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マインドフルネス・瞑想は科学的根拠のない疑似科学?金儲けに利用


2019/01/05:
●よくわからない!マインドフルネスと瞑想は違うものなの?
●マインドフルネスは仏教用語サティの翻訳
●実は定義不明のマインドフルネス、既に大きく金儲けに利用されている
●マインドフルネス・瞑想は科学的根拠のない疑似科学?
●それでもマインドフルネスは効果がある!と彼らが言う理由
2020/12/20:
●不適切な統計処理や信頼性の乏しい自己申告に頼った研究だらけ
●低所得層にはマインドフルネスに限界があり、リスクも残る


●よくわからない!マインドフルネスと瞑想は違うものなの?

2019/01/05:そもそもマインドフルネスって何?瞑想と同じなの?「マインドフルネス瞑想」というのもあるんだけど?と、まず用語のところがよくわかりませんでした。そして、この疑問は、マインドフルネス - Wikipediaを見ても解決しませんでした。正直よくわかりません。

 とりあえず、このページでは、マインドフルネスについて、「今現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程」の他、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」といった説明がなされるともありました。

 マインドフルネスと瞑想との関係もよくわかりません。ページの最初の部分には、マインドフルネスは瞑想およびその他の訓練を通じて発達させることができる、との説明があります。なので、マインドフルネスがより広い概念で、瞑想はその一種ということなのかなと思われます。マインドフルネス瞑想というのも、マインドフルネスの一種ということなのでしょう。(2020/12/20に訂正) 


●マインドフルネスは仏教用語サティの翻訳

 瞑想が宗教と深い関係があったので、マインドフルネスも当然宗教と関係あります。しかも、瞑想を通じた関係というよりは、もっと直接的な関係。マインドフルネス(mindfulness)という用語は、仏教において重要な用語であるパーリ語のサティ(sati)の翻訳なんだそうです。

 仏教の教えにおいてマインドフルネス(ここではおそらくサティと同義)は、人を苦しみからの完全な解放や悟りと呼ばれるものへと徐々に導いていく自己認識や智慧を発達させることに役立っているとのことでした。

 また、マインドフルネスに基づく医学的な介入は、反すうや心配を減らすのに有効であると複数の研究が示していると、ここでは説明されていました。


●実は定義不明のマインドフルネス、既に大きく金儲けに利用されている

 以上のようにマインドフルネスという言葉がわかりづらかったのですけど、 もともと紹介したかったのは、これらに疑義があるとする、マインドフルネスや瞑想は科学的根拠が著しく乏しい - GIGAZINE(2017年10月13日 07時00分)という記事についてでした。

 2017年10月10日にPerspectives on Psychological Scienceで発表された研究では、15人の著名な心理学者や認知科学者が、マインドフルネスはその人気に反して、科学的な証拠が欠けていることを指摘していたそうです。特に問題視されていたのが、これまでの研究の多くに「マインドフルネスとはなにか」という一貫した定義がないこと。そもそも定義に一貫性がないのですから、先程うまく理解できなかったのは当然かもしれませんね。

 定義がないということは非常に大きな問題があり、定義が曖昧なゆえに、好き勝手に利用されてしまうということが起きています。疑似科学の分野では、こういう定義がはっきりしないってのはよくあること。定義が不明確、場所によって説明が異なっている、という時点で、怪しい分野と考えた方が良いかもしれません。

 そして、こうしたニセ科学のようなものは、商売と結びついていることが多く、マインドフルネスもまたそうなっているようでした。メルボルン大学の臨床心理学者であるニコラス・ヴァン・ダム教授は、マインドフルネスの効果がお金のために誇張されていると見ているのです。アメリカでは瞑想やマインドフルネスの訓練などが行われており、市場の規模は11億ドル(約1200億円)にも上っているとのこと。定義すらはっきりしないにも関わらず、既に巨大市場になっています。


●マインドフルネス・瞑想は科学的根拠のない疑似科学?

 また、定義がはっきりしていないことと同様に特に問題点だとされていたのが、プラシーボ効果を調べる比較実験が行われていないため、データとして不十分だということ。これもまた疑似科学ではありがちなものですね。

 2015年にAmerican Psychologistで発表された報告によると、マインドフルネスの研究のうち、コントロールグループが用意される割合はわずか9%。そもそもほとんど比較されていないってことで、疑似科学っぽさが強くあります。

 ただし、プラシーボ効果を考慮したメタアナリシスは、すでに出ている模様。ところが、これによると、マインドフルネスの実践がもたらす効果は「印象的ではない」結果に終わった、とのこと。遠回しな言い方をされていましたが、おそらく「マインドフルネスに十分な効果はない」という結果だったのでしょう。

 もっとはっきりしていたのは、2014年、合計約3500人の被験者を対象にした47の臨床試験を再評価したもの。これによると、マインドフルネスが注意力の強化・物質乱用の治療・睡眠・体重のコントロールなどと関係がないことが示されたといいます。うーん、相当怪しい感じですね…。


●それでもマインドフルネスは効果がある!と彼らが言う理由

 なお、2017年10月4日にScience Advancesで発表された研究では、ストレスホルモンと言われるコルチゾールのレベルを減少させないことが明らかになりました。やはりマインドフルネスに効果がないという結果です。しかし、その一方で、マインドフルネスの訓練は被験者のストレスに対する認識を減らしていることもわかっています。

 これはたぶん「やっぱりマインドフルネスは有効だよ」というポジティブな結果ではないんじゃないかと。実際にはストレスが減少していないにも関わらず、ストレスが減少したと錯覚しているだけ…というむしろ悪い報告なんだと思われます。

 こうした思い込みによって「良い」と信じていることを証拠にして「だから効果がある」とするのは、これまた疑似科学でよく行われているものでもあります。この思い込みの効果を理解できないがために、疑似科学の信奉者を説得するのが難しくなっているので、たいへん厄介な困ったものです。


●不適切な統計処理や信頼性の乏しい自己申告に頼った研究だらけ

2020/12/20:マインドフルネスは研究の裏付けが弱いというのが問題ですが、研究そのものは最近増えているとのこと。全米マインドフルネス研究協会によれば、マインドフルネスをテーマにした学術誌の論文の本数は、1980年代には年間1桁だったのが、2019年には1200本を超えています。

 一方で、マインドフルネス研究は、不適切な統計処理や、信頼性の乏しい自己申告に頼った調査法などを理由に批判されることも多いとのこと。本当に調査人数が十分かどうか知りたいところですが、それでも最近の研究によれば、マインドフルネスの実践と、精神疾患や薬物乱用の減少、抑鬱や不安やストレスの大幅な改善との間に相関関係が見られている…ともされていました。

 このようにマインドフルネスを評価していたのは、マインドフルネスの効果と限界 低所得層のコミュニティにはリスクが残る... ワールド for WOMAN ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト(2020年04月24日)という記事です。タイトルを見てわかるように、効果を評価する一方でリスクや限界も指摘されています。


●低所得層にはマインドフルネスに限界があり、リスクも残る

 カナダのトロントにあるマインドフルネス研究センターの共同創設者であるティタ・アンガンコさんは、所得が少ないなど弱い立場にある人々のコミュニティーでは、マインドフルネスの効果に限界があることを認めていました。ただ、これはマインドフルネスが万能ではなく、根本的な原因の問題解決にはならないという意味みたいです。マインドフルネスそのもはかなり高く評価している感じの内容でした。

「精神の健康は、その人の社会的・個人的状況と無関係ではない。私たちが関わる人たちは、安全や雇用、健康、住宅などの基礎的なニーズが満たされていない場合が多い」
「マインドフルネスは低所得層に対して、自らの置かれた状況について見方を変えるよう教える。でも状況そのものが変わらなければ、マインドフルネスを実践しても効果は限られている」

 また、リスクというのもこの関係。<社会で弱い立場にある人は、その苦しみの根本原因が解決されない限り、いくらマインドフルネスを精力的に実践しても、抑鬱や不安に苛まれるリスクが残る>とのこと。マインドフルネスには効果があるものの、貧困を解決しないと意味がないということのようでした。


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