罪のパターンを踏襲した事件でもありました。冤罪なのに自白しろ…となると、当然めちゃくちゃにならざるを得ません。そもそも拷問などによる自白強要は嘘が多く、信頼性がありません。
。無罪判決
<最終的に、有権者に焼酎や現金191万円を配ったとして、贈賄側として中山とその妻、収賄側として住民11名の合計13名が、焼酎・現金供与事件と買収会合事件の公選法違反2件で起訴されたが、鹿児島地方裁判所における公判では、取り調べに際して容疑を認めた6名を含め、全員が容疑を否認。一方、検察側も物証を欠いたまま供述調書を唯一の証拠として争ったが、4回行われたとされる会合のうち2回は日時の特定に至らず、残り2回も中山側のアリバイが提示された。これに対し、
一旦提示された日時が二転三転するなど混迷を極めた。 (中略)主犯とされた中山を始め被告人12名全員(起訴された13名中、1名は公判中に病死のため公訴棄却)に無罪判決を言い渡した。検察側が控訴しなかったため、そのまま無罪が確定している>
●なぜ警察はこんなことを?事件が起きた理由は自民党現職の落選だった
では、なぜこんな酷いことをしたのか?というと、以下のように語られる背景にその理由がありそうです。
<2003年当時、鹿児島県議会曽於郡選挙区は定数3で、
自民党公認の現職3名が無投票で再選される見通しとなっていた。 ところが、志布志町議会議員であった中山が無所属で出馬したことにより一転して4名による激しい選挙戦が繰り広げられ、
中山は3位で当選(後に自民党会派へ参加)。自民党現職の市ヶ谷誠が次点となり落選した。 投開票翌日の2003年4月14日早朝、中山と姻戚関係にあり陣営の運動員をしていたホテル経営者の男性が志布志町内の集落において中山への投票を依頼して缶ビールを配った容疑があるとし、志布志警察署より出頭要請を受け、任意で取り調べを受けた。
この集落は、自民党所属で当選7回(当時)の県議会議員・森義夫が強固な地盤を築いていた ことで知られていた。森は捜査を指揮した警部(当時)と20年来の親交が有り、
捜査開始前に警部が森を尋ねただけでなく、度々情報交換を行っていた ことが取材により判明している>
そして、これが理由だったとすれば、残念なことにある程度成功したことになるんですよね…。
<なお、公選法第97条の規定では、選挙当日から90日以内に当選者が死亡・辞職などの理由で欠員となった場合、次点の候補者が繰り上げ当選となるが、中山は90日を超過した7月20日に弁護士を通じて県議会議長に辞職(及び自民党会派からの離脱)を届け出たため、次点であった元職・市ヶ谷の繰り上げ当選にはならず、翌2004年7月11日に補欠選挙が実施された>
以上のように、繰り上げ当選こそなりませんでしたが、「この補欠選挙には中山と市ヶ谷の2名が出馬したが、市ヶ谷が当選し、中山の県議復帰はならなかった」ということで、見事に陰謀は成功したということになってしまいました。
無罪判決が出た後は中山信一さんは当選して復帰しているものの、裁判中は選挙違反した怪しい奴という見方をされたのではないかと思います。
私も全然覚えなかったんですけど、この事件は酷すぎますよ。とても先進国の出来事とは思えません。もっと知られて警察の横暴を正すきっかけにすべきだったと思います。結局、そういった反省がなかったからこそ、遠隔操作ウイルス事件のような警察の違法な取り調べが出てくるのです。
●志布志事件で捜査の違法性を認め、損害賠償を支払う判決
2015/05/15追記:その後、関連して、
痴漢冤罪の被害者も取り調べ可視化の閣議決定に反対 その理由は? を投稿。この投稿は最初「日本政府、中世レベルからの脱却を拒否 取り調べ可視化を骨抜きに」というタイトルで出していたもの。冤罪事件を防ごうという気持ちの全く感じられない閣議決定だったのです。
また、今回追記するメインの話は志布志事件そのものについて。
「志布志事件は違法捜査」国・県に賠償命令 鹿児島地裁:朝日新聞デジタル では、以下のような話があったのです。
<
2003年の鹿児島県議選をめぐり、公職選挙法違反の罪に問われた被告全員の無罪が確定した「志布志(しぶし)事件」で、鹿児島地裁の吉村真幸裁判長(川崎聡子裁判長代読)は15日、捜査の違法性を認め、元被告らに損害賠償を支払うよう、県と国に命じる判決を言い渡した。
(中略)元被告とその遺族の17人が「違法な捜査で心身に苦痛を受けた」として同年、国と県に計2億8600万円の支払いを求める国家賠償請求訴訟を起こしていた。
元被告側は訴訟で、県警が十分な嫌疑もないまま長時間身柄を拘束して自白を強要する違法な取り調べをしたと主張。地検も必要な裏付け捜査を怠ったと指摘した。一方、県や国は「情報提供にもとづき、適法・適正に捜査した」と反論し、証人尋問で捜査幹部も違法な捜査を全面的に否定していた>
えっ?と目を疑いました。「適法・適正に捜査した」という主張はどう考えても無茶でしょう。県や国は何を考えていたのか? 本当に現代の日本人なの?という主張です。
2016/08/17追記:鹿児島県が上告断念とのニュースがありましたので、さらに追記。
志布志事件、鹿児島県が上告断念 原告全員へ賠償 | どうしんウェブ/電子版(社会) (08/16 14:07)などの記事が出ていました。
<県警は16日、記者会見し、違法捜査を認定し取り調べを受けた原告6人全員への賠償を命じた福岡高裁宮崎支部判決について、上告を断念すると発表した。
5日の高裁宮崎支部判決は、県警の取り調べを「過度に追及し、長時間の調べがあった。社会通念上、相当な範囲を明らかに逸脱した」と批判し、一審鹿児島地裁判決よりも違法性を広く認定した。県に対し、原告1人当たり60万~115万円を支払うよう命じた>
●うなぎ少女拉致監禁する内容…志布志市がうなぎ少女動画で炎上
2022/06/20:ここから「うなぎ少女拉致監禁動画の志布志市は過去に住民を違法勾留の市」というタイトルで書いていた話をまとめています。
VIDEO 2016/9/28:世間の話題から反応が遅れちゃうことが多いのですが、志布志市の動画も今頃になって…です。
ウナギ少女の動画に「女性差別」批判 志布志市が削除:朝日新聞デジタル (岩波精 2016年9月26日17時32分)などの記事が出て、話題になっていました。
<鹿児島県志布志市がふるさと納税をPRするためにネット上に公開した動画について、市は26日、「『女性差別』との批判を受けた」として動画を削除した。(中略)
動画では、黒い水着姿の少女がカメラに向かって「養って」と話しかけるなどし、最後には少女がウナギを擬人化したものであることを明かしている。ネット上では少女が発する言葉などから「児童ポルノにみえる」などと批判の声が上がっていた。市には数十件の電話があり、ほとんどが「女性差別だ」と抗議する内容だったという>
上記は女性差別的な観点のみでした。また、「食べる」という話なので、性的な意味だけでなく、猟奇的な意味でも怖さがあります。それから、うなぎにとっては「養って」ではなく、拉致監禁ですからね、これ。うなぎから見ると全然うれしい話ではなく、かなりえぐく宣伝向きではありません。
さらに、私が気になっていたのは過去に
うなぎ・マグロ不足は食べ過ぎだから 稚魚まで獲るから当然減る などで書いているように、そもそもうなぎが減ったのは日本人が食べすぎたためだということ。それを増やしてあげようというスタンスで紹介するのは事実と異なっており、プロパガンダ的なものも感じます。
<さらに絶滅危惧種であるうなぎという観点から見れば、この「うな子」は自由に生きていた海から、現在であれば多くの場合は中国やヨーロッパから無理矢理拉致監禁された上で飼育されている訳です。どこかから勝手にやってきて「養って。」と懇願するような存在では全くありません>
(
【閲覧注意】「養って。」養殖うなぎを美少女に擬人化した志布志市ふるさと納税PR動画が全方位アウトな狂気ホラーに | BUZZAP!(バザップ!) 2016年9月26日10:09 by 深海 より)
●実際に住民の違法勾留があった志布志市が拉致監禁動画を作る笑えなさ
これだけだと他のネット記事と視点がそう変わらないでしょうし、うちでは書こうと思っていませんでした。また、志布志市が前半で書いた<警察による違法な取り調べ・冤罪の例 2003年にでっち上げで次々と自白の強要や長期勾留(志布志事件)>のところだってのも、名前を覚えていたのでわかっていました。
でも、そういや、志布志事件では、不当に住民を長期勾留するといったことがあったなと突然思い出したんですよね。不当に長期勾留していた市が拉致監禁動画を作ったわけです。だから何というほどでもないものの、今回の拉致監禁という動画のテーマと似たものを感じて言及しておきたいと思いました。
同じページにまとめた前半で詳しく書いていますが、事件そのものは以下のような内容で、新たな立候補者が出たせいで無投票再選するはずだった自民党議員が落選してしまったというのが事件の背景にあります。この新たに立候補した候補を選挙違反にしたかったみたいですね。
志布志事件 - Wikipedia <志布志事件(しぶしじけん)とは、2003年(平成15年)4月13日投開票の鹿児島県議会議員選挙(統一地方選挙)の曽於郡選挙区で当選した中山信一県議会議員の陣営が、曽於郡志布志町(現・志布志市)の集落で、住民に焼酎や現金を配ったとして、中山やその家族と住民らが公職選挙法違反容疑で逮捕された事件を巡る捜査において、鹿児島県警察捜査第二課・統一地方選公選法違反取締本部が、
自白の強要や、数ヶ月から1年以上にわたる異例の長期勾留などの違法な取り調べを行った 事件の通称である>
以前、
#九州で女性として生きること のタグが闇すぎてにわかには信じがたいと話題に「目が点になった」 - Togetterまとめ というのを紹介したことがあります。女は勉強しなくていいなど、女性差別的な話がてんこ盛りでした。それもあって、九州って保守的な考え方の人が多いというイメージがあります。なので、今回のような動画が途中で「待った」がかからずに無事お披露目されてしまった、というのもわかる気がしました。
今回似たような例としてよく挙げられていたのが、
AGFブレンディのセクハラCMが世界的炎上 女子高生に「濃い牛乳を出し続けるんだよ」 でやったブレンディ。私も連鎖的に思い出しました。女子高生に「濃い牛乳を出し続けるんだよ」などと言う宣伝動画が問題になったのです。
ただ、ブレンディにしても今回の件にしても「これくらいで…」という反応も多かったんですよね。
LGBT法案反対の理由 差別解消で息苦しい社会に・納税者にも不公平 では、LGBTを差別できない社会は息苦しいという意見もありましたので、セクハラできない世の中の方を憂う声も出てくるかもしれません。
●九州は女性差別が多いって本当?お風呂の順番でも男尊女卑
2023/09/11追記:上記で九州の女性差別ツイート特集を見たせいで、九州って保守的な考え方の人が多いというイメージがあると書いていました。
『非正規介護職員ヨボヨボ日記』 という話を読んでいると、こうした女性差別の話が登場。まさかこの話で出てくるとは…ということで、驚きました。
この
『非正規介護職員ヨボヨボ日記』 自体がは九州の話。九州の中のどこだったか忘れてしまったものの、鹿児島の話が多数出てきており、鹿児島の話だったはずです。この書籍の中で「男尊女卑が残っている土地柄」と書かれていました。やはり九州にはそう感じている人が多いのかもしれません。
介護の話なので当然高齢者の話になるわけですが、70歳以上の女性の話によると、風呂の順番も男性から入り、次に姑(しゅうとめ、夫の母)、子供で、最後に掃除をかねて女性が入っていたとのこと。ただ、我慢を強いられた時代を生きた…とあったので、今はそこまででもないという書き方でもあります。
なお、これはいじわるばあさんは女性職員だけ狙って意地悪する…という話の中で登場。同時にいじわるばあさんはいてもいじわるじいさんはいない…みたいな話があったものの、これも偏見じゃないですかね。うちでは、
ちびまる子ちゃん7つの秘密 現実の友蔵おじいちゃんは意地悪で嫌われ者だった…など という例もやっています。
●なぜ?志布志事件の被害者が取り調べ可視化を評価しない理由
2015/3/15:取り調べ可視化絡みのところで書いていた、志布志事件の被害者の方の話をこちらにまとめ。<取り調べ「可視化」義務付けに川畑幸夫さんは MBC南日本放送>[03/13 19:02]によると、取り調べ可視化について「いいことだなと思う」と一部評価しつつも、全体としては否定的でした。
なぜ?と不思議に思うでしょうが、「取り調べ可視化」と言われているのはそもそも全面可視化ではなく、正確には、「取り調べ一部可視化」なんですよね。しかも、かなり可視化されない案件が多く、なんと重要な志布志事件のような事件も対象外。そりゃ、被害者も納得できませんわ…。
<改正案では可視化の義務付けは裁判員裁判の対象事件と特捜部など検察の独自捜査事件での取り調べとなっています。(中略)川畑さんは今回の一部の事件での可視化を義務付ける改正案について次のように話しました。
「いいことだなと思う。しかし志布志事件のような事件は(まだ)対象外になっている。志布志事件(のような事件)こそ可視化してもらいたいと思う」
「5月に国賠訴訟の判決が出る。(裁判にかかった)時間はあまりに長い。亡くなられた方もいらっしゃる。可視化されていれば(裁判が)こんなに長くなることはなかったと思う」>
http://www.mbc.co.jp/newsfile/mbc_news_disp.php?ibocd=2015031300008251
【本文中でリンクした投稿】
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ちびまる子ちゃん7つの秘密 現実の友蔵おじいちゃんは意地悪で嫌われ者だった…など ■
取り調べ全面可視化、デメリットが大きいと検事総長が見解 ■
遠隔操作ウイルスのなりすましによる誤認逮捕、冤罪なのに自白という警察の怖さと馬鹿さ ■
うなぎ・マグロ不足は食べ過ぎだから 稚魚まで獲るから当然減る ■
警察による違法な取り調べ・冤罪の例 2003年にでっち上げで次々と自白の強要や長期勾留(志布志事件) ■
AGFブレンディのセクハラCMが世界的炎上 女子高生に「濃い牛乳を出し続けるんだよ」 ■
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