PM2.5を中心とした中国大気汚染問題ですが、中国人は大気汚染の酷さに困り、自国の政治などを批判しながらも、日本人から文句を言われるのだけは我慢ならないようです。
「中国の大気汚染は日系企業に原因」と中国評論家、大気汚染問題が日中の新たな対立点に―米紙
配信日時:2013年2月14日 9時45分 レコードチャイナ
2013年2月8日、米紙ウォールストリートジャーナル電子版は記事「日中の新たな空気の緊張、スモッグ」を掲載した。12日、新華網が伝えた。
(中略)今年1月以来、中国では大規模な濃霧と大気汚染が数回にわたり観測されたが、その汚染物質は海をわたって日本に到達している。日本の一部地域では微小粒子状物質(PM2.5)の濃度上昇が確認され、中国由来の汚染とみられている。8日、日本環境省は観測網の拡充などの対策を発表した。
中国の大気汚染を懸念する日本の動きに、中国では強い反発も見られる。原発停止に伴う火力発電の拡大や中国の日系企業工場が汚染の要因になっているとコメントした中国の評論家もいる。(翻訳・編集/KT)
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69371 火力発電は日本の話ですね。中国は関係なく、火力発電所のガスが原因で日本の大気汚染を引き起こしているのだってことなんでしょうね。
ただ、「中国の日系企業工場」という話も出しているので、これはまだマシな方です。
日本の火力発電所系の感じで、全く中国には責任がないとまで言い出しているところもあります。
「日本の大気汚染は中国の責任」に中国メディアが反論 “地理的条件から結びつかない”|新華社日本語経済ニュース-XINHUA.JP - 2013年02月14日(編集翻訳 恩田有紀)
微小粒子状物質「PM2.5」の脅威と中国華北地方の大気汚染はひとまず落ち着いた。ただ、中国人は自らが苦しんだ上、さらに日本からも責められたことを決して忘れないだろう。日本メディアは「中国の有害濃霧がすでに日本に影響し、日本各地で基準値以上のPM2.5が観測されている」と報道。また日本の環境省は「中国の有害濃霧が日本に流れていく可能性が非常に高い」との認識を示した。多くの中国人が自責の念にかられていることだろう。
しかし、中国の汚染地域は主に中部地域、華北であり、日本の西側に位置する。西風からの風が吹かなければ、中国の汚染物質が日本には到達しない。冬に西風が吹くだろうか?
われわれは中学の地理の教科書で冬の季節風は北風、夏の季節風は南風と習った。この理論からすれば、日本の汚染と中国華北・華中地方の汚染とは結びつかない。日本人はロシアやモンゴルからの影響にこそ、目を向けるべきだろう。中国は濡れ衣を着せられているに過ぎない。中学の地理を学んでおけばいいことがある。われわれは泣き寝入りするべきではない。
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economic_exchange/333910/ 上は新華社が伝えていますけど、中国のネットメディア光明網が言っているよという形の配信であり、さすがに新華社がこう主張しているわけではありません。
それにしても、中国には天気図がないんでしょうか?
もしかしたら気象衛星による写真なんかは本当にないのかな?と思いますけど、小学生みたいなこと言っていますね。
中国だから仕方ないのかもしれませんけど、日本はその点便利です。
気象衛星による雲の動きなんかが簡単に見れます。しかも、世界中の!
以下は、東アジアを衛星写真で見た雲の動きです。もちろん中国も入っていますよ。
気象衛星(東アジア) - 日本気象協会 tenki.jp
http://tenki.jp/satellite/world?satellite_type=area_5 中国人もこのサイト見れれば良かったんですけどね。
(と書きましたが、雲の動きといっしょかどうかわかりません。偏西風は高いところの風で、地上に近いところは貿易風となるようです。雲はどちらの層にもある、つまり雲のある高さによって異なるようです。ここからは風も高さによって吹く方向が異なるということがわかり、日本への影響は大きいスケールで考えないといけないよとも言えそうです)
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