2022/01/20追記:
●キラキラネーム?世界最高齢の田中カ子さんの名前が読めない…
●「カ子」はキラキラネームではない?昔は普通の字だった可能性
●還暦の上には大還暦というのもある!なんと還暦の倍で120歳超え
2013/1/26:正確に説明できるかどうかはともかく、みなさん「還暦」という言葉は効いたことがあるでしょう。
Wikipediaの場合、還暦を、<干支(十干十二支)が一巡し、起算点となった年の干支に戻ること。通常は人間の年齢について言い、数え年61歳(生まれ年に60を加えた年)を指す>との説明。大体60歳の意味です。
なお、十干十二支なら120になるんじゃないか?と思うかもしれませんが、60種類なんですよね。12✕10の組み合わせが全部あるんわけじゃないのです。ここらへんはそういうものだと覚えてください。また、ついでに 「干支」の方のWikipediaの説明も見ておきましょう。還暦の概念がわかります。
<数え年の61歳は、生まれた年の干支に戻るので、「暦が還(かえ)った」という意味で「還暦(かんれき)」といい、歳をとる正月には、公私ともに正式に隠居して長寿の祝いをした(東洋にあっては誕生日の概念は乏しかった)。この年齢に達すると親族などが赤い頭巾やちゃんちゃんこを贈るのは、もう一度赤ちゃんに戻って「生まれ直す」という意味合いをこめている。現在は、満60歳の誕生日や60周年に還暦の祝いをすることが多い>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B2%E6%94%AF では、大還暦は?と言うと、すでにタイトルで書いちゃっているように、還暦を2回、つまり、「2回生まれ直し」をしているということになります。
Wikipediaでは、大還暦について、「人間の年齢が120歳を迎えることである。主に中国・日本国などの中国文化圏で用いられる」と説明していました。
120歳って言うと気が遠くなりますね。21世紀に入ってしばらく経った現在(最初の投稿日は2013年)から見ても、19世紀生まれでないとこの年齢になりません。1890年代と言うと、
日清戦争だとか、伊藤博文(2次、3次)内閣だとかですよ。ちなみに第1回となるアテネのオリンピックも1896年です。「アテネ五輪って、えっ、どっちの?」みたいな。なんと恐ろしい。
(非公式だと1906年にもアテネで開催されたようです。これだと年齢的にもより覚えてる?まあ、当時日本人は五輪を知らないかもしれませんが、それくらいすごいって話です)
●120歳超えの日本人が過去にはいた!ギネスブックにも掲載される
さて、その大還暦にまで達した人類というものがいらっしゃるそうです。信じられないことに。1986年に死去した日本人の泉重千代さんは、「死亡時年齢
120歳と237日」として、2010年までギネスブックに公認されていたそうです。すごいですね。ただし、以下のような異論が出てしまいました。
<鹿児島大学医学部助教授の福田正臣が医学的見地より不自然としたこと、週刊読売の戸籍調査より1872年の壬申戸籍に「泉重千代」とはあるものの父母の欄が空白であり、1865年ごろ生まれて早死した兄との混同の可能性があることなど>
これはギネスブックにも影響を与え、"『ギネス世界記録2010年』では異論に言及し正確性について断言をさけ"ることに。さらに『ギネス世界記録2012年』となると、"これまでに最も長生きした男性として115歳252日で亡くなったアメリカ人クリスチャン・モーテンセンが取り上げられ、120歳とされる泉の記録はギネスの公認から外され"てしまったそうです。残念ですね。
●120歳以上の人は医学的にあり得ない?大還暦と長寿日本一・世界一
日本人が1位じゃなくなったのも残念ですし、大還暦の方がいなくなってしまったのも残念です。しかし、まあ、120歳超えみたいな人がそうそういて堪るかとも思うので、仕方ないのかもしれません。ただし、"インド・レバノン・キューバ・イスラエルなどにも、120歳を超えているとされる人"がちょいちょい存在しているとはいいます。
インドなんかは、
一切食物を摂らないでも生きていられる!と断言している方もよくいらっしゃいますので、大還暦くらいお茶の子さいさいでしょう。ただ、"120年前の出生の記録が曖昧であるなどの問題があり、明確な確認がとれない場合が多い"とのこと。もったいないですね。
じゃあ、さっきの115歳の人が1位なの?と言うと、実はそうでもない記述もWikipediaには見られます。
<戸籍や教会記録など信頼される記録が残っているもので、ギネスブックに公認された事例(これはアメリカの老人学研究団体ジェロントロジー・リサーチ・グループの認定に依拠している)に限定すれば、1995年のジャンヌ・カルマン(フランス人・死亡時年齢
122歳と164日)のみが達成している>
おいおい、いるじゃん、120歳。しかも、122歳まで行っているという話。 さらに"ジャンヌ・カルマンについては、異論が出たことはない"ともいいます。医学的見地はどうしちゃったんでしょうか…。そもそも115歳からあと5年くらいの問題なんですから、医学的見地はなんか当てにならないかもしれません。とりあえず、すごいレベルの世界のお話でした。
●キラキラネーム?世界最高齢の田中カ子さんの名前が読めない…
2022/01/20追記:現在の日本最高齢の人を検索。日本人は長生きなので、一気に世界最高齢もわかる可能性もあると思って検索してみると、やはりそうですね。
世界最高齢の田中カ子さん119歳に 5つの時代生きる: 日本経済新聞(2022年1月2日 16:14 2022年1月2日 18:34更新)という記事が出てきました。
田中カ子さんのお名前はてっきり「りきこ」とお読みするのだと思ったら、「かね」だとのこと。「ちから」ではなく「カタカナ」の「カ」みたいですね。さらに「かこ」ではなく「かね」です。「子年」の「ね」なので、子年生まれなのかもしれません。そう思って生年の1903年を調べたらウサギ年。理由は謎です。
<世界最高齢に認定されている福岡市の田中カ子(かね)さんが2日、119歳の誕生日を迎えた。日露戦争開戦の前年、1903(明治36)年に生まれ、明治から令和まで5つの時代を経験。親族によると、来年迎える「120歳」がかねての目標だという。
9人きょうだいの7人目として、福岡県旧和白村(現福岡市)で生まれた。19歳で結婚。37年に日中戦争が始まり夫や長男が相次ぎ出征する中、うどん店を切り盛りして家庭を支えた。(中略)
カ子さんは19年3月、ギネスワールドレコーズ社から男女を通じ「存命中の世界最高齢」に認定された。日本国内の歴代最高齢記録も持つ>
●「カ子」はキラキラネームではない?昔は普通の字だった可能性
このページはもともと「大還暦と長寿日本一・世界一 なんと還暦の倍で120歳超え」というタイトルで書いていた投稿だったのですが、アクセス数ゼロになっていたので今回の追記に合わせて「キラキラネーム?世界最高齢の田中カ子さんの名前が読めない…」にタイトル変更しました。
キラキラネームって失礼じゃん!と思うかもしれませんが、今よく言われているキラキラネームのポイントの一つは「読めない」なので当てはまってしまいそうです。ここらへんの関係で、読み方の理由は謎と書いていたものの、もう少しいくつか推測。「かね」自体は昔多かった名前なので、単なる当て字の可能性があるかもしれません。
また、現在のひらがな以外に昔多数の違う字のひらがなが使われていたことも思い出しました。変体仮名といいます。同様にカタカタも異体字がありました。漢字でも同様です。これらは昔多かったもので、苗字では今でもかなり残っています。なので、漢字の「子」ではなく、「子」を崩したカタカタの異体字の「ね」のつもりであった可能性があるんじゃないかと思いました。
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