2013/3/15:
冷めないどんぶり、メタル丼がすごい
燕のステンレス製二重構造どんぶり
●冷めないどんぶり、メタル丼がすごい
2013/3/15:同じ燕三条、同じ朝日新聞…あれ、この前も書いたっけ?と錯覚してしまいましたが、それは
新潟燕三条の金物がすごい 勝手に回るくるくる鍋、非対称スプーンでした。今回は鍋ではなく、どんぶりの話。
1個5千円前後と高いのですけど、燕市の会社が作ったステンレス製のどんぶり「メタル丼」が、発売から3年で1万個を売り上げる人気に。
人気の理由は、スープが冷めにくいということ。最後まで熱々のラーメンを味わってもらえるというのが魅力です。燕市小牧の「酒麺亭潤本店」でも使われており、麺を食べきっても、スープからは湯気が立ち上るといいます。
(
「メタル丼」で熱々ラーメン 新潟・燕、冷めにくさ人気(2013年02月19日06時56分 朝日新聞【小早川遥平】)より)
勝手に回る「くるくる鍋」が動画でヒット かき混ぜ不要のアイデア商品のときには、銀食器の燕三条に関する説明がなくて私が生半可な知識で付け加えましたが、やはりここは金属製品が強いようですね。「金物のまち」燕三条と書いていました。
わかりやすいためか、記事では「銀の器」であることを強調していますけど、色つきのものもあるようです。
●燕のステンレス製二重構造どんぶり
さて、メタル丼のもう少し詳しい話ですけど、読み方は「メタルどんぶり」でいいんですかね? 私は最初「メタルどん」と読んで、「メガ盛り」みたいな丼ものの新メニューだと誤解しました。
メタル丼を作ったのは、同市に本社のある中国料理道具専門店の「カンダ」。ステンレス製のタンブラーにヒントを得て、2009年に開発しました。私は金属製だと熱いのでは?と思いました。確かにステンレス1枚の容器に熱湯を注ぐと熱くて触れないそうです。
しかし、2枚を重ねて中を空洞にすれば、内側は熱くても、外側に熱はあまり伝わりません。一方で、2枚のステンレスを重ね、中を空洞にすることで、熱が逃げるのを抑えているというわけです。いやぁ、素晴らしいですね。こういう話はゾクゾク来ますわ。
ただ、弱点はあります。前述の通り、高いのです。この理由は、2枚を重ねるので金型代は2倍になるということ。また、一つひとつ溶接するので大量生産もできず、製作コストがかさみ、「最初は高くて買えないと言われた」と神田智昭社長(51)は振り返っていました。
前述の通り、今は話題になって結構売れているのですけど、「割れない、壊れない、冷めない」と結婚式の引き出物に使う人もいるというのには笑っちゃいました。
「くるくる鍋」とともに燕、そして、日本の代表的な製品となるくらいまでヒットしてほしいです。
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