過去に
ツングースカ大爆発とはという話をやっていて、ロシアの隕石の話を聞いたときには真っ先にこれを思い浮かべました。
というのも、ツングースカ大爆発の隕石がこれまたロシアの出来事だったからです。
ツングースカ大爆発とは、1908年6月30日にロシアのポドカメンナヤ・ツングースカ川上流で起きた天体爆発のことです。ツングースカ事件ともいうそうです。(中略)
隕石の落下により、「強烈なエアバーストが発生し、半径約30キロメートルにわたって森林が炎上し、約2,150km2の範囲の樹木がなぎ倒され」、「1,000キロメートル離れた家の窓ガラスも割れた」そうです。また、「爆発によって生じたキノコ雲は数百キロメートル離れた場所からも観測できた」そうです。
不思議なことにこれだけの爆発を起こしておきながら、その原因であったであろう「隕石孔や隕石の残片などは発見されていない」ということです。推測によると落っこちたのは「質量約10万トン・直径60 - 100メートルの天体」であるそうですが、地表に着くことなく「地表から6 - 8キロメートル上空で爆発、跡形なく四散したと考えられている」そうです。
ツングースカ大爆発とは 今読み直すと、「そうです」ばっかで読みづらいですね。
まあ、それは良いとしてロシアの隕石の話。
国土面積が大きいということはそれだけ隕石の落ちる確率が高いわけで、そう不思議ではないとはいうものの、ロシア人にとってはやっぱり腑に落ちないものがあるんじゃないでしょうか?
以下の記事では、そのツングースカ大爆発の話もちらっと出ていました。
ロシア隕石の音、地球全体に響いた 核実験監視機関が観測
2013.02.28 Thu posted at 12:36 JST
(CNN)研究者らは音波が約32秒間続いたことから推計して、爆発のエネルギーは450~500キロトンだったと試算している。これは核爆弾30発に匹敵する規模。
さらにこの数字と、隕石をとらえた映像から計算すると、隕石は直径約17メートル、重さは70万トン以上あり、爆発した時の速度はおよそ秒速18キロだったと推定される。
これは、1908年に隕石の落下とみられる現象でシベリアの森林がなぎ倒された「ツングースカ大爆発」以来の規模だという。
核実験の監視機関は年間20個ほどの隕石から超低周波の音波を観測しており、条件が整えば、豆粒ほどの大きさの隕石の音をとらえることもあるという。
http://www.cnn.co.jp/fringe/35028886.html "核爆弾30発に匹敵する"そうです。すごいですな。
たくさんのけが人が出たので良かったとは言えませんが、これを見るとそれでもまだ良かった方ではないかと感じてしまいます。
私はこの核兵器の部分が一番気になりましたが、記事タイトルは音の方をピックアップしていました。(
人間の可聴域も参考にどうぞ)
ロシア南西部に15日に落下した隕石が、超低周波の音を地球全体に鳴り響かせていたことが分かった。核実験を監視する包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)が28日までに明らかにした。
CTBTOによると、隕石の落下によって、人間の耳に聞こえる音よりもはるかに低い超低周波の音波が発生。北極に近いグリーンランドから南極に至る各地で、CTBTOのセンサーがこの音波をとらえた。その規模は同機関の観測史上、最大だったという。
核兵器も音も両方とも隕石の強烈さがよくわかるエピソードですね。
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