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右肩上がりの売上高はもう古い 前年比を超える…にとらわれるな


2013/1/24:
右肩上がりの売上高はもう古い 前年比に超える…にとらわれるな
売上高より中身が大事?売上高だけを伸ばすのは実は難しくない
勝手に毎年売上が上がる「残響レコード」の手法とは?
2018/06/30:
「勝手に売り上げが上がる」と言っていた「残響レコード」のその後…


●右肩上がりの売上高はもう古い 前年比に超える…にとらわれるな

2013/1/24:「右肩上がりの売上高はもう古い」と主張する人のどうして「前年比」を超えないといけないんですか?(河野 章宏 2012年12月27日(木) 日経ビジネスオンライン)という記事がありました。

 古いとか新しいとかの問題じゃねーだろうとも思いますけど、私も常に前年比を超えなくちゃいけないという破綻しやすい考え方や、売上高より見るべきどころがあるんじゃないか?というのを考えていましたので、興味を感じて読んでみました。

 「バンドマン社長」であるという河野 章宏さんは、日経ビジネスの編集者と“けんか”をしたと冒頭で書いています。「河野さん、残響(引用者注:音楽レーベル「残響レコード」)の売り上げの数字を出してください」と頼まれ提出したところ、グラフを見た編集者さんはおっしゃったそうです。

「…うーん、基本的に右肩上がりだけど、ずいぶん波がありますよね。規模も小さいし、これって大企業に勤めている読者さんに、参考になるのかな、読んでもらえるのかなあ」

 これに思わずカチンときた河野さんは、以下のように"食ってかかりました"とのこと。

「右肩上がりを暗黙の前提にしてしまう経営は完全に古いと思っています。僕は、縦に伸びる経営より、横に広げる経営を目指したい。失礼ですが、『売上高』に対する考え方が、いまの世の中とずれているんじゃないですか?」

 小さい企業の社長なんてこんなもんかもしれませんが、河野章宏さんの反応は子供っぽいですね。ただ、編集者さんは大人な感じ。一瞬きょとんとした顔をした後、「…むしろそのお話聞きたいですね」と、食いついてきて、今回の話を書くことになったようです。


●売上高より中身が大事?売上高だけを伸ばすのは実は難しくない

 さて、肝心の中身はどういう話か?というところ。どうも主張の一つは、私が思っていた「売上高より中身が大事」という話のようです。海外では日本と違い、売上高はそもそも重視されていないという話も聞いたことがあり、この考え方には妥当性がありそうです。
 すごく乱暴に言えばウチの場合、「売上高が欲しいなら、興業を打てばいい」んです。

 アーティストの肉体、精神的な疲弊、現場のスタッフのやる気に目をつぶれば、「数千万円の売上を積み増せ?任せとけよ!」です。いくらでもできます。(中略)具体的には、ライブハウス規模での興行を10本よけいに打てば、それだけで1000万円の売上が立つ。利益も500万円近く出ます。これを何組かの所属アーティストに、やらせればいいだけの話です。

 音楽業界でのライブは利益が少ないものだと私も聞いたことがあります。あれは目先の利益を考えたものじゃないようですね。

 ただ、河野章宏さんはこれは「苦境にあえぐ大手レコード会社が、まさに辿ってきた道」としていますので、他はやってるよという説明でした。以下のような話もしています。
 皆さんご存じの「年度末になぜか大量のCDリリース」はその実例です。業界の「決算書」を見栄えよくするための都合で、アーティストが犠牲になっているのです。(中略)

 もうひとつの例はベスト盤です。(中略)予算の都合でベスト盤を出さなければならないケースもとても多い。

 こういうことを聞くと若い方は(僕もまあ、まだ若いですが)「業界の人間が金の亡者で、ミュージシャンを搾取している」と怒るかもしれませんが、そんな単純な話ではありません。音楽業界で働く社員の皆さんは、予算を達成しなければ、自分が応援したいアーティストの仕事を作ることはおろか、自分の席があるかどうかも疑わしい状態で、それでも熱心に「仕事」をしています。

●勝手に毎年売上が上がる「残響レコード」の手法とは?

 では具体的にどうするの?という肝心なところなのですけど、こちらはとても曖昧でした。私の考えている「売上高より利益が大事」ともまた全然違っているようです。
 その代わり、こうした「前年比のお化粧」を行うことで、イベントでの新しい試み、音楽性を拡げる挑戦、といった手間がかかることに割く余裕はどんどんなくなっていき、「前回売れたグッズ」「確実にファンが喜ぶ音楽」に再投資を繰り返すことになるでしょう。

(中略) 普通の会社で言えば、商品、サービスを、いちばん多く長く売れるタイミングで世に出すことを最優先し、それが年度をまたごうがどうしようが気にしない。そういうことになります。

 このやり方を取って残響は成長してきました。正直に言えば、僕の経営がどう、というより、考え抜いて興業を打つことでアーティストが成長していくので、結果として勝手に毎年、売り上げが上がっているのです。

(中略)もちろん最低限の、会社を維持する数字だは決めてあり、それを全員で共有しています。固定費や活動にかかる費用などを計算すると誰でも同じ数字になるシンプルなものです。

 それを経費に加えた上で「各アーティストの年間プランをざっくり出す→そこで生じる売り上げや利益を、みんなで持ち寄って計算する」という流れです。これで年間の大まかな収支が簡単に出ます。

 この収支が赤字になるのなら、何をプラスするかのアイデアを出すだけ。黒字ならどれだけ黒字にするかを考える。アイデアが出なければ会社は倒産、黒字なら継続。それだけの話です。

 結局やっぱり編集者のつぶやいた「参考になるのかな」という話だったでしょうか?


●「勝手に売り上げが上がる」と言っていた「残響レコード」のその後…

2018/06/30:内容はあまり変えていないのですけど、全体に見直し。ついでに「残響レコード」のオフィシャルサイトを見ると、2005年のリリースは3枚、2006年は4枚、2007年は9枚でした。そして、記事が書かれていたあたりの2011年は9枚、2012年は8枚、2013年は6枚。一方、近年は2015年が6枚、2016年が2枚、2017年が2枚、2018年は現時点で1枚ということで、これだけ見ると経営規模が縮小している感じです。

 倒産しないだけでも立派であり、私は右肩上がりではなく、そういう考え方をもっと強調してほしいと思って当初読み始めた記事でした。規模拡大を目指さなくたっていいじゃありませんか!

 …ただ、とりあえず、今の残響レコードは「結果として勝手に毎年、売り上げが上がっている」状態ではなくなっているのかもしれません。

 ただし、CDリリース以外で売上を上げている可能性がありますし、枚数が少なくても売上が大きい可能性もあります。ここらへんは数字が公開されていないのでわかりませんでした。


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