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金物がすごい燕三条 シリコンスチーマーより良いレンジ調理器も


 金物・銀食器で有名な新潟県の燕三条。ここでは、「くるくる鍋」と「カレー専用スプーン」を紹介しています。ただ、他の投稿で紹介しているものの他、私が愛用の製品もあるので、もう少し追加できそうです。(2018/03/06)

2018/03/06:
●新潟燕三条の金物がすごい! 画期的な商品が次々と出てくる
2013/3/2:
●勝手に回る「くるくる鍋」が動画でヒット かき混ぜ不要のアイデア商品
●「くるくる鍋」を思いついたのは歯医者さん
●海外でも大人気となった「くるくる鍋」
●「金属では難しい」と断られた鍋を燕市の企業が商品化
2018/03/06:
●掟破りの非対称構造、カレー専用スプーンがヒット
●変わらない伝統を守るのが良いとは限らない
●タブーを打ち破ることで活力が生まれる
2019/01/28:
●金物だけじゃない…シリコンスチーマーより良いレンジ調理器も


●新潟燕三条の金物がすごい! 画期的な商品が次々と出てくる

2018/03/06:特定の地方についてすごいと思うものはほぼないのですけど、金物・銀食器で有名な新潟県の燕三条(燕市・三条市の地域)は例外的に感心する商品がいくつも出てくるところです。

 私は伝統とか、昔と変わらないとか言うのもあまり評価しません。ただ、燕三条がすごいのが、培われた技術を使って新しいもの、アイデアが工夫されたものを作り出してくること。例えば、この投稿の後、冷めないどんぶり、メタル丼がすごい 燕のステンレス製二重構造どんぶりという話を書いています。

 また、今回全体に見直したのは、「カレー専用スプーン」という変わった商品を提示したという記事を見かけたためです。実を言うと、書き始めた時点ではまだ読んでいないのですけど、後でこちらも紹介します。まず以下は当初の投稿の話です。


●勝手に回る「くるくる鍋」が動画でヒット かき混ぜ不要のアイデア商品

2013/3/2:アイデア料理器具みたいなのも楽しいですね。かき混ぜ不要「くるくる鍋」 歯科医考案、動画でヒット(2013年2月7日13時55分 朝日新聞【波多野大介】)という記事がありました。

"愛媛の歯医者さんが考えた「くるくる鍋」が、世界的なヒット商品になるかもしれない。お湯を沸かすと渦が発生。麺をゆでれば、かき混ぜ不要、野菜などから出るアクは自然と中央に集まり、噴きこぼれも少ない。先月、国内で売り出すと注文はいきなり5千件に。動画サイトが火をつけ、米国など7カ国・地域でも販売計画が進む"

 動画があるというので、検索。思ったより勢いいいですね。早い!


 



●「くるくる鍋」を思いついたのは歯医者さん

 やっぱり日本はこういうので勝負しないと!という感じです。

 さて、なぜこのような渦ができるのかという話。鮎川恭三・愛媛大名誉教授(流体工学)によると、通常の鍋は、火にかけると熱せられた水が対流によって鍋の側面に沿って垂直に上がります。

 しかし、くるくる鍋は、側面にある溝が、上昇する水を強制的に斜めに流れさせるため、円を描く水流を作り出し、渦になるそうです。鮎川教授も「自然現象をうまく利用した面白い発想だと思う」と感心。

 考えたのは特に鍋屋さんと関係ない歯医者さん。ちなみに料理も素人だそうな。ただ、歯医者であることは生きたようです。
 愛媛県砥部(とべ)町で歯科医院を営む渡部(わたなべ)英樹さん(45)。昨年2月のある夜、自宅台所で、換気扇を回しながらたばこをふかしていた。ふと、片手鍋が目に入った。「鍋の中で、麺や野菜が勝手に回らんかな」

 鍋の内側に斜めの溝があれば、渦ができるのでは――。治療で使う石膏(せっこう)を盛り、らせん状に十数個の人さし指サイズの溝をこしらえた。火にかけて、そうめんを入れた。ゆっくり回り始めた。

●海外でも大人気となった「くるくる鍋」

 えらいなと思うのが、すぐに特許を申請したこと。さらに、新商品のアイデアを紹介するテレビ番組に応募。3月に放送されると問い合わせが相次ぎました。

 続けて、鍋でビーズが回る動画を「ユーチューブ」に投稿。「kurukurunabe」として、知らぬうちに海外の複数のサイトに転載され、動画の再生は、5月時点で100万回を超えていたそうです。
 「商品化したい」。欧米や韓国、ドバイ、イスラエル、南アフリカなど20カ国・地域から100件超のメールが届いた。(中略)

 ラブコールは医院にも殺到。受付の事務員は「先生、また英語の電話です」とあきれ果て、診療中は居留守も使った。海外からの電話は今も鳴りやまない。

●「金属では難しい」と断られた鍋を燕市の企業が商品化

 ただ、"メーカーの多くから「複雑な溝がついた鍋は、金属では難しい」と断られた"そうです。そこでまた夜ごとに石膏で改良品作り。アルミ大手に作ってもらった試作品も数十個。やっと今の形になります。
10月、米アップル社のパソコンや携帯音楽プレーヤーに部品を供給する東陽理化学研究所(新潟県燕市)が商品化を決めた。(中略)開発担当者は「製品化が難しくて他社に断られたと聞き、興味がわいた。鍋の製品化は初めてだが、渦がよく回るよう羽根の形状を工夫した。半信半疑だったが、今は売れる商品ができたと思う」。

 燕三条は銀食器のイメージがありますので、こういう金属製品が強いんじゃないでしょうか。東陽理化学研究所の場合は、元は洋食器の表面処理の会社だったそうですけど。



 記事では「販売はアマゾンでのみ」としていましたけど、ご覧のとおり楽天でも売っています。


 おもしろさでの購入もあると思いますが、どれくらい普及するか楽しみです。


●掟破りの非対称構造、カレー専用スプーンがヒット

2018/03/06:いわゆる見切り発車なのですけど、燕三条の話だと思ってブックマークしていたのは、カレー専用スプーンを「発明」した燕市の老舗:日経ビジネスオンライン(松浦 龍夫 2018年2月1日)という記事。燕市の山崎金属工業という会社の話でした。

 2017年7月31日に発売したところ約3カ月でシリーズで1万本を売り上げる人気商品になったのは、「サクー」という名のカレー専用スプーン。数百円程度が多いスプーンの中で1350円(税込み)という比較的高めの価格ながらのヒットです。

 このスプーンが変わっているのは形状。食べ物をすくう部分の先端がヘラ状になっています。カレーの具材である大きな肉やニンジンなどを食べやすい大きさにサクッと切るためだとのこと。カレー皿に少し残ったご飯もすくい取りやすいともいいます。

 非対称にしたのは口に入れたスプーンを抜きやすくするため。「カレーライスがどのように食べられているのか。市場調査を繰り返して、顧客の様々な要望を徹底的に研究して商品化した」(山崎悦次社長)とされていました。


●変わらない伝統を守るのが良いとは限らない

 先端部分が非対称でヘラ状になるなど、形状が複雑なスプーンで、設計や金型づくりは難しかったということで、記事などではこういう「技術」というところが強調されることが多いです。

 ただ、私はむしろ技術以外の方が大事なことが多いという考え方。山崎金属工業は1952年設立の金属洋食器の老舗ですが、伝統と技術だけで売ってきたわけではないようです。山崎金属工業は60年代から海外展開を加速し、米国や欧州などの市場を開拓。90年代にはノーベル賞の晩餐会で使われる金属洋食器に採用されたといいます。

 このような成功を収めたのは、海外の著名デザイナーと組むなどして、デザイン性の高い商品を開発し、ブランド力を高めてきたためだとのこと。

 このデザイン性というのは、変わらないことを良いと思ってしまう伝統産業が軽視しがちなところです。品質があってもさっぱり売れなかった田崎真珠(TASAKI)も、伝統的なデザインをぶち壊すことで復活を遂げました。
(関連:田崎真珠(TASAKI)復活は品質のこだわりではなくファンド出資のおかげ)


●タブーを打ち破ることで活力が生まれる

 ただ、山崎金属工業でも金属洋食器を作る職人は、「食べ物をすくう部分が非対称なスプーンなんてタブーもいいところですよ」と、当初は不安がっていたとのこと。山崎社長は「カレー専用スプーンには、スプーンを再発明する意気込みで臨んだ」として、意識してチャレンジしたみたいですね。こういうチャレンジというのも、私がしつこく紹介しいている良い企業の特徴です。

 こうしたチャレンジの背景には、山崎金属工業の主力の販売先である欧米の高級百貨店が、インターネット通販に押されて販売が伸び悩んでいたことがあります。とはいえ、中国やベトナムで大量かつ安価に生産しているメーカーに対抗するのは難しいです。悩んだ末にたどり着いたのが、独創的な商品を新たに開発して、これまでにない市場を開拓することだったといいます。

 また、こうやって伝統をぶち壊すこと自体が良い効果をもたらします。「カレー専用だけでなく、洋食器を再発明する次のアイデアが若手から出てきている」と、山崎社長は笑顔で語っていたとのこと。

 伝統は継承せず壊せ!能作の世界初錫100%食器は曲がるやわらかさで出てきた能作の場合、仏具や茶道具などを手掛けている企業だったのが、「風鈴」を手掛けたことで殻を破り、さらに別のヒット商品を出すという好循環が生まれました。

 凝り固まった既成概念は、できるだけ壊していった方が良いと思われます。




●金物だけじゃない…シリコンスチーマーより良いレンジ調理器も

2019/01/28:金物じゃなくて、陶器か何かみたいなのですけど、私が愛用している電子レンジ調理器も燕三条のものだったので紹介。箱などは捨てちゃったのですけど、商品名などがあってわかりました。新潟県三条市のK+dep(ケデップ)というところ。これはブランド名なのかも。株式会社クリヤマともネットでは記載があります。

 私が最初に使った電子レンジ調理器はシリコンスチーマー(スチームケース)で、ルクエという大御所。これの中サイズの後、もっと大きいのを買い足しました。シリコンスチーマーでは、さらに別の会社の小さいのも使用経験があります。

 これらも便利だったものの、難点が一つありました。シリコンですのでふにゃふにゃで、洗っているときに洗いづらく、洗い残しができちゃうことがあるんですよね。ルクエで言えば、ゴシゴシしづらいというのと、構造がやや複雑でスポンジが届きづらいところがあるといった問題がありました。私の使い方が悪いのかもしれませんが、油で溶けたように変異して汚いところも目立ち、これも人によっては気になるでしょう。

 小さいシリコンスチーマーの方は蓋が分離する単純構造で比較的洗いやすかったものの、小さいので使い勝手が悪かったです。ルクエで後から大きいのを買ったというのも、もっと多い量で料理したいがためでした。

 その後、陶器みたいなやつもあると知って、皿型の電子レンジ調理器を購入。こちらは前述の問題が解決したものの、皿型のために上がスカスカ。油飛びなどが激しく、今度はレンジ内の掃除が面倒になってしまいました。

 で、この2つの問題をどちらとも解決して完璧だったのが、燕三条のケデップのマイクロウェーブヒート(MWH)というもの。これは蓋がパカっと取れる単純構造なのですけど、蓋もプラスチックでしっかりしているため洗いやすいです。蓋の真ん中には空き具合を調整する穴があるものの、これもきちんと外して洗えるので衛生的。おかげで他の電子レンジ調理器は全く使わなくなってしまいました。


【本文中でリンクした投稿】
  ■冷めないどんぶり、メタル丼がすごい 燕のステンレス製二重構造どんぶり
  ■伝統は継承せず壊せ!能作の世界初錫100%食器は曲がるやわらかさ
  ■田崎真珠(TASAKI)復活は品質のこだわりではなくファンド出資のおかげ

【関連投稿】
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