タバコとスポーツの話をまとめ。<プロスポーツ選手がタバコを吸うの?プロ野球選手の喫煙率>、<プロ野球選手とサッカーのJリーガー、喫煙率が高いのはどっち?>などをまとめています。
冒頭に追記
2022/07/18追記:
●喫煙者多い野球 王貞治・長嶋茂雄・原辰徳もタバコを吸っていた? 【NEW】
●喫煙者多い野球 王貞治・長嶋茂雄・原辰徳もタバコを吸っていた?
2022/07/18追記:
【原辰徳】昔はONも「おう、火はないか?」喫煙模様に隔世の感|野球|日刊ゲンダイDIGITAL(松崎菊也)で昔の名選手はタバコをよく吸っていた…という話が載っていました。以前書いたように、これはタバコを吸っても運動能力が落ちない理由にはならないのですけど、勘違いする人が出そうな逸話ですね。
<野球の神様ベーブ・ルースがその昔、葉巻をくわえてウインクしてる映像を見た。そういえば現役の頃の長嶋茂雄が、どこか遠征先の宿舎かなんかで浴衣掛けでたばこをくわえて、「おう、火ないか?」「え? おう? あ、おれのことっすか。どうぞ」なんて(言ったか言わないか知らんが)横からおうさだはるがライターで火を付けていた写真を見た覚えが> (引用者注:「おう」と名前の「王」をかけたダジャレです)
軽い話で嘘くさい話ですが、写真があるのなら本当なんでしょう。ただ、さらに胡散臭くて驚いたのが、<心肺能力と持久力なくていいから、たばこをドンドン吸いなさい、なんて競技……今でも(実は)あるらしい>という話。なんとタバコなんかとは無縁でクリーンなイメージのフィギュア選手が吸うといいます。
<フィギュアスケート! 若え頃からたばこを吸わせると成長ホルモンが抑えられて小柄な選手になる。そうすっとピョン! とジャンプが跳べるって寸法だ。特にロシアとかな(またロシアかい)
「だってドーピングに比べりゃねえ」わ~い!>
コラムではこの後、「そこへいくと持久力が勝負のサッカーやマラソンにゃまず喫煙者はいないだろう」などといった話に行ってから、最後にまた以下のような野球の話が登場しています。王貞治さんや長嶋茂雄さんより後の時代の原辰徳さん(今は監督で有名)もタバコを吸っていた…という話でした。
<野球じゃいまだに喫煙者は多いと聞く。原辰徳が監督になるときに4番候補の岡本に「まずは、たばこをやめることだ」なんてコイたそうだ。
ケッ! なによう偉そうに、てめえだって現役の頃はベンチの裏でスッパスッパやったくせに、どの口が言ってんだ>
●プロスポーツ選手がタバコを吸うの?プロ野球選手の喫煙率
2013/3/11:
タバコ・喫煙のスポーツへの影響は本当?有酸素運動能力・持久力・筋力・瞬発力が低下するという説という投稿を先にしています。実はこれ、
なぜプロ野球選手は「タバコ」がやめられないのか? [臼北信行,Business Media 誠](2013年03月07日 08時00分)という記事についてやりたいがための、下準備のようなものでした。
WBC3連覇に向けて2次ラウンド進出を決めた侍ジャパンが、重圧をどのように緩和しているのかと、今大会で選手や首脳陣、スタッフに取材してみると、意外にも多かった答えが「タバコ」だったというものです。
「えっ、スポーツ選手が、タバコを吸うの?」と思わず、そんな言葉を口にしてしまう人が多くいるかもしれない、と記事では書いていました。私も驚きでした。
記者によると、プロ野球選手の喫煙率は他のプロスポーツ選手と比べてみても圧倒的に高いとのこと。球界関係者は、「正確な数字は把握できていないが、周囲の目を気にしながら吸う“隠れ喫煙者”も含めれば、少なく見積もってもプロ契約選手の40%は喫煙しているだろう」と話します。
●プロスポーツ選手だからこそ吸う!堂々と日本代表選手が説明
噂という話しではなく、実際、今大会で代表メンバーに初選出された若手人気野手のAは練習が終わると、美味しそうに煙をプカ~ッと吸っていたそうな。その野手に「なぜタバコを吸うのか?」と質問を向けると、以下のように答えており、全然否定していません。
「この、ひと時こそが自分をプレッシャーから解放してくれるんです。世の中は禁煙ブームかもしれないけれど、ボクはプロ野球選手をやっている限りタバコをやめるつもりはありません。なぜかって? それはもちろん、ストレス発散ですよ。やっぱり現役中はストレスや緊張を覚えることが多い。特にこの侍ジャパンのユニホームを着ている間は、いままで経験したことのないようなプレッシャーがのしかかる。だからタバコは、そうした重圧から解放されるための必需品なんです」
この説明にもっともらしいと感じてしまう人もいるでしょう。ただし、たばこによるストレス解消については異論があります。
タバコ・喫煙でストレス解消どころか増加 ニコチン依存がストレスの原因だったでやっているように、タバコで解消できるストレスは非喫煙者の感じない喫煙が原因のストレスだとのこと。上記のような喫煙が原因でないストレスを解消する効果はないとされています。
●プロ野球選手とサッカーのJリーガー、喫煙率が高いのはどっち?
先程も出てきたのですけど、プロ野球選手の喫煙はとても多いという話がこの後も出てきます。
侍ジャパンに属する非喫煙者のベテラン選手は、プロ野球選手に喫煙者が多い理由について、「明確な理由は分かりませんが」と前置きした上で、以下のように言っています。
「プロ球界には『タバコを吸ってはいけない』というムードが、あまりないからだと思いますよ。野球選手は喫煙に対する罪悪感の意識が、サッカーなど他のプロスポーツより低いと指摘されても仕方がないでしょうね」
野球選手はサッカー選手より意識が低く、喫煙率がやはり高いとの認識のようです。ただし、この方は以下のように容認していました。
「たとえタバコを吸っていても、きちんとしたプレーができるのであれば喫煙しても問題はないとも思う。やらないにこしたことはないけれど、逆に禁止することで精神的なストレスが生じてしまうことのほうが問題。タバコを吸っていてもファンの前で最高のプレーを見せることができれば、プロ選手としては『合格』ですよ。きちんとマナーを守って人に迷惑をかけなければいいと思います」
記事では、プロサッカーのJリーグは、喫煙者であることを堂々と「カミングアウト」する選手が多いプロ球界と対照的とされていました。これはどうもサッカー選手でも吸っている選手がいるということでしょう。
喫煙Jリーガーはファンの前では無論、チーム内でもごく親しい仲間うち以外には自分が喫煙者であることを隠しているケースが多い、との説明。あるJ1のチームでは、タバコを毛嫌いする外国人監督に喫煙者であることがバレて、「オマエはタバコを吸い過ぎてパフォーマンスが落ちた」と糾弾された主力選手が即座に先発メンバーから外されたとのこと。プロ選手にとっては死活問題だろうとされていました。
●プレッシャーから逃れるためには喫煙もやむなしなのか?
2018/12/18:なお、
タバコ・喫煙のスポーツへの影響は本当?有酸素運動能力・持久力・筋力・瞬発力が低下するという説で見たように、喫煙によって運動能力が低下することは間違いないようです。それでも否定する喫煙者はいるでしょうが、ここの反論は難しいでしょう。
また、前述の通り、喫煙によってストレス解消するというのも、科学的根拠がなさそうでした。ただ、タバコでプレッシャーから開放されるという錯覚に意味があると強弁する路線は、まだ存続するかもしれません。かなり無理がある主張ではありますけどね。
仮にこの方向性でタバコの意味があるとしたとしても、ベストな方法とは言い難いでしょう。喫煙のような運動能力を犠牲にする思い込みよりは、そうではない思い込みの方が絶対に良いためです。自己管理不足的なところであり、より良い状態にできる余地が大きいわけですから、非常にもったいないですね。
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