2019/02/03:
●日清食品・日清製粉・日清オイリオ・日清シスコはグループ会社?
●日清シスコ・日清フーズ・日清ヨーク・日清ペットフードなどはどこ系?
●3社の中で最も古いのは、日清食品ではなかった…
●問題は「日清」の初出…これが一番古いのはどこ?
●またおまえか…パクリと言われそうなのはあの企業だった…
2019/04/19:
●日清食品への社名変更、実は天皇家と関係があった?
●日清食品・日清製粉・日清オイリオ・日清シスコはグループ会社?
2019/02/03:
あ~勘違い!実は全然関係ない「日清」3社 「製粉」でカップ麺熱く語る就活生も… 夕刊フジ / 2019年1月31日 17時2分によると、日清食品と同じ「日清」の名が付く「日清製粉」と「日清オイリオ」は、それぞれ出自も資本も全く無関係。
ツイッターでは、日清製粉の就職説明会に参加した学生が、同社の人事から「熱心にカップ麺について語ってくれる学生が毎年必ずいる」との話を聞いたとつぶやいているのがあるそう。また、「今日は日清製粉のカップ麺を食べます」といった間違いツイートも少なくないとのこと。
でも、ややこしいことに全部食べ物関係ですね。ダントツで一番有名な日清食品は、ご存知の通り、インスタントラーメンなどをやっています。日清製粉は、業務用小麦粉など。ラーメンの原料なので、いかにもグループっぽくて誤解されそうな感じ。日清オイリオは、日清サラダ油が有名でした。
●日清シスコ・日清フーズ・日清ヨーク・日清ペットフードなどはどこ系?
私は
黒歴史トリオ販売の日清食品の本当の黒歴史はラ王販売終了詐欺の関係で、日清食品の不買運動をやっています。お菓子の日清シスコも関連会社だと思っていて買うのを控えていて、グループ会社じゃないなら買える!と思ったのですけど、日清食品系だそうな。他に、日清食品チルド、日清食品冷凍、日清ヨークなどがここ。日清はつきませんが、明星食品もグループ会社だとのこと。
あと、有名そうだなと思ったのが、日清フーズ。こちらは、日清製粉系。他に日清ファルマ株式会社、日清飼料株式会社・日清ペットフード株式会社などが、ここのグループです。
一方、日清オイリオグループでは、日清がつかないところが多いですね。主な連結子会社としては、攝津製油、大東カカオ、日清商事という名前が挙がっていました。主な持分法適用関連会社では、和弘食品とピエトロという会社があるとのこと。
●3社の中で最も古いのは、日清食品ではなかった…
各社の経歴については、最初の夕刊フジで以下のような説明がありました。ただし、一部西暦がはっきりしていないところがあり、順番がわかりづらくなっていますので、後で補足します。
<日清製粉>
3社の中で最も古い1900年に群馬県で創業。当初は「館林製粉」という社名だったが、08年に関連会社の「日清製粉」を吸収合併する際に、社名も「日清製粉」に改めた。日清製粉グループ本社広報部によると「日清」という言葉には海外を視野に入れるという意味合いが込められていた。
<日清オイリオ>
前身は、07年創業の「日清豆粕製造」。清国時代の大連に工場を持っていたことが社名の由来。18年に「日清製油」となり、2004年にリノール油脂、ニッコー製油との3社合併で現在の社名に。
<日清食品>
日清食品は1948年に大阪府泉大津市で魚介類の加工および販売などを行う「株式会社中交総社」として創業。58年にチキンラーメンを開発し、本社を大阪市内に移転。その際に現在の社名に変更された。
●問題は「日清」の初出…これが一番古いのはどこ?
夕刊フジの説明では、「日清」の初出のところが気になるのに、はっきりしていないところがあります。時系列をもっとはっきりさせてみましょう。各社のWikipediaを見てみました。日清製粉と日清オイリオが日清という名前を使い始めたのは、ほぼ同時だったようです。
<日清製粉>
1900年10月 - 館林製粉株式会社が設立された。
1907年3月 - 横浜に日清製粉株式会社(初代)が設立された1907年10月 - 日清製粉株式会社(初代)を、館林製粉が吸収合併。合併後社名は地方色を排し日清製粉株式会社(2代目)に改めた。
2001年7月 - 日清製粉(2代目)が株式会社日清製粉グループ本社として持株会社化。事業は、日清製粉株式会社(3代目・現法人)などに事業譲渡された。
<日清オイリオ>
1907年(明治40年)3月7日 - 日清豆粕製造株式会社を設立。1918年(大正7年)5月20日 - 日清製油株式会社に商号変更。
2002年(平成14年)-
4月 - 日清製油、リノール油脂、ニッコー製油の3社が経営統合し、日清オイリオグループ誕生。
10月1日 - 商号を日清オイリオグループ株式会社に変更し、持株会社に移行する。同時に日清製油の営業部門を分社化し、日清オイリオ株式会社を設立。
<日清食品>
1948年(昭和23年)9月4日 - 大阪府泉大津市に「中交総社」設立。
1949年(昭和24年)9月 - 「サンシー殖産」に商号変更し、本社を大阪市北区に移転。
1958年(昭和33年) 12月 - 「日清食品」(初代)に商号変更。2008年(平成20年) 10月1日 - 社名を「日清食品ホールディングス株式会社」(本社・東京、登記上本店・大阪)に変更し純粋持株会社へ移行、事業を「日清食品株式会社」(2代目)などに承継。
●またおまえか…パクリと言われそうなのはあの企業だった…
日清紡績、日清医療食品など国内には「日清」を冠した著名な企業がいくつか存在するものの、これらともまた資本関係はないとのこと。日清製粉と日清オイリオがほぼ同時で誕生していたように、よくある名前だったみたいですね。
ただ、日清食品はぶっちぎりで遅く、そもそも戦後の会社。省略されている部分に何かもっともらしい事情が隠されているのかもしれませんし、当時の他の「日清」は皆知名度が低かったという可能性もありますけど、これだけ見ているとパクったっぽく見える流れに。
日清の言いがかり特許侵害訴訟「日清戦争」 標的はサンヨー「麺の力」では、他社に難癖つけて訴える日清食品こそパクリ企業といった話があったので、ますますそう感じてしまいました。
実際にパクったのかどうかははっきりしませんが、とりあえず、他の日清はもっと歴史が古いので、少なくとも日清食品からのパクリではなく無罪と言って良さそうです。
●日清食品への社名変更、実は天皇家と関係があった?
2019/04/19:日清食品という名前もパクリの可能性があるもののはっきりせず…と最後に書いていたのですけど、それっぽい話がありました。
日清食品安藤百福がインスタントラーメンを発明は嘘?特許がポイントを書いているときに読んだ、
インスタントラーメンの発明者は台湾人だったに以下のような話が出ていたのです。
・チキンラーメンが売れなかったため、安藤百福さんがある人に相談すると、日清製粉にちなんだ名前をつければ良いのではないかと言われた。そこで社名を「日清食品」に変更し、「日清」を全面に出してチキンラーメンをヒットさせた。
・当時は皇太子(後の平成時代の天皇)の結婚が、高級テレビを普及させるほどの大ブームであり、相手(後の平成時代の皇后)の実家である日清製粉についてもマスコミが連日のように報じていたため。
皇后美智子 - Wikipediaによると、成婚は1959年(昭和34年)4月10日。「日清食品」に商号変更した1958年(昭和33年) 12月より後です。
ただし、結婚が皇室会議において満場一致で可決されたのは、1958年(昭和33年)11月27日。同日に記者会見して述べた「とてもご誠実で、ご立派で、心からご信頼申し上げ、ご尊敬申し上げて行かれる方だというところに魅力を感じ致しました」が当時の流行語に。「美智子さまぬりえ」が発売されるなどのブームが起きたということですので、時系列的にも合いそうでした。
【本文中でリンクした投稿】
■
日清食品安藤百福がインスタントラーメンを発明は嘘?特許がポイント ■
黒歴史トリオ販売の日清食品の本当の黒歴史はラ王販売終了詐欺 ■
日清の言いがかり特許侵害訴訟「日清戦争」 標的はサンヨー「麺の力」【関連投稿】
■
三菱グループではない三菱鉛筆 でも経営危機なら三菱財閥が支援? ■
意外な企業アリ!三菱グループ・三菱財閥の金曜会会員企業リスト ■
社名は日立造船 でも船を作ってないし、日立グループでもない ■
パクリ批判の山岡家はそもそも家系ラーメンではない?ブーム前から「山岡家」の名前か ■
カップ麺は防災の備蓄に最適?水で作る冷やしカップ麺もうまい ■
野菜ラーメンとは違うタンメン 東日本どころか関東にしかないって本当? ■
牧田幸裕准教授「ラーメン二郎が提供しているのはラーメンではない」 ■
ラーメン店女性店主はほとんどいないが、利益率は男性より高い ■
食べ物・飲み物・嗜好品についての投稿まとめ
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|