2013/1/27:
●旅行通の間では海外よりも日本の離島…その魅力とは何か?
●花を楽しめる八丈島と直島 直島は美術館などでも有名
●廃墟マニアが集う昭和レトロの軍艦島や平家物語の硫黄島・喜界島
●忙しい都会人にオススメって本当?注意点だらけでたいへん
●旅行通の間では海外よりも日本の離島…その魅力とは何か?
2013/1/27:私自身は全く旅行好きではないものの、
日本一面積の大きい無人島と世界最大の無人島の話を書いたときに島の話がおもしろくて、無人島以外の話にも興味がありました。
また、日本の応援になりそうなので、
海外旅行熱の裏でにわかに盛り上がる秘境の旅 今年こそ行きたい「日本の離島」の知られざる魅力 (ダイヤモンド・オンライン 2013年1月4日 岡 徳之)という記事を紹介します。
旅行通の間では、海外よりも「日本の離島」への旅行熱が高まっているともされていました。本当かな?と思う話ですけどね。
全然旅行マニアとは無関係ですが、ブランド総合研究所が毎年行なう『地域ブランド調査』では、ここ数年間で南方の離島の人気が急上昇。2012年の「市区町村の魅力度ランキング」では、上位50位以内に石垣市(10位)、屋久島町(12位)、宮古島市(14位)与那国町(50位)と、九州や沖縄の離島が4つもランクインしたそうです。
国内の観光地はすでに行き尽くしたが、まとまった休みが取れない忙しい都会人にとって、比較的短い移動時間ながら、非日常の雰囲気を味わうことができ、新しい発見もできる。それが「離島」の魅力だともされていました。移動手段の関係で予定通り行かないリスクがある離島があり、時間的余裕がない人向けとは思いませんけどね。
●花を楽しめる八丈島と直島 直島は美術館などでも有名
さて、具体的な記事の話。おすすめになっていた島の数がたいへん多かったのでサクサクいきます。
・八丈島(東京都)
3月~4月に「八丈島フリージアまつり」が開催される。八丈富士を望む広大なフリージア畑で開かれ、2012年には、約35万本に及ぶ黄色、白、ピンク、紫、赤など、色とりどりの愛らしい花を、無料でつみ取りながら楽しむことができた。
・直島(香川県香川郡)
3月下旬から5月半ばにかけて、観光客で混雑する前に自生の島つつじを見ることができる。
直島はは評判良いし、おもしろい島ですね。なので、
Wikipediaからも引用して、補足しておきましょう。
<島を文化的な場所にしたいという意向で町長・三宅親連と福武書店の創業者・福武哲彦との間で意見が一致し、急逝した福武哲彦の跡を継いだ福武總一郎が1987年に一帯の土地を購入し、1989年に研修所・キャンプ場を安藤忠雄のマスタープランでオープン。福武總一郎は「直島南部を人と文化を育てるエリアとして創生」するための「直島文化村構想」を発表し、1992年にホテル・美術館の「ベネッセハウス」建設などへと拡大する。
当初美術館は浮き気味で町民の関心も薄かったが、島全体を使った現代美術展(スタンダード展)、本村の無人の古民家を買い上げて保存・再生し現代美術のインスタレーションの恒久展示場とする家プロジェクト(正確には古民家の再生は2件、ほか1件は新築で残る1件は老朽化した神社の再生)などを重ねることで、徐々に活動が町内の理解を得られるようになり、直島でしか見られないプロジェクトや建築は国内外からの注目も集めるようになった。アーティストの宮島達男は家プロジェクト第1弾の「角屋(かどや)」を創るに当たって町民125人を公募し、作品を構成する125個のディジタル・カウンターの明滅速度を一人一人にセッティングしてもらい、地域住民参加という手法を取ることで、現代アートという異質なものが保守的な土地に入って来ることに対する町民の反感、抵抗を払拭した。
2005年には地中美術館、2010年には李禹煥美術館が開館し、本村の中もカフェや民宿等ができるなど徐々に変化しつつある>
●廃墟マニアが集う昭和レトロの軍艦島や平家物語の硫黄島・喜界島
この後の奄美群島や小呂島も自然と関係したところ。一方、軍艦島、硫黄島、喜界島といったところは、人と関係するものが主な売りとなっています。
・奄美群島(鹿児島県)
花粉症の症状がひどい人には、2月に花粉が飛ばない「避粉地」としてお勧め。
・小呂(おろの)島(福岡県福岡市)
数少ないバードウォッチングの地として知られている。中国大陸に近いため、鳥の種類も多く、猛禽類など都会では珍しい鳥を見ることもできる。「野鳥の会」のメンバーも野鳥の観察に来ることがあるという。春先の鳥の渡るシーズンがおすすめ。
・端島(別名/軍艦島 長崎県)
長崎港からフェリーで30~40分と本土から近い。かつて人口密度が日本で最も高かったという炭坑の島には、当時を偲ばせるレトロな建物群がいまだに多く残っている。古き良き昭和時代の郷愁に惹かれ、全国の廃墟マニアがここを目指しているのだ。
・硫黄島(鹿児島郡三島村)
・喜界島(大島郡喜界町)
平安時代の1177年、平家の独裁政治に反発し、公家や僧侶が謀反を企てた「鹿ヶ谷の陰謀」では、首謀者として罪に問われた僧・俊寛らが「鬼界ヶ島」という流刑地へ流罪となっており、これは喜界島のことではないかと言われており、銅像や墓もあります。また、ウォーキングを楽しめる島の1つでもある。
一方、『平家物語』などの記述から、現在では「鬼界ヶ島=硫黄島」説が有力。この硫黄島には、最後まで帰京を許されなかった俊寛の鬼気迫る姿を模した銅像がある。また、壇ノ浦の合戦のときにこの島に逃れ、一生を終えたとされる安徳天皇の墓所もある。ちなみにこの島は、太平洋戦争時に旧日本軍と米軍の激戦地となった東京都小笠原諸島の硫黄島とは無関係。
また、私が気に入ったのは、「ウサギ島」の大久野島です。
・大久野島(広島県竹原市)
終戦まで旧日本軍の毒ガス製造工場があった島。戦中は秘密保持のため所在地が公表されず、戦後もずっと「地図から消された島」と言われていた。しかし、今では野ウサギの宝庫となっており、「ウサギ島」と呼ばれて女性客に大人気。陰と陽のイメージを併せ持つ、不思議な島。
●忙しい都会人にオススメって本当?注意点だらけでたいへん
なお、「離島初心者」には注意点もあります。最初に書いたように、本当はリスクがあるんですね。離島の多くは本土から船で渡航するが、天候が崩れやすい地域であれば、海が荒れて欠航することは珍しくなく、余裕を持った旅行計画を立てることが必要です。
また、島内の交通手段も事前確認が必要。交通手段が未整備の離島は多いため、季節によってバスの便数が増減することがあるそうです。タクシーが走っているかを確認し、港から宿までの送迎が必要な場合は事前にお願いしておく必要があるとのこと。
コツは「2つの手段」があるところを選ぶこと。まずは宿などの送迎と島内のバス。それらがダメだったらタクシーで、タクシーがダメだったらレンタカーで、といった具合に、あらかじめダメだったときのことを考えておく必要があるとのこと。普通に初心者向けじゃないですよね。
これ以外にも、船では酔い止めを用意することを推奨。離島行きじゃないですけど、私もひどい目にあったことがあります。ガチできついです。また、クレジットカードが使えるかどうか、ATMがあるかどうかも注意で、多めの現金持参がおすすめとのこと。多額の現金保持自体がリスクだと思いますけどね。
ということで、なんだか全然おすすめしていないようなネガティブな内容に。そもそも、最初の売り文句「忙しい都会人にとって、比較的短い移動時間ながら」と「余裕を持った旅行計画」という注意事項は矛盾していますよね。すっかり台無しになっちゃった気もしなくもないですけど、とりあえず見なかったことにして終わりとします。
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