犯罪者はブサイクが多いという見方があります。全国紙の中には、顔がブサイクな人を犯罪者予備軍扱いする記事を載せるところすらありました。しかし、これら偏見・差別。犯罪者の中には、イケメンもいますので、ここではそういった話を集めました。ただ、犯罪者にイケメンが多いというのも問題ある見方。犯罪報道において、そもそもイケメンかブサイクかといった話も必要がない気がします。
2013/3/4:
●犯罪者は不細工説が隆盛 新聞も「非モテは反社会的行為に走る」
●女子に人気でトリリンガルの俊足イケメン男子が殺人容疑
●不細工=犯罪者でもイケメン=犯罪者でもない
2018/03/31:
●イケメン日本人性犯罪者「100人くらいの女性と関係を持った」
●彼女がいてナンパが得意な性犯罪者、女性蔑視の傾向が見られる
2019/12/03
●女性刺殺事件の容疑死者は、元ホストでネットでも噂のイケメン
2021/08/09追記:
●女性を恨んだ無差別刺傷の容疑者、非モテどころかイケメンナンパ師 【NEW】
●犯罪者は不細工説が隆盛 新聞も「非モテは反社会的行為に走る」
2013/3/4:
産経新聞が遠隔操作事件容疑者を例に「非モテは反社会的行為に走る」という記事を掲載に絡む話。一応全国紙である産経新聞ですらこのような差別を載せています。
このときの新聞記事も酷かったですけど、
ヤフー知恵袋でも「犯罪者のほとんどが不細工なのはなぜ」といった話が出ています。
<犯罪者ってなんでまず「目が一重」の人が多いんですか?
また、ジャニーズ系の(俗に言うイケメン)の犯罪者っていませんよね?
何年か前に、女性を監禁して自分を王子様扱いさせてた犯人が、
確かイケメンだったような気はしますが、、、、基本は不細工ばかりです。
捕まって顔写真が出れば、決まってブサメンなんです>
●女子に人気でトリリンガルの俊足イケメン男子が殺人容疑
で、こういった話が頭にあったので、
中退後、いらだち・暴力 友人が語る吉祥寺刺殺容疑者(2013年03月02日16時52分 朝日新聞)という記事が目につきました。女性にモテる人だって、やっぱり犯罪をしてしまうことがあるんですね。
2月28日、友だちから「ニュース見た?」と電話が来た。東京・吉祥寺でアルバイト女性(22)が刺殺された事件で、ルーマニア人の少年(17)の身柄が確保されたとテレビが伝えていた。「あいつだ」。関東地方に住む男性(17)は、そう確信した。
2011年春、逮捕された少年と同じ都内の高校に入学した。風になびく長髪、彫りの深い顔立ち。英語もルーマニア語も話せ、女子生徒に人気があった。「こんなパーフェクトな人間がいるのか」。それが第一印象だった。
2人はともに、サッカー部に入った。「ルーマニアで10年プレーした。おれ、うまいから」。少年はそう胸を張ったが、実際はボールを蹴るのもヘディングも、上手ではなかった。試合には出られずいつもベンチに。ただ、100メートル12秒台前半の俊足で、ディフェンダーとの競り合いでは負けなかった。
●不細工=犯罪者でもイケメン=犯罪者でもない
サッカーは下手でスポーツ万能とは行きませんが、3ヶ国語しゃべれて俊足です。おいおい恵まれすぎでしょ…というものでした。検索してみると、実際に写真を見てイケメンだと言っている人もいました。見た目が良いことは間違いないのでしょう。
ただし、日本に馴染めなかったり、バイクの免許もないのに「おれは暴走族に入っている」などと言って虚勢を張る癖がある、素行不良が学校側に問題視されて退学となるなど、性格に難があったりはしたようです。その一方で、「人殺しなんてするやつじゃなかった」とこの知人が言っているように、学校時代はそこまで酷くはなかったようで、本当にひどくなったのは中退後だったと見られています。
これを書いたのは別にイケメンが犯罪者…と言いたいわけではなく、もちろんそれはそれで差別なので良くないと考えているんですけど、不細工が犯罪者という風潮がどうかな?と思って紹介しました。
統計的なデータ(イケメン・ブサメン判定は難しいですけどね。写真を選ぶ時点で何らかの偏見が入りそうです)ではもしかすると何らかの傾向が出ているのかもしれませんが、その場合も不細工またはイケメンがイコール犯罪者ということにはなりません。ブサメンもイケメンもほとんどの人は犯罪を犯さないため。勘違いされないようにしてください。
●イケメン日本人性犯罪者「100人くらいの女性と関係を持った」
2018/03/31:再投稿するついでに別の話も検索。「非モテは反社会的行為に走る」という話を載せていた産経新聞で、
【メガプレミアム】“百人斬り”「イケメン」の性犯罪 「女性に受け入れられて当然」と豪語 思考のゆがみ「治療」もアピール(2015.8.20 15:00)という記事がありました。
海外でイケメン殺人犯が話題になったせいか、ネットではイケメン日本人犯罪者が求められている感じだったのですけど、そうした人たちの求める名前などの具体的な情報は出ていない記事でした。
大阪地裁で開かれた2016年6月に開かれていたのは、夜道で次々に女性を襲ったとして、強制わいせつ致傷罪などに問われた男性の裁判。彼は仕事で嫌なことがあったときに気分転換のために、女子高生を抱きつくことを思いつて実行。自転車に乗っていた女子高生は転倒するも構わず、胸や下半身を数十秒間触り続けた末に、走って逃げました。
犯行の数カ月後にも、夜道で女性に抱きついて体を触り、けがをさせる強制わいせつ致傷事件。起訴されたこの2件以外にも、男が強制わいせつ1件と盗撮20件を認めたこともわかっています。ストレス発散が目的だったといいます。
この男性は、憂いを帯びた目に、すっと通った鼻筋で、なかなかの“イケメン”。交際相手がいたし、ナンパも得意で「これまで100人くらいの女性と関係を持った」と強調。性的に満たされた状態だったので、「性欲からの犯行ではない」と強調していました。
●彼女がいてナンパが得意な性犯罪者、女性蔑視の傾向が見られる
検察側からは、恥ずかしがる女性の制止を振り切ってまで裸の写真を撮るなど、サディズム(加虐性愛)的な性向があると指摘があったものの、男性は飽くまで性欲とは無関係と主張。
一方で、「自分は女性に受け入れられて当然だと思っていた」と女性蔑視の傾向があった模様。「女性を軽くみていた。そのことも犯行につながったのだと思う」と認めています。これらは、
レイプ犯心理と保守思想と同性愛嫌いの共通点は男性優位・女性蔑視と関係する話です。
ただし、むしろ彼はおとなしいタイプとのこと。中学時代は生徒会長を務める優等生。進学は「スポーツ系の道に進みたい」との希望を言い出せず、就職先でも先輩や上司に自分の言い分や疑問を伝えられない日々が続き、ストレスがたまる一方だったといいます。そのくせナンパが得意ってのは矛盾してる気がするんですけど…。
また、「逮捕されるまでパトカーのサイレンの音が聞こえる度に怖かったが、被害者のことは考えなかった」あたりは、「他人の痛みは全くわからないけど自分の痛みには過敏」といった共感力の低さが見られました。
●女性刺殺事件の容疑死者は、元ホストでネットでも噂のイケメン
2019/12/03:あんまりイケメンの犯罪を強調してもあれですが、オンラインゲーム「人狼殺」をやっていて「人狼業界イチのイケメン」を自称していた殺人事件の容疑者が、「自称」だけでなく、ネットでもイケメンだと言われていました。
ただし、この人の場合はモテていたと言えるかは微妙。オンラインゲームでは、恋人をつくることに成功しているのは確かですが、「性格は根暗で、目立つタイプではなかった」(中学時代の後輩)とされていた他、金が欲しくて夢を見てホストになったものの、当時のホスト仲間によると、努力しないために売れず。「ホストも半年くらいで店を勝手にやめてしまった」といいます。
(
〈人を殺そうか 悩んでます〉新潟女性刺殺イケメン容疑者の「ホスト写真」と「殺人予告LINE」 | 文春オンラインより)
アルバイトを転々としていたということで、人付き合いが苦手だったのかもしれません。そう書くと、また産経新聞みたいに「コミュ障は犯罪者予備軍だ」などと思う人がいるでしょうが、連続殺人犯の中にはむしろよく人に好かれる人も多いことがわかっています。
たとえ犯罪者に何らかの特徴があったとしても、その特徴による差別が許されるわけではないのですけど、そもそも単純に「~は犯罪者」と簡単に見極められるような特徴は、存在しないのでしょう。
●女性を恨んだ無差別刺傷の容疑者、非モテどころかイケメンナンパ師
2021/08/09追記:小田急線無差別刺傷事件の容疑者は、「ナンパ師だった」という噂がネットで広がっているとのこと。8年前の2013年8月、容疑者は自身のFacebookに、同世代の女性たちと仲が良さそうにしている自身の写真を投稿するなど、むしろ女性にモテていた形跡があるとされていました。元モテで現非モテの可能性もあり、「単純に言えない」という例かもしれません。
<1枚は楽し気な表情で男女の友人と一緒に写ったもの。「三年前」というコメントが添えられており、その記述をそのまま信じるならば27歳の時の写真ということになる。もう1枚は「インジェノバ、ウィズマイフレンド&めっちゃタイプガール」というコメントとともに、外国人女性と肩を組む写真だ。写真にうつる対馬容疑者は28歳頃にしてはいささか幼くみえる。こちらも過去の写真を投稿したのかもしれない>
現在行われている取り調べで、容疑者は「女性から馬鹿にされた経験がある」と供述していることから、今回の犯行は女性に対する恨みが引き金になったのではないかとみられています。一方で、疑者の過去を辿ると、紹介したFacebookで笑顔を浮かべる写真同様、 “非モテ男”とは正反対の人生が浮かび上がってくるともされていました。こっちの方がより具体的ですね。
「容疑者を知っている人はみんな口を揃えてムードメーカーだったとか、明るくて活発な子だったと言っています。3歳下の弟がいたのですが、一緒に下校したり遊んだり、面倒をよく見ていました。悪い印象は全くないです。
彼は小学校のサッカー部に所属していたんですけど、ここの関係者はいま大騒ぎしています。『まさかあいつが』とみんな思っているでしょうね。そういえば、(中略)このクラブに所属していた子に対して『俺キレさせたらやばいよ』と言ったことがあったようです。よくある子供の会話ですけど、今思うとちょっと気になる発言ではありますね」(同じ小学校の卒業生)
「身なりに気をつかっていたようで服装もおしゃれで、容姿端麗なイケメンといった感じでした。冗談をいって人を笑わせるような明るい性格です。とても今回のような事件を起こすような人物ではなかったので、ニュースで事件のことを聞いた時はただただ驚きました」
「少しチャラかった」「勉強はしっかりしていたのではないでしょうか。でもいい意味で“優等生”ではなかった」「放課後は仲がいい友達数人とよく遊んでいました。みんなでワイワイ騒ぐのが好きで、カラオケとかボーリングとか、ビリヤードで遊ぶことが多かったです。あいつは歌が上手いんですよ」
「プレイボーイというか、街中の女の子に声をかけることもありました。女好きではありましたが、一人の女性に入れ込むようなことはなかった。それより男同士でつるむことが好きなタイプ。だからこそ、女性に強い恨みを持つようになるなんて、当時のあいつからは想像もできないんです」(同じ小学校の卒業生)
「今から15年ほど前でしょうか。対馬と高校の同級生数人で会った事があります。(中略)すでに大学を中退していて、定職につかず、アルバイトをして生活しているようでした。でも自分の職業を『ナンパ師』だと語りはじめたんです」
「三軒茶屋などの駅近くで通りすがりの女性に声をかけていたそうです。『成功率は数%』と言っていましたが、うまくいった時はホテルに連れていくこともあったようです。でも、彼が得意げに話すナンパ相手の女性の年代がおかしくて……。対馬が狙っていたのは女子高生や女子中学生だったんです。当時、対馬はすでにハタチは超えていましたから、正直、引きましたね」(同じ高校の同級生)
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