「焼肉屋さかい」のアイデアを出した坂井哲史さん。坂井哲史さんがおもしろいのは、焼肉屋さんとは全然違うイメージのコーヒー店も創業していて、なおかつそれらがライバル関係になっているということ。「さかい珈琲」「元町珈琲」ともに、坂井哲史さんの創業だと説明されていたのです。
2018/12/10:
●焼肉屋さかい・元町珈琲・さかい珈琲はすべて坂井哲史氏の創業・アイデア
●「コメダは大したことない」岐阜市民がモーニングに厳しい理由は?
●常識なの?日本の珈琲文化発祥の地「港・元町」っていったいどこ?
●焼肉屋さかい・元町珈琲・さかい珈琲はすべて坂井哲史氏の創業・アイデア
2018/12/10:「焼肉屋さかい」は、現J・ART会長の坂井哲史さんのアイデアだったそうです。この話が出てきた
「コメダは大したことない」と言う人たちが通っている「別次元の喫茶店」 | ビジネスジャーナル(2017.12.29 文=高井尚之/経済ジャーナリスト・経営コンサルタント)でおもしろかったのは、焼肉ではなく喫茶店の話です。
坂井哲史さんのJ・ARTが経営する「さかい珈琲」と「元町珈琲」はライバル関係にあるのですけど、ともに坂井哲史さんが創業したものなんだとのこと。坂井哲史さんは「元町珈琲は、日本のコーヒー文化の象徴である『港・元町』をイメージしました。当時はフードメニューに力を入れませんでしたが、さかい珈琲ではフードを重視しています」と説明。以下のようにフードメニューの重要性を語っています。
「フードメニューから考えると、喫茶店には3つのタイプがあります。フードはほとんど手がけない店、一定のフードを置く店、フルメニューのフードを置く店の3つです。家族客も多く、客層が多様な郊外型店は、コーヒーだけでは差別化ができません。そこで、さかい珈琲はランチも楽しめるようにフードメニューを充実させたのです」
●「コメダは大したことない」岐阜市民がモーニングに厳しい理由は?
「元町珈琲」「港・元町」については後でもう少しやります。その前に、記事のタイトルになっていた「コメダは大したことない」について説明。これはフードメニューに絡んだモーニングについての話でした。モーニング文化のなかった地域ではコメダ珈琲は驚きだったのですけど、愛知県や岐阜県だと物足りないみたいですね。岐阜市の喫茶店では、店員に「モーニング内容が大したことない」と話すお客もいるとのこと。また、岐阜市に近い愛知県一宮市の来店客の中にも、同じ感想を持つ人がいることそうです。
なお、記事タイトルでは、"「コメダは大したことない」と言う人たちが通っている「別次元の喫茶店」 "とされていたものの、具体的にどの喫茶店のモーニングがすごい!といった話はなくて、何がすごいのかさっぱりわかりません。全般に名古屋市・一宮市などの愛知県、岐阜県のモーニングが良いといった感じの説明でした。
ただ、この地域については、寂しい話もいくつか出ていました。コメダ珈琲にモーニングに厳しい声が挙がっていた岐阜市と一宮市はともに、繊維業が盛んだったのに衰退した街なので、そのせいで喫茶店利用者の目を厳しいのかも…といったことが書かれていたのです。要するに財布に余裕がないのでケチ…って分析でしょうね。本当かな?と思いますが…。
さらに、岐阜市が2012年に「岐阜市の『珈琲・喫茶店』文化を活かした地域振興活動を行う団体等の登録」という取り組みも始めたものの、5年を経ても目立った活動実績がないとのことで、例によって役立たずの町おこしに。国や自治体がやる活性化策にはろくなものがありません…。
●日本の珈琲文化発祥の地「港・元町」っていったいどこ?
さて、最初の話の補足。「元町珈琲は、日本のコーヒー文化の象徴である『港・元町』をイメージしました」とあったものの、どこにある港なのかが私にはさっぱり。日本の珈琲文化発祥の地「港・元町」とあるものの、オフィシャルサイトでも地域の説明が見当たらず、一般常識といった扱い。ただ、私のようにわからない人がいるので、説明した方がより良いと思いますけどね。
検索してみると、東京都大島町元町に元町港(もとまちこう)があると知りました。しかし、"横浜や神戸の港「元町」を連想させる名前の喫茶チェーン"と書いている人がいたので、少なくとも東京都ではなさそう。ただ、こちらの記述でも絞り込めていないわけで、全然一般常識じゃなさそうですね。喫茶店業界の人には常識なのかもしれませんけど、理解を深めてブランド価値を高めるためにももう少し説明した方が良いでしょう。
ということで、特定にかなり苦労したものの、正解としては神戸の港「元町」ということっぽいですね。
コーヒーの歴史 - Wikipediaでは、以下のような記述がありました。
<日本で最初の本格的なコーヒー店は、1888年4月に上野に開かれた可否茶館(かひいちゃかん)だとされている。ほか、1876年に下岡蓮杖が浅草で開いたコーヒー茶館、1878年12月26日の読売新聞に新聞広告を掲載した
神戸元町の放香堂(1874年創業)、1886年に日本橋で開業した洗愁亭が、可否茶館より前に存在していたコーヒー店として挙げられることもある>
コーヒー店神戸元祖説とは離れてしまうのですが、この説明を読んで「上野に開かれた可否茶館」は過去に紹介していたのを思い出しました。
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