薪が燃えているだけの映像がメインのテレビ番組というのは、ちょっとあり得ないと思うのですけど、なんとノルウェーではその番組で視聴率20%を記録するという大人気になっていたそうです。信じられない!と思ったものの、アメリカでも長く放映されているとのことで、マジで人気っぽいです。驚きました。
2013/2/27:
●ありえない…薪が燃えてるだけのノルウェーのテレビ番組視聴率20%
●暖炉をもつ人が多い薪大国ノルウェーだけでなく、アメリカでも長寿番組
●人間の心理からすると、実は番組が人気になるのは当然なのかも?
●ありえない…薪が燃えてるだけのノルウェーのテレビ番組視聴率20%
2013/2/27:薪が燃えてるだけの番組なんて成り立つのか?と思うのですけど、成り立つどころの話ではなく、国民的な人気なんだとのこと。なんと国民の2割が見ていたといいます。信じられませんね。
この斬新でチャレンジングな放送をしたのは民放ではなく、ノルウェーの公共放送局NRK。12時間に及ぶ薪特集番組を流したところ、なんと20%の高視聴率を記録したといいます。12時間のうち8時間は薪が燃えてるだけの映像だったとも書かれていました。マジで薪だけの時間がメインになっています。
(
ノルウェー公共放送局が12時間の薪特集、薪が燃えてるだけの映像を国民の2割が視聴:February 22, 2013 Long Tail Worldより)
薪(たきぎ)が燃える様の実況とか、ベテラン解説者による解説とか、木こりのゲストとかいるんだろうか?と思いましたが、ユーチューブに上がっていた映像を見ると特にいないようですね。ただひたすら薪がチリチリ言っているだけです。
●暖炉をもつ人が多い薪大国ノルウェーだけでなく、アメリカでも長寿番組
解説はいなかったようですが、視聴者が解説(?)をしていた模様。番組には薪の積み上げ方について苦情が60件殺到、50%は「皮が上になってる」と言い、残り50%は「皮が下になってる」と言って切ったとされていました。
ちょうど50%というのは、だいぶ嘘っぽいのですけど、「ノルウェーでは皮の上下をめぐって国論を二分する対立が続いている」とされていました。ノルウェーは120万世帯が暖炉をもつ薪大国だということで、こだわりがあるのかもしれません。熱いですね。
ただ、同様の番組はアメリカにもあり、1966年からやってる超長寿クリスマス番組だそうな。となると、ノルウェーが特殊なわけでもなく、ノルウェーが放送したのも無謀な挑戦ではなく、勝算あってのことだったのかもしれません。驚きです。
こっちは音楽付きでした。ただ、私はノルウェーの方が好きですね。あのチリチリがだんだん堪らなくなってくるんですよ。なお、アメリカ版の見どころについては「時折薪を放り投げる手が映るから、目が離せないんだよね」とのこと。そこなのか。
●人間の心理からすると、実は番組が人気になるのは当然なのかも?
茶化した書き方してきましたが、ちょっと真面目な話もすると、火が燃える様子って人間を安心させる効果があると聞いたことがあります。
その説が正しいとすれば、薪番組に夢中になる人が大勢いるというのも、別段不思議ではないかもしれません。癒し効果みたいなものです。
そうであるなら、視聴率低下に悩む日本のテレビ局の皆様方、これは大チャンス。早い者勝ちですよ。くだらん番組をやるより、1日中薪燃やす映像流していた方がきっと良い視聴率でしょう。来冬のトレンドはきっと「薪」です。
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