昨日の牛乳を調べていて見つけたのですが、カルシウムとイライラは別に関係ないそうです。
カルシウム-Wikipediaによると、カルシウム補助食品のうたい文句に「血液中のカルシウム濃度が不足すると精神不安定に陥る」というものがあるが、「血液中のカルシウム濃度が低下すると骨のカルシウムが溶け出し、健康な人では常にほぼ一定に保たれている」ので、「カルシウム補助食品をとってイライラが収まるという説は医学的に見て間違い」なんだそうです。
血液中のカルシウム濃度は一定に保たれて問題は生じないのですが、その分骨のカルシウムを使っちゃうので骨の方は影響あるものと思われます。Wikipediaでも「仮にカルシウム不足でいらいらする状態に置かれるとすれば、それ以前に重度の骨粗鬆症になるだろう」と皮肉めいた書き方をしています。
カルシウムが足りないとイライラするというのは嘘だと聞きましたが…?(躁うつ病のホームページ)というページによると、確かに情緒不安定、集中困難といった症状を起こす血液中のカルシウム濃度が低下する病気(低カルシウム血症)はあるそうですが、カルシウム摂取の不足が原因ではないそうです。
原因はホルモンの病気(副甲状腺機能低下症)やビタミンD 欠乏症のようで、そういう方はテタニー(筋のけいれん)や、慢性的ならくる病(主な症状として脊椎や四肢骨の湾曲や変形)などの症状を伴うことが多いそうです。
「とはいえ、『“カルシウムが足りないとイライラする”という考えは正しくない』とまで言い切るのは、言い過ぎではないかと思います」とそのページでは最後にまとめていらっしゃいますが、大抵「イライラしてるね、カルシウムが足りないんじゃないの?」って言われる人は、けいれんしている人とかではないと思われます。
まあ、結論としては「確かにカルシウムが足りなくてイライラする人もいるが、そういう人はイライラ以外に様々な症状を伴う。単にイライラしている人にはカルシウムは関係ない」ということで良いのではないでしょうか。
いずれにしろ、イライラするよりは、イライラしないで過ごす方が良いに決まっています。
皆さんが穏やかに暮らせることを願いつつ、今日はここで終わりにします。
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