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セキュリティソフト・ウイルス対策ソフトはいらない?必要性をなくしたWindows Defenderの進化


 セキュリティソフト・ウイルス対策ソフトの話をまとめ。<セキュリティソフト・ウイルス対策ソフトはいらない?必要性をなくしたWindows Defenderの進化>などをまとめています。

2023/02/09追記:
●Microsoft Defenderは企業でも使える?セミナーが行われる時代に 【NEW】


●セキュリティソフト・ウイルス対策ソフトはいらない?必要性をなくしたWindows Defenderの進化

2018/12/12:「セキュリティソフトさえ入れれば安全でしょ」という考えが、むしろ危険な理由 ITmedia エンタープライズ / 2018年12月11日 12時10分という記事は、ちょっと言いたいことがわかりづらいものでした。私なりにまとめると、「自分が奪われたくない、守りたい情報」というのを自分で定義し、「大事な情報を守ろう」という意思を持って必要な製品を選ばなくちゃいけない…という主張です。

 ただ、この記事で目を引いたのは別の部分。「今やWindows Defenderはかなりしっかりした機能を持っていて、パターンマッチングによるマルウェア検知はこれで十分でしょう。しかも、今後はさらに機能を拡充するといわれています」という記述でした。

 過去にも、「Windows Defenderの性能が上がったので、もう市販のセキュリティソフト・ウイルス対策ソフトは必要はない」とする記事があり、気になってブックマークしていました。「他のセキュリティ対策ソフトはもういらない」とアピールするWindows Defenderの現状 (1/4) - ITmedia PC USER[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia 2018年4月10日]という記事です。

 Windowsに最初から搭載されているセキュリティ機能は「“ないよりはマシ”程度の機能しかありません」といった説明が、ちまたではよくされており、私もそう理解していました。ところが、2015年7月のWindows 10登場以降、Windows標準のセキュリティ機能「Windows Defender」は大幅に強化されているといいます。

 2018年4月10日のこの記事では、もはや特定の“意図した”機能でも利用するつもりがない限り、専用のソフトウェアなしでもWindows Defenderを使うことでセキュリティ対策はほぼ十分、という水準になったといっても過言ではない、とまで書いていました。


●セキュリティ評価団体のテストで防御率100%で同率1位に

 例えば、AV-Comparativesというセキュリティ製品の第三者評価を続けている団体が提供している各ウイルス対策製品における防御率の比較。ここでは名だたる大手セキュリティ対策ソフトウェアと同格で、Microsoftのセキュリティ製品(Windows Defender)が堂々の100%という防御率をたたき出していました。むしろほとんどの有料ソフトより上です。

 記事では、Microsoftでは60万台のPCが稼働しており、同社によれば米国防総省の次である世界で2番目にサイバー攻撃を受けている組織だという話も載っていました。これで何が言いたいか?と言うと、膨大なノウハウが蓄積されており、少なくとも「Microsoftのセキュリティ対策は弱い」と一概にいえるものではないという話みたいですね。

 ただし、一方で既存の対策ではまだまだ不十分という認識もあり、Windows 10の「Windows as a Service(WaaS)」の仕組みを使ってOS自体のセキュリティ機能を半年ごとにグレードアップさせており、クラウド保護などの機能と合わせて日々強化が続いていることも触れていました。とはいえ、これは現時点でも素晴らしい対策をしているのに、さらに上を目指しているという意図かもしれません。


●それでもセキュリティ対策ソフトを入れないのは不安だった

 過去の「常識」があり、なかなか信じられず、技術に比較的強いはてなブックマーク - 「他のセキュリティ対策ソフトはもういらない」とアピールするWindows Defenderの現状 - ITmedia PC USERを確認。特に反論コメントは人気になっていませんでした。

 専門的なコメントの方も残念ながらなかったものの、以前から主張していたというコメントは一つ。<10登場前からずっと言ってたことですが、情報が伝わるのには時間がかかりますね>(ebibibi Windows)といったコメントがありました。記事の見方に全面的に賛同するものです。

 ただし、「サードパーティからのアンサーソングが待たれる」(Akaza)というコメントがあったように、まだ信じられない私は他の情報が出てくるのを待っていました。で、冒頭の話を見かけたので、今回やっと取り上げることにしてみた…という経緯です。


●別の調査機関によるテストでのWindows Defenderの評価は?

 もう少し情報を得たいと思ってちょっと検索。別のセキュリティソフトウェア調査会社AV-TESTの調査結果が見つかりました。2018年6月時点のランキングだと、Windows Defenderはトップではなく、Avira、Kaspersky、McAfeeの3つのアンチウイルス製品がトップ。Windows Defenderは、トップと同率とまではなっていません。

 ただし、Windows Defenderは、Avast Free AntivirusやAVG Internet Security、Bitdefender Internet Security、Symantec Norton Securityなどと並び、4位タイにつけています。やはりマジで良いようです。このことを報じているWindows Defenderがついに最高位のアンチウイルス製品に成長 | ソフトアンテナブログ(2018.08.02)では、以下のような言い方であり、今すぐアンチウイルスソフトはいらないとは書いていませんでした。

<Windows Defenderの改良が続いていくならば、Windowsユーザーがサードパーティ製アンチウィルスソフトをインストールしなければならない時代は過去のものとなるかもしれません>

 ただ、「最上位クラスのアンチウィルスソフトとして評価されている」とは書いており、有料ソフトと比較しても遜色ないのですから、かなりのものみたいですね。本当、びっくりですわ…。


●Microsoft Defenderは企業でも使える?セミナーが行われる時代に

2023/02/09追記:その後のWindows Defenderの評価はどうかな?と検索。セキュリティソフトの評価ランキングみたいなものではないものの、信頼されていることを示唆するような記事は目につきました。<『Microsoft Defenderは企業で使えるのか?』というテーマのウェビナーを開催>(PR TIMES / 2023年1月17日 10時45分)という宣伝記事があったのです。

<マジセミ株式会社はMicrosoft Defenderは企業で使えるのか?というテーマのウェビナーを開催します>
<セキュリティ対策として、最近ではMicrosoft Defender for Endpointを検討される企業も多く見られるようになりました。
Microsoft Defender for Endpointは、Windows、macOS、Linux、Android、iOS のデバイスとネットワークデバイスに対して攻撃を迅速に阻止できるソリューションです>

 ここで出ているのは、「Microsoft Defender for Endpoint」というもの。説明を探すと、「EndPoint 向け Microsoft Defender」とされているものの、この説明ではさっぱりわかりません。なので、もう少し調べると、EndPointというのは、最後のポイントということで要するにパソコンなどの端末のことを言うようです。

 パソコンがなぜ「最後」なのかと言うと、個々のパソコンに行く手前のゲートウェイのところでもセキュリティ対策も行うためみたいですね。「Microsoft Defender for Endpoint」はゲートウェイ向けセキュリティではなく、エンドポイント向けセキュリティであることをはっきりさせるために、こういう名前になっているようでした。


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