(2013/10/3 法律事務所から"依頼者は,顧客のニーズに則して,(中略)選定して紹介しているに過ぎません"などといった理由で削除依頼があり掲載を停止していました。
しかし、報道によるとアブラハムさんの中立性には問題があるとして行政処分が出たので、上記の削除理由は妥当性がなくなりました。よって、一時的に再掲載しています)
★2013/2/25 アブラハム積立投資「いつかはゆかし」の評判がすごい
★2013/2/26 アブラハム・プライベートバンク「いつかはゆかし」削除要請騒動
★2013/3/30 岩田規久男日銀副総裁や竹中平蔵、「いつかはゆかし」の広告塔に?
★2013/9/28 有名雑誌などで広告・記事が掲載されるいつかはゆかしのすごさ
★2013/10/3 やっぱり問題だった?いつかはゆかしのアブラハム、行政処分へ
★2013/10/4 いつかはゆかし行政処分報道 ブログ・ツイッターなどの反応
★2013/10/8 アブラハム・いつかはゆかし処分、誇大広告も理由 業務停止を視野に
★2013/2/25 アブラハム積立投資「いつかはゆかし」の評判がすごい
以下のサイトを見て私は大笑いしたんですけど、直接的に書いていないので、たぶんこの書き方だとわからん人もいるだろうなぁ……。
私も遠回しに皮肉を書いたことがありますけど、それを素直に受け止めたコメントが来て弱りました。
上の内容をそのまんま読むと、岡崎良徳さんはアブラハム・プライベートバンクを擁護しているように見えちゃう人もいるかもしれません。
ここですごかったのは、リスクに関する話。
そうした攻撃の中には、「リスクをちゃんと説明していないのではないか」という見当外れな指摘もありました。
何を言っているのか頭が痛くなりますね。ちゃんとこの社長ブログのなかでもはっきり説明されています。
ただし、"入稿時にミスがあったのかフォントサイズが小さくなっております"とのこと。小細工してきますね。
さらにこのリスク説明の内容が。
当社では入会後に必ず資産運用ノウハウDVDを事前に閲覧していただき、これが理解できない方には清くご退会を頂いております。入会金も全額返金しています。
初見時にはさらっと流して読んでしまいましたが、「入会後」は事前じゃねーだろうという……。
それから、同ブログ別記事でリンクのあったこれもすごいなぁ。
富士経済調べの件について問い合わせてみた
2013/02/19 (火) 高配当ETFで戦略的インデックス投資日記
そして個人投資家が選んだ積立したい商品第1位を獲得したそうです
素晴らしい!(中略)
市場調査会社である富士経済さんは過去に調査したレポート一覧を拝見することができます
(中略)これなら探すのも簡単・・・あれ?ない!?・・・レポートを探しても見つかりませんでした
そんなこんなで先週から直接富士経済さんに問い合わせをしていたのですが先ほど返答が来ましたので報告します♪
回答内容
(中略)社内、社外と確認作業などを行い、
ご指摘いただきましたアブラハム・プライベートバンク様に対し、
弊社名の表記などの削除を要請し、対応頂くこととなりました。
ご連絡、誠にありがとうございました。
感謝申し上げます。
(中略)・・・知らんかったのか???
どうやら富士経済さんはこの広告の存在そのものを知らなかったようです
http://toyop.net/blog-entry-1577.html で、この話を「市況かぶ全力2階建」というブログさんがやったところ、削除要請が来て運営元に削除されてしまったようです。
ああ、最初の方が遠回しに書いていたのはそれでかな?もともとそういう持ち味なのかもしれませんけど。
17:30 市況かぶ全力2階建 削除要請による該当記事削除に関するお知らせ
市況かぶ全力2階建
全力2階建 @kabumatome
アブラハム・プライベートバンクの取締役池田慈生さんからFacebook経由で削除要請がありました http://bit.ly/YyAr6o
3:43 午前 - 20 2 13
名もなき20代投資家 @value_investors
市況かぶ全力2階建さんの記事がまた消えてる。削除要請がきたのかな?
6:43 午前 - 20 2 13
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65734186.html 引用しませんでしたが、やまもといちろうさんのところにも削除要請が来ていたみたいです。
この削除の依頼ってのが私のブログ的には非常にタイムリーなので、ドキッとしてしまいました。
彼らは戦っているみたいですけど、私には無理。全力で逃げます。
そういうわけで、このページは決してアブラハム・プライベートバンク様の積立投資「いつかはゆかし」を批判するような内容ではありません。
「いつかはゆかし」は先程のアンケートの他、Googleの検索でたくさんの評判の良いリンク見つけることができます。
こうやって上位表示されているサイトの中には不正を行なっているものがありますが、Googleも対策を行なっているため難しくなっているというのは事実です。
ですから、これらのサイトは「いつかはゆかし」をきっと本当に素晴らしいと思っている方々のページであり、評判がすごいということを示している可能性があることは考えられなくもありません。この投稿のタイトルどおりですね。
えーと、まあ、そんな感じで褒めていますので、どうかこのページを見つけたアブラハム・プライベートバンク様も削除依頼などされないようにお願い致します。
★2013/2/26 アブラハム・プライベートバンク「いつかはゆかし」削除要請騒動
昨日の<アブラハム積立投資「いつかはゆかし」の評判がすごい>で書いたアブラハム・プライベートバンクの投資商品「いつかはゆかし」の「ゆかし」という語。
これを聞くと「ゆかしメディア」というニュースサイトを思い出すなぁと思って、今日確認してみると普通に「Abraham Group Holdings Co.」とありました。ああ、やっぱり関連会社だったんですね。
ゆかしメディアの方はよくお世話になっています。マネー関連の記事が充実した良いサイトだと思います。
ということで、アブラハムグループホールディングスを敵視しているわけではございませんので、決して削除依頼など出さないようにお願いいたします。
前置きは以上にして、タイトルの削除騒動の件です。
まとまっていたのは、下記ページです。
アブラハム・プライベートバンクによるブログ記事削除要請まとめ togetter
http://togetter.com/li/459603 内容は昨日の
アブラハム積立投資「いつかはゆかし」の評判がすごいの方を見ていただきたいんですけど、削除騒動の舞台となったのは「市況かぶ全力2階建」というブログさんです。
投資系まとめサイト「市況かぶ全力2階建」がアブラハムPBについて取り上げる。(中略)
積立したい商品ランキング1位「いつかはゆかし」が困惑、共同調査したはずの富士経済がアブラハム・プライベートバンクに削除要請か http://t.co/WRvsxu29
kabumatome 2013-02-20 10:51:38
この記事を取り上げたところ、こうなります。
アブラハム側から削除要請があった模様
アブラハム・プライベートバンクの取締役池田慈生さんからFacebook経由で削除要請がありました http://t.co/nqVF4Ta6
kabumatome 2013-02-20 12:43:10
17:30 市況かぶ全力2階建 削除要請による該当記事削除に関するお知らせ
http://t.co/70zGMPZtkabumatome 2013-02-20 17:30:52
で、この件でやまもといちろうさんが記事投稿。
著名ブロガー やまもといちろう氏がコメント
アブラハムPB「いつかはゆかし」の担当者が、市況かぶ全力2階建にエントリー削除要請 http://t.co/G7reoWDb
kirik 2013-02-20 19:27:29
そして、こちらにも削除要請が来ます。
アブラハムPB「いつかはゆかし」の担当者が、市況かぶ全力2階建にエントリー削除要請
やまもといちろうブログ 2013.02.20
先ほど、こちらにもその池田さんという方からご挨拶のメールを頂戴したようですが…。また木村剛さん(引用者注:以前、やまもといちろうさんと揉めた方。日本振興銀行の経営者でしたが、日本振興銀行刑事事件で有罪。竹中平蔵さんと関係が深いとも言われている)とのやり取りのような、8年越しの文通が始まってしまうのでありましょうか。人間、幾つになっても恋心というのは忘れずに抱いていたいものであります。
で、奇妙なことに、投資成績や結果についてはまったく触れていない割にアブラハムPBの「いつかはゆかし」など特定の商品やサービスを持ち上げるブログが大量に建立されており、意味が分かりません。普通、投資系のブログであれば投資成績を手口と共に記述するスタイルが一般的で、アブラハムのような助言で得た投資先については守秘義務があったとしてもどこのあたりに投資したかや回収についての情報が出てくるのが一般的だと思うんですがねえ。
何か変な投稿でもあれば、こちらのほうからも積極的に発信者情報開示請求や削除依頼を出して、この愛の気持ちを届けたいです。今後は、いろいろとアブラハムPBや「いつかはゆかし」方面の権で中立的な観点から疑問に感じるところ、興味深いところを当ブログでもどんどん取り上げていきたいと思います。
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2013/02/pb-1229.html あと、「アブラハムさんが訴える」じゃなくて、「アブラハムさんが訴えられている」というパターンもあるようです。
海外投資&グルメ-香港マイタン日記 2013年02月13日
アブラハムさん!プレスリリースは正確に書きましょう1
アブラハムのプレスリリースに私を
事実無根の名誉毀損で告訴したと書いてあるが
しかも最初はなんと私の名前を間違えて記載してあったが、
ブログで名前間違えんといてねと書いたら→こちら
訂正してくれたようだ。。ありがとうアブラちゃん。。。。
ブログも読んでくれてるんですね。。本当に暇な会社ですね。。
でもご購読ありがとうございます。
http://amet.livedoor.biz/archives/54388167.html 発端は1年ほど前みたいです。なかなか歴史ありますね。
アブラハムが、
2012年3月13日 各報道機関に対して
私個人の実名を出して、事実無根の誹謗中傷メールを
配信したことから始まっている。
(中略)その内容は稚拙で笑えるのだが、
その事実無根の誹謗中傷に対し、
私は平成24年5月18日 東京地方裁判所に訴訟提起しそれが
事件番号 平成24年(ワ)第14145号
として受理され裁判が開始されたのだ。
それに対して、アブラハムさんは私を誹謗中傷で訴えようとしたが、
私は非居住者で内容証明郵便が送達できないため
やむ終えず反訴という形で訴訟を起こして来たというのが事実だ。
なお、最初のtogetterでは「いつかはゆかし」に対するネガティブな意見が多数ありますので、少し紹介しておきます。
しかし、もちろん私はこれを支持しているわけではありませんし、最近、別件で「法的措置を」と言われたばっかりで反省していますので、今後こういうのは書かないと今この瞬間だけは思っています。
ということで、アブラハムの皆さんは削除依頼しないでいただけると助かります。
じゃあ、どうぞ。
「いつかはゆかし」徹底検証 - 特徴的な契約の注意点(吊られた男) - BLOGOS(ブロゴス)
●サマリー
(1) 契約内容は随時アブラハム社が顧客の同意なく変更できる
(2) 変更された契約内容への異議申し立てはできない (嫌なら契約を終了するのみ)
(3) 退会後も期限の定めのない秘密保持契約がある
アブラハム積立投資「いつかはゆかし」の評判がすごいで出てきたとおり、「いつかはゆかし」では
入会後事前に注意事項の説明があるそうですけど、変更された契約内容への異議申し立てはできないようです。
顧客のことを一切気にすることなく、アブラハム社さんの都合で自由に契約を変えられるという画期的なシステムですね!(勘違いしないでね、褒めてんのよ)
アブラハム(ゆかし)に限らずなんだけど、海外ファンドとかに投資する人は、過去のリターンは将来のリターンを保証しないこと、仲介業者が良心的でも紹介されたファンドが悪徳ファンドの可能性(カウンターパーティーリスク)、税制や地政学的なリスク、為替リスクなんかがあることは把握した方がいい
spritzer_ 2013-02-20 20:53:28
マジレスすると@abraham_PBさんの言うように年利10%だとしても、助言報酬、ファンド管理費、成功報酬、取引コストを考えれば毎月5万円積立で1億円は厳しい。さらに税制(これは制度の曖昧さが原因だけど)も考えれば毎月5万円で1億円はちょっと大げさ。
spritzer_ 2013-01-29 22:28:48
いつかはゆかしのケースは、30年間で毎年平均10%の運用を目標という前提で金を集めているから、なかなか詐欺罪を立証するのは困難だと思う。グレーなのは明白だが、黒にはならないやり方を見つけたというわけだ。手数料を取れるだけ取って、あとは知らん顔して逃げ切るつもりなんだろう。
robert003589rob 2013-02-17 22:34:44
(中略)
助言するだけなのに、報酬は積立資産の0.9%とか。アブラハム側は全くリスク負ってないのに客は確実に養分になる感がとても微笑ましい。後々「これは失敗だった!大損した!」ってなったときにアブラハムは一切責任取らないよね。泣き寝入りだよね。
neovenezia 2013-02-17 18:33:53
まあ、皆さん失礼なこと書いていますね。アブラハムさんはそこらへんの悪徳企業とは違いますよ!……たぶん。
★2013/3/30 岩田規久男日銀副総裁や竹中平蔵、「いつかはゆかし」の広告塔に?
そういや以前書いたアブラハム・プライベートバンクさんの「いつかはゆかし」はどうなったんだろう?と思って検索していました。ここ1週間という期間限定で検索かけてみると騒動は収まってはいないものの目立った話もなく、落ち着いたのかなぁ?と思いました。
しかし、検索期間を広げてびっくり。結構すごい話がちらほらと。今回は一番気になった今が旬の岩田規久男日銀副総裁の件。この件を知ったのは、何かアブラハムの件にエライのめり込んでいるやまもといちろうさんのブログでした。
で、その元記事を探したら、こんな告知が。
YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)
<お知らせ>
『ゆかしメディア』『海外投資新聞』の一時サービス停止に関しまして
2013年3月22日
平素ご愛顧いただいております『ゆかしメディア』および『海外投資新聞』について、
このたび国内で感染が広まっているマルウェアに感染した可能性があることがわかりました。(中略)
上記事態を受け、現在『ゆかしメディア』『海外投資新聞』のサービスを一時停止し、
詳細を調査するとともに、セキュリティ強化を進めております。
お客様にはご心配、ご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。
http://media.yucasee.jp/?la=0004
都合悪いから削除の理由として使ったのかと思いましたけど、後述するようにマジでやられたっぽいです。アブラハムさんは、こういうところもリスク管理甘々なんですかね。
で、仕方ないのでやまもといちろうさんが取っておいてくれた魚拓を読みました。
インフレ率2%は来年半ばに達成可能=岩田規久男氏 | 海外投資新聞 | 世界に挑む個人投資家のための総合サイト|アブラハム・グループ
http://megalodon.jp/2013-0225-1927-33/media.yucasee.jp/offshore-news/posts/index/241?la=0004 読んでみると直接宣伝しているわけではなく、普通の記事なんですよね。これはアブラハムを宣伝していると言えるのかなぁ?とちょっと思いました。
まあ、ここらへんに関しても後述。
とりあえず、岩田規久男さん以外の面子もなかなかおもしろいので、そちらを紹介。
竹中平蔵氏インタビュー「日本経済の危機の中で投資家のとるべき行動」
高橋洋一氏が語る「マスコミが報じない日銀の真実」
アベノミクスの仕掛け人、自民・山本幸三衆議院議員「ドル円は98円に」
もちろんこれらに並んで"日本初。海外ファンドお取り寄せサービス「いつかは ゆかし」とは"というPR記事もあり、宣伝は欠かしません。
さて、後述……といったうちの一つ、岩田規久男さんの記事が問題となるかどうかですけど、検索するとFACTAが問題視するような書き方をしていました。
「いつかはゆかし」の化けの皮
竹中平蔵や岩田規久男を広告塔に「月5万円で1億円貯める!」と大宣伝。大丈夫か?
2013年4月号 FACTA
「いつかはゆかし」――。そんな一風変わった金融サービスの名を最近目にしたことのある人は多いだろう。キャッチフレーズは「1億円は貯められる。月5万円の積立で。」。昨年暮れから人気俳優を使ったテレビCMや電車内広告などを大々的に展開。同時期に始めた「海外投資新聞」なる自社サイトには竹中平蔵・元総務相や、日銀副総裁候補ともなった岩田規久男・学習院大学教授、嘉悦大学の高橋洋一教授ら錚々たる顔ぶれが登場する。が、肝心の運用会社となると、ほとんどの人は首を傾げるはず。「アブラハム・プライベートバンク」(ABP)とは、そもそも何者なのか?
ABPとその親会社である「アブラハム・グループ・ホールディングス」(ABH)の創業者である高岡壮一郎社長は1974年生まれ。東京大学卒業後、三井物産に勤務した。ナンバー2の池田慈生取締役はアクセンチュアの出身。特別顧問には三井物産・ ………
http://facta.co.jp/article/201304001.html ただこれ、"オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です"という記事。面倒だったのでそこまでしませんでした。(私は無料登録だと思っていましたが、後で出てくるブログさんによると年間購読が必要だったようです)
タイトルの感じからすると、アブラハムさん関連の媒体に登場するというだけで、信頼感を与えるような宣伝効果があるということでしょうか?
ちょっと苦しいですけど、この理論もわからないこともありません。以前書いた円天詐欺のL&Gなんかは、明らかにそれを狙っていた感じでした。
■
有名芸能人を使っている企業は安心か? ■
L&G(円天)詐欺の芸能人 私は以上のようにタイトルを見たまででしたけど、検索していたら以前も引用させていただいたブログさんで記事の感想を書いているのを見つけました。これはありがたいです。(ただ、岩田規久男さんの話は特になし)
FACTA 4月号『「いつかはゆかし」の化けの皮』の感想
投稿日時: 2013年3月20日 ドウデモイイコト。 岡崎良徳
http://sakedrink.info/1792/facta-4%E6%9C%88%E5%8F%B7%E3%80%8E%E3%80%8C%E3%81%84%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%AF%E3%82%86%E3%81%8B%E3%81%97%E3%80%8D%E3%81%AE%E5%8C%96%E3%81%91%E3%81%AE%E7%9A%AE%E3%80%8F%E3%81%AE%E6%84%9F%E6%83%B3/ 実はさっきのマルウェアの件がマジっぽいぞって話もこちらで知りました。
「ゆかしメディア」と「海外投資新聞」が何者かによって改ざんされてしまった模様です。正確な情報はアブラハムさんの公式見解を待つばかりですが、閲覧者にウィルスチェックを呼びかけているあたり、たぶんマルウェアに感染しちゃったんでしょうね。つーか、サイト告知だけじゃなくニュースリリース打たなくていいのか。被害広がりかねんぞ。
「ゆかしメディア」の方にも被害が出たと告知しているのであれば、都合の悪い記事を消したわけではなさそうです。
ああ、追記もありました。
さて、FACTAの記事の話。岡崎良徳さんは年間購読は高いからやめて、書店で雑誌を買ったそうな。頑張っていますね、応援しています。
感想の方は以前の岡崎良徳さんのものもそうだったように、茶化しまくっていておもしろいので原文をお読みすることをおすすめしますけど、私がおっ!と思ったFACTAからの引用部は以下。
関係者によると、自社サイトのほかに「サテライトサイト」と呼ぶ覆面サイトが相当数あり、日々、ABP(引用者注:アブラハム・プライベートバンク)の社員が更新作業にあたっているという。代表例は「みんなの海外投資」や「みんなの積立」といったサイトで、その内容はABPやハンサードを好意的に取り上げる一方、競合するもぐり業者などを徹底的に批判するもの。要は自作自演のステルスマーケティングだ。
もちろん「擁護派の一員」である岡崎良徳さんは擁護を試みていますが、「確たる証拠もなく残念ながら言及できなかった」ということで、擁護のしようがなかったようです。
それからもう一つ気になったのが、"アブラハムプライベートバンクと事実上一体の関係にあった「日本再生アセットマネジメント」が昭和ゴムの架空増資疑惑に関連してマイナス85%という惨憺たる運用損を出していた"といったことをFACTAが書いていたという話。
ただ、高岡壮一郎社長は前述のステマの件などを含めて、以下のようなコメントを出していたそうな。
(引用中の筆者注は私じゃなくて、岡崎良徳さんのものです)
「当社は4大法律事務所のうち三つからリーガルオピニオンをとってやっている。STIという会社は知らない。自作自演サイトなどやっていない。MA投資や日本再生AM、APF(筆者注:APFホールディングスの略。マイナス85%の運用損を出した直接の戦犯)への投資などは、私自身、それほど詳しくない部分もあり、この場では回答を差し控えたい」
是非、高岡壮一郎社長にはFACTAを訴えて戦ってほしいです。
★2013/9/28 有名雑誌などで広告・記事が掲載されるいつかはゆかしのすごさ
下記のブログさんを見ていると、いつかはゆかしのことで雑誌に記事を書いたとありました。
MONOQLO (モノクロ) 2013年 11月号にて「いつかはゆかし」に関する記事を書かせていただきました。(中略)
興味のある方は雑誌を読んでいただきたい(せっかく書いたので読んでほしいのが本音)のですが、主張は基本的にブログと同じです。
吊られた男の投資ブログ (インデックス投資) : MONOQLO(2013年11月号)にて「いつかはゆかし」に関する記事を執筆しまし 2013年09月19日22:35
http://www.tsurao.com/archives/1786236.html モノクロは一度読んだことがありますが、もっと形のあるものが中心なんだと思っていました。金融商品みたいなもの(いつかはゆかしは商品ではなく、助言をするだけ)も扱うんですね。
目次を見ると、これでしょうか?
しかも、5ページ(127ページ~131ページ)も掲載だそうです。いつかはゆかしのすごさですね。
モノクロの目次をよく見ていると、やまもといちろうさんの連載コラムがありました。そういえば、前私が見たときもあったかも。
◆ 山本一郎「ベストセラー切り捨て御免!」
実はやまもといちろうさんといつかはゆかしはたいへん深いご縁があります。
やまもといちろうさんは、いつかはゆかしやアブラハム・プライベートバンクさんの熱心なウォッチャーであるのです。
たとえば、最近だとこんな記事も書かれています。
アブラハム「いつかはゆかし」、算数できないのに「誇大広告や過大広告を掲載したことなどありません」: やまもといちろうBLOG(ブログ)
アブラハムのサイトを見物にいったら投資助言額累計ってのがまず意味分かんないんですが、ここ何年間かで746億円になったので海外投資コンサルティング実績1位とか言い出してます。誇大広告以外の何者でもないでしょ。
そんなこと言ったらお前、野村グループだけでも海外投資のコンサル業務の受託金額は昨年度で2兆円とかなんだよね。海外投資の助言業務で千億超えてるところは結構あるし、アブラハムのどこが海外投資コンサルティング実績1位なんでしょうか。これは、完全に素人を騙しにいってますね。
富裕層ビジネスとか標榜しておいて、海外投資で700億円は平凡な規模だということも知らないようなので、実に面白いです。
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2013/08/post-f3e5.html ただ、上記のようにアブラハム・プライベートバンクさんを小馬鹿にする内容も書いていますので、削除依頼が来ているようです。
このページではその削除依頼の内容も載っていますが、実はここでもまたいつかはゆかしのすごさがわかります。
冒頭で紹介したように雑誌の記事として特集されるだけでなく、数々の信頼性の高い雑誌に広告を出すことができているという話です。
「いつかはゆかし」は,日経ビジネスやニューズウィーク日本版等,大手メディアにおいて極めて好意的に特集されており,サービス内容についても理論的に説明しています。
上記メディアは,いずれも全国で販売されている有名な雑誌です。そのような雑誌が,虚偽広告や過大広告と批判されるような違法な広告を掲載するはずがありません。
したがって,依頼者が顧客に対して虚偽の情報を伝えているとの事実が,真実に反することは明らかですし,「いつかはゆかし」のサービス内容は公表されているのですから,依頼者が誇大広告を掲載しているとの事実について,投稿者が真実と信じるにつき相当な理由がないことも明らかです。
素晴らしいですね。何か感想を読むと、この素晴らしさのわからない方がたくさんいらっしゃるようですけど……。
はてなブックマーク - アブラハム「いつかはゆかし」、算数できないのに「誇大広告や過大広告を掲載したことなどありません」: やまもといちろうBLOG(ブログ)
「そのような雑誌が,虚偽広告や過大広告と批判されるような違法な広告を掲載するはずがありません」本件とは関係ないが、
安愚楽牧場・近未来通信・平成電電も、新聞や雑誌に広告や記事がいっぱい載ってたね。2013/08/31
安愚楽牧場の広告は掲載されてたよねw→「上記メディアは,いずれも全国で販売されている有名な雑誌です。そのような雑誌が,虚偽広告や過大広告と批判されるような違法な広告を掲載するはずがありません」2013/08/31
日経やニューズウィークは「広告を掲載したからには内容を保証してるんだよね」と広告主から責任をかぶせられちゃったわけですか。2013/08/31
http://b.hatena.ne.jp/entry/kirik.tea-nifty.com/diary/2013/08/post-f3e5.html あらら、例外はあるようですね。
なぜか安愚楽牧場を推し推しですけど、うちでも
安愚楽牧場被害は詐欺ではないのか?など、何度か書きました。ただ、これをもって「いつかはゆかしも詐欺だ」なんてことは絶対に言えません。安愚楽牧場は安愚楽牧場、いつかはゆかしはいつかはゆかしです。下記のブログさんでたくさん情報を集めてくださっていますので、気になる方はよーく読んで判断してください。
月5万円積立を30年間年利10%で運用して1億円貯める「いつかはゆかし」のアブラハム・プライベートバンク騒動 | BuzzPics - 炎上ならバズピクス
http://buzzpics.blog.fc2.com/blog-entry-2971.html★2013/10/3 やっぱり問題だった?いつかはゆかしのアブラハム、行政処分へ
うちのブログではちょくちょく「誹謗中傷です、消してください」というメールが来るのですけど、そういう面倒くさい案件の一つが「いつかはゆかし」です。
この件では懲りずに最近
有名雑誌などで広告・記事が掲載されるいつかはゆかしのすごさを書いたばかり(誹謗中傷と言われないように全力で気を遣いました!)だったのですが、この「いつかはゆかし」のアブラハム・プライベートバンクさんが行政処分の方向性だそうです。
何がマズかったのかというのは、時事ドットコムでもう少しわかりやすく書いています。
時事ドットコム:アブラハムの処分勧告へ=無登録で金融商品販売の疑い-証券取引等監視委
同社が金融商品販売業者の登録をせず、海外ファンド側から事実上の販売手数料を受け取っていたと判断した。(中略)
投資家から助言料を受け取る投資助言業者は、ファンド業者から販売手数料を受け取ると、投資家の利益に反する可能性があるため、販売業者とは一線を画している。
アブラハムも販売手数料を取らず投資家とファンドが直接契約する形にしていたが、実際には投資家に勧めた海外ファンド側から海外の関連会社が事実上の販売手数料を受け取り、アブラハムに同社親会社経由で還流させていたと監視委は認定したもようだ。アブラハムは会員に手数料の存在を隠し、助言業者として中立的な立場であると説明していたとされる。(2013/10/03-00:06)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2013100200601 助言を逸脱というのは、上記のような部分でしょうね。
これは中立の立場で良いファンドを選んでいるといった説明(うちへの削除理由もそれに絡むものでした)と異なり、事実であれば顧客を騙していたということになります。
ここらへんの詐欺性の疑いに関しては、いかにも悪質だぞという感じがして、NHKのタイトルがわかりやすかったです。
投資助言会社 中立装い勧誘か NHKニュース
「月々5万円の積み立てで1億円が貯められる」として海外のファンドへの投資を助言していた会社が、特定のファンドから報酬を受け取っていた疑いがあることが関係者への取材で分かりました。
証券取引等監視委員会は、中立的な助言に見せかけて投資を勧誘していた疑いがあるとして、この会社に対する行政処分の勧告を行うものとみられます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131002/t10014976051000.html
それにしても、思ったより早かったですね。
一応、処分されないかな?と定期的にニュース検索していたものの、アブラハムプライベートバンクを熱心に追っかけていたやまもといちろうさんはこういった金融業者への処分は時間を要するのが普通だと言っていましたので、もっと先の話だと思っていました。
そのやまもといちろうさんはどう言っているだろう?と検索かけると、やはりこの処分の早さについて言及がありました。
前半の記事でも載っていますが、アブラハムは反論しておりそのまま決着というわけではないです。特にアブラハムの中の人である高岡壮一郎社長は猛反論しており、行政訴訟もありそうだとのこと。
処分勧告が出るまでにいたった経緯は特段変わったものはないとのことで、聞く限りでは「これは黒ですね」「そうですね」「じゃあ処分勧告しましょう」という平和なノリであったと伝えられています。まあ、事実関係を知る人たちが総出で当局に寝返っているようですからな。(中略)
なお、海外にプールしてた金が裏金認定されて売上と判断されてしまったわけなんですけれども、さてこれはどのように納税されるのでありましょう。
"定番の展開"としては、"行政訴訟で突っ張っているうちに国税庁に突撃されて重加算税"だという話。
もう少し盛り上がる展開がありそうです。
★2013/10/4 いつかはゆかし行政処分報道 ブログ・ツイッターなどの反応
やっぱり問題だった?いつかはゆかしのアブラハム、行政処分へで書いたように、予想外に一気に動いたアブラハム・プライベートバンクさんの積立投資「いつかはゆかし」の問題。
この「行政処分へ」の報道に対するブログなどの反応をちらちらっと覗いてみました。
代表的なウォッチャーだった切り込み隊長ことやまもといちろうさんに関しては、前回でブログの感想を使っちゃいました。
ですので、今回はツイッターの方でも覗いてみよう……かと思ったら、意外にほとんど触れられていませんでした。何かもう遊び飽きたおもちゃのような扱い……。
以下は別の方です。こちらも「いつかはゆかし」では有名な吊られた男さん。前回書いたように、やはり「動き早い!」というご感想です。
安愚楽牧場の名前が出てきて笑いました。いつも安愚楽牧場はいつかはゆかしとセットですね。
この前書いた
有名雑誌などで広告・記事が掲載されるいつかはゆかしのすごさでも安愚楽牧場の広告が引き合いに出されていましたし、安愚楽牧場専門ブログの方もいつかはゆかしの宣伝を見て「ピンと来た!」みたいなことをおっしゃられていました。どうも似た臭いがするようです。
■
安愚楽牧場社長ら逮捕…も詐欺ではなく、特定商品預託法違反止まり 安愚楽牧場の話は良いとして、上記のブログさんではかなりいろいろ触れられています。
岩田規久男日銀副総裁や竹中平蔵、「いつかはゆかし」の広告塔に?で書いた竹中平蔵元大臣や岩田規久男日銀副総裁のお話もちらっと出ていました。
その他に興味深かったのは、行政処分された類似の案件が過去にあったことや"アブラハム社が表に出している収益は大幅にマイナス"であり、今回指摘された"キックバックモデルが崩れると事実上の退場"となる可能性に言及されていたことです。
別のブログ。いつも茶化しているので、笑ってしまう方。もちろん今回も。
アブラハム「いつかはゆかし」の失敗原因はタイムマシーン経営にあったんや |
ドウデモイイコト。Posted on 2013年10月2日
一番おもしろかったのは、最初に行政処分報道をした日経新聞を否定するアブラハム・プライベートバンクさんのプレスリリースに関する話。
うちの
有名雑誌などで広告・記事が掲載されるいつかはゆかしのすごさでも書いたように、アブラハムさんはいつかはゆかしが問題ないサービスである理由として、有名雑誌で広告が出ていることを挙げていました。(さっきの安愚楽牧場というのも、その主張への反論です)
それを踏まえて、いつもなら"弁護士名で訴訟をちらつかせたり、警察への被害届の提出を検討したりして、心ない人からは恫喝よばわりされる"プレスリリースが、今回は存外大人しかった理由を以下のように考察(?)していました。
アブラハムさんは「有名誌が誤った情報など載せるはずがない」と主張をしておられます。アブラハムさんが言うんですからきっとそれは間違いないのでしょう。しかし、そうなると今回の日経記事も正しいことになってしまいます。
ここで日経記事を強く否定してしまうと、過去の自らの主張も否定することになってしまう…そんなジレンマがアブラハムさんから本調子を奪っているのではと推察する次第。
本当ですね。「有名」な日経新聞ですもの、信じなきゃ!
次はFACTAの発行人さん。こちらのいつかはゆかし関連の記事も過去に触れたことがあります。
うちに来た削除依頼ではこのステマも否定して、記述の問題点とされていた記憶があります。
あと、初めて見たサイトさんで、良い内容のものが!
こちらでは今回されるであろう行政処分は、"一定期間の業務停止と軽微な課徴金だけの処分"程度であり、"金融商品取引法では、この辺りが限界"と指摘されていました。
要するにアブラハム・プライベートバンクさんがやったことに対して吊り合わない、不十分な処分しかされないのではないか?と書かれているのです。
「いつかはゆかし」とは? | 闇株新聞 2013年10月03日
最大のポイントは、アブラハムの助言に従って(実際にはアブラハムが誘導する特定の運用会社に)投資された746億円が「無事なのか?」です。
証券取引等監視委員会が「いつかはゆかし」のサービス開始から、わずか半年で行政処分の勧告に踏みきっていることや、海外の運用会社からアブラハムの周辺に資金が還流している気配があるところから、非常に「いやな予感」がします。
http://yamikabu.blog136.fc2.com/blog-entry-902.html また、"これはいつもの証券取引等監視委員会の「リーク記事」でもなさそうで、まだ波乱があるかもしれません"と今後まだ動きがあるかもとも言及されており、これも他になかったご感想です。
ブログ・サイトはこんなところ。あとはツイッターから適当に。
ざっとツイートを見ていたんですけど、こんな大ニュースがあるというのにファンアカウントの方たちは、元気に「いつかはゆかし」の素晴らしさをアピールするツイートだけを大量に流していて非常に探しづらかったです。
(参考:「アブラハム積立」のCMでおなじみ「いつかはゆかし」にきっかり5分おきに応援ツイートする廃ツイッタラーが味方について(言及が)多い日のリアルタイム検索も安心! |
)
たぶん「いつかはゆかし」ファンブログの方もそんな感じなんでしょうね。まだまだ「いつかはゆかし」は負けてなどいません。
それに今回紹介した情報が全てデマである可能性もゼロとは言えません。3月4日のものですが、アブラハム・プライベートバンクさんはこんなプレスリリースを出されていました。
アブラハム・プライベートバンクに関する嘘の情報にご注意ください|アブラハム・プライベートバンク株式会社
http://abraham-bank.co.jp/news/20130304_02.html?oa=goglobal00759 皆さん、ネット上にあふれるデマ・嘘には気をつけましょうね。
★2013/10/8 アブラハム・いつかはゆかし処分、誇大広告も理由 業務停止を視野に
ニュース的には旬を逃したかなぁと思いつつも、いつかはゆかしでもう何個か書きたい話が。
今日は記事を読んでいて「あれ、第一報じゃ入っていなかったよな?」と思った「誇大広告」の話。
監視委、アブラハムへの行政処分勧告 誇大広告や報酬受領
2013/10/3 17:22 日経新聞
証券取引等監視委員会は3日、投資助言会社大手のアブラハム・プライベートバンク(東京・港)を行政処分するよう金融庁に勧告したと発表した。監視委によると、同社は金融商品販売業者の登録をせずに海外ファンドを募集したり、
事実と異なる広告を出すなどしていた。海外ファンドなどからは購入額に応じて高額な報酬を受領。想定投資実績を下回った一部顧客の要求に応じて投資助言報酬を免除したケースもあった。監視委はこれらの行為を金融商品取引法に違反したと判断した。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL030KQ_T01C13A0000000/ "想定投資実績を下回った一部顧客の要求に応じて投資助言報酬を免除"はどうして悪いの?と思っちゃうのですが、どうも反論のしようがないほどに真っ黒みたいですね。
ですから、上記のうちアブラハムが一番文句を付けられそうなのは、海外ファンドからの報酬っていう見方を読みました。
誇大広告はいつかはゆかしと言うと「1億円」なのでそれかと思いきや、以下のような点のようです。
「いつかはゆかし」の広告では、平均利回りが他社商品と比べ最も高いと事実と異なる記載をしていた。
自社ウェブサイトでは「金融機関や運用会社から販売手数料はもらっていない」と記載しながら、実際は特定の海外ファンドの運用会社などから購入額に応じて高額な報酬を受け取っていた。
ここらへんの問題のポイントは、日経新聞のもう一つがわかりやすいです。
一目瞭然ですけど、"
実際に投資助言していない金融商品の平均利回りを他の商品と比較"って悪質すぎでしょう。めちゃくちゃですね。
さっきの"投資助言報酬を免除"も"個別顧客への利益提供"って書いてもらうと悪そうなことがわかります。と言うか、1人だけってどういうこと? よっぽど怖い人だったんでしょうか?
なお、同記事ではこういう話も。
金融庁は投資助言大手のアブラハム・プライベートバンク(PB、東京・港)に6カ月以内の業務停止命令を出す方向で最終調整に入った。証券取引等監視委員会が3日、無登録で金融商品を販売していたなどと正式に行政処分を勧告。反論していたアブラハムも同日夜、監視委の勧告を受け入れる方針を公表した。
ちゃんと確認してませんでしたが、アブラハムさんは反論を諦めていたんですね。そして、「6カ月以内の業務停止命令」の可能性。完全に黒な感じになっています。
このアブラハム降参報道の前の記事ですが、以下のブログさんがおもしろかったです。
実は以下が"アブラハムが一番文句を付けられそうなのは、海外ファンドからの報酬"と書いていたうちの一つであり、以下のように書かれています。
「半沢効果」によるアブラハム行政処分? ~「シロはシロ。クロはクロ」を明確にした金融庁
近藤駿介 2013年10月03日 23:55
実質的には国内で海外ファンドの「勧誘・販売行為」に相当する行為をしていても、投資顧問会社が、顧客が海外ファンドを直接海外の販売会社から購入するという「直投」スキームにすることで、国内での行為を「勧誘・販売行為」に相当しないという「詭弁」が、これまで通用して来たということです。
http://blogos.com/article/71134/ しかし、これを今回はSESCが明確に「法令違反行為」と認定したわけで、"ある面では画期的なもの"であるとしています。
「無登録で海外ファンドの募集又は私募の取扱いを行っている状況」という、明らかな「違法行為」を、金融庁がこれまで摘発せず黙認して来たことについては、金融商品取引法を作った当時、金融庁もこうした行為が一般的になることを想定しないで法律を作り、施行したという負い目があったからだと、業界では解釈されていたのです。
アブラハムと同様の海外「直投」スキームは、厚生年金基金を中心に、企業年金の世界ではごく当たり前のように行われて来ていましたから、アブラハムも「違法行為」だと認識しつつも、「摘発されることはない」と高をくくっていた可能性が高いと思われます。
タイトルの"「半沢効果」によるアブラハム行政処分? ~「シロはシロ。クロはクロ」を明確にした金融庁"ってのは、上記のような意味のようです。
こういった法律運用のグレイな部分の扱いを変えてしまう……というのは差別的になることがあり、ケースバイケースだとは思いますけど、上記の場合はグレイと言うよりは"明らかな「違法行為」"を見過ごしてきたという実情のようですので歓迎したいところです。
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