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そもそも約束はしない方が良い?罰則は明言せず守れることだけ


2019/12/22:
●そもそも約束はしない方が良い?特に厳しい罰則つき約束は諸刃の剣に
●親子関係と外交交渉は同じ?「デッドライン超えたら攻撃」が悪い理由
●どうせ無理でしょとバレバレ 実際はできない罰則を交渉で使うな!
●実行できない約束はせず、守れることだけ約束するというのも大事
2021/04/09:
●約束しても守らない子供に祖母「しつけが甘い。体罰も必要」と主張 【NEW】
●子供のときに約束を守るように厳しくしつけないとダメな大人に? 【NEW】
●約束を守らせるのは大人でも至難の業…より根本的な対策が必要 【NEW】


●そもそも約束はしない方が良い?特に厳しい罰則つき約束は諸刃の剣に

2019/12/22:以前どこかで「親は子供と約束しない方が良い」という話を読んだ気がします。ただ、うろ覚えなので、罰則つきの約束がダメなど、微妙に違うものだったかもしれません。ただ、どちらだったにしても、意外に思えるアドバイスではないかと思います。

 なぜ約束しない方が良いのか?と考えると、まず、子供は約束を破って当たり前だということ。そして、約束を破った場合には、約束破りのペナルティを与えなくてはいけなくなるということ。仮に実際に罰を与えなかった場合、今度は親の言う罰は口だけだと看破されるので、逆効果になることも予想されます。

 約束を守る子供にするため辛いけどやっている…という反論があるでしょうが、そもそも体罰どころか体罰に至らないしつけですら子供への教育として効果的でないことが研究でわかっています。なので、罰則によらない信頼関係の構築を目指した方が良いかもしれませんね。

 別の研究では、親との信頼関係ができている子供ほど、言いつけを守るとされていました。そりゃそうだろと思うかもしれません。ただ、当たり前だと思うのであれば、なおさらこちらのやり方をした方が良いということになります。実際には信頼関係構築の方が体罰よりずっとたいへんなわけですが、正攻法ではありますね。


●親子関係と外交交渉は同じ?「デッドライン超えたら攻撃」が悪い理由

 話が一気に変わるのですけど、国と国との外交関係でも、厳しい罰則つき約束はまずいです。やっちゃいけないのは、例えば、「~をしたら攻撃せざるを得ない」といった警告してしまうこと。好戦的な人はこういうのを好むのですが、明言すると後に引けなくなっちゃうんですよ。

 攻撃を行ってそれだけで済まずに戦争にまで発展してしまった場合、多くの人命や資金などが失われ、国は打撃を受けます。戦争を選択肢の一つとして見せておくことは有効ですが、実際に戦争を始めた方が利益が大きくなるケースは極めてまれ。ほとんどのケースで選べない非現実的な選択肢となります。

 一方で、さっきの子供のケースと同様に、攻撃すると事実上約束しながら、約束を果たさなかった場合、相手に足元を見られてやりたい放題やられます。そもそも約束はせず、幅広い様々な選択肢があることを示しなら、曖昧な言い方にしておいた方が良いのでかもしれません。


●どうせ無理でしょとバレバレ 実際はできない罰則を交渉で使うな!

 これらの話を思い出させた話が、米中貿易交渉の合意が“ミニ・ディール”に終わった真相:日経ビジネス電子版(細川昌彦中部大学特任教授(元・経済産業省貿易管理部長)2019年12月16日)でした。

 関税引き上げの第1弾から第4弾は、「中国への打撃が大きく、米国への影響が小さい」という順番で米国政府が繰り出してきたもの。したがって、最後の第4弾であるスマートフォンなどの制裁関税は、米国の国内消費に冷水を浴びせ、米国の株価にもマイナスの影響が出るものであり、実際には取れない選択肢だったそうです。

 中国はこれを織り込み済みで、追加関税は「空脅し」だと見抜いており、交渉は中国ペースで進みました。結果的に中国は、発動済み分の制裁関税のうち、9月実施分の税率(15%)を7.5%に引き下げることに成功しています。


●実行できない約束はせず、守れることだけ約束するというのも大事

 もう一つ中国がうまかったのが、さらなる交渉を約束しなかったこと。今回の合意を「第1段階」と呼んでいるのは米国だけ。巨大な産業補助金や国有企業の優遇問題など中国の構造問題は先送りされて、今後「第2段階」の交渉が行われるかどうかは不透明だそうです。アメリカが交渉をお願いする立場になったので、これだけでも優位に立てました。

 なお、日米貿易協定では逆にアメリカがうまく、日本がアメリカの立場でした。まず交渉では、安倍政権が第一に求めた自動車関係の問題は合意できず、一方的にトランプ政権の要求を飲む形に。この自動車関連で今後続けて交渉が行われる…と国内では報じられているものの、そう言っているのは日本だけで、アメリカ側は交渉を終えたものとして既成事実化しようとしています。こちらは日本が交渉をお願いする立場になったので、不利になりました。

 あと、「約束しない」とは逆の話になるのですけど、中国が約束したところもうまかった模様。中国は知的財産権の保護、技術移転問題、金融サービスの開放などで合意したとしていたものの、実はこれらは全く新しいものではなく、以前から予定していたもの。実行が可能そうな約束しかしていないんですね。このように「守れることだけしか約束しない」というのも大事そうです。


●約束しても守らない子供に祖母「しつけが甘い。体罰も必要」と主張

2021/04/09:「約束はしない」で検索かけてみたのですが、出てくるのは信頼性の低い個人サイトばかりで苦労。そんな中で埼玉県三好町の約束が守れない。体罰は必要?がヒットしましたので、読んでみました。永瀬春美・篠原学園専門学校こども保育学科専任講師という専門家のものでしたので、当たりでしたね。以下のような相談がテーマでした。

<4歳の娘は好奇心旺盛で、何にでも触りたがります。夫の実家に行ったとき、姑の化粧ポーチが気になって、ファスナーを開けたところを見つかり「何してるの!」と手を叩かれました。(中略)「もうしないでね。約束だよ」と言うと、娘は真剣な表情でうなずきました。でも1時間もしないうちにまた化粧品をいじり始め、私のしつけが甘いと怒られました。
 家では危険なものは見えないところへ片づけていますが、片づけるのではなく「『他人のものには手を出さない』ということを今のうちにきっちり体で覚えさせるべき。でないと将来問題を起こす子になる」と言われると、そうなのかなとも思います。言葉は理解できていると思うのですが、「しない」と約束してもまたやることが家でもよくあります。体罰も必要なのでしょうか>

 永瀬春美講師は、そもそもこうした約束は大人でも守れないことがよくあると指摘。例えば、ダイエットや禁煙などがそうでしょうね。やはり男より女の方が嘘つきだった?1日に嘘をつく回数は何回かでやっているように、大人もかなりの嘘をついています。また、大人の嘘の方が悪質だとも指摘されることがありますね。政治家も企業も嘘をつきまくりです。


●子供のときに約束を守るように厳しくしつけないとダメな大人に?

 アドバイスでは、子供がつい触ってしまうことは自然とも指摘。<あなたも、子どもの頃できなかったことがいろいろできるようになっていますよね>としているように、子供の時点でできないと大人になってもできないという考え方は間違いだとも指摘していました。

<勝手に触ってはいけないものがあることを繰り返し教える必要はありますが、教え続けていつか衝動を抑えられるようになるのを「待つ」のがしつけで、今できるようにしなくてもよいのです。幼児に大人並みの分別を求めるのは無茶ですし、今させないと将来できないなんて理屈は大間違いです>

 納得行かない人も多いでしょうが、こうした誤解は多いですね。この場合、体罰と似た方向性である恐怖を利用したしつけに関する研究が参考になるでしょう。恐怖を利用したしつけは逆効果と研究で判明!叱るや「勉強しなさい」も子供の脳に悪影響でやったように、恐怖を利用したしつけをしていない子どもたちも大人になると改善しており、恐怖を利用したしつけの効果はなかったこと(あるいは逆効果)がわかっています。


●約束を守らせるのは大人でも至難の業…より根本的な対策が必要

 <自宅ではこれまで通り、触ってはいけないものは片づける方針で大丈夫>としていたものの、お姑さんが学習するのもまた難しいでしょうから、場所によってルールを変えた方が良いとのアドバイス。さらに、以下のように書かれており、良いアドバイスだと感じました。ただ、根気のいる方法であり、大人としては怒った方がずっとラクではあります。

<「バーバの大事なものだから」と教えてあやまらせたのは、よい対応でした。叱られても触らないではいられないほどその化粧品が魅力的だったという「気持ち」の部分は認めてあげたうえで、それでも他人の大事なものに触るという「行動」はしてはいけないということを何度でも繰り返し教えてください>

 なお、自宅で行っていた「触ってはダメと言う」より「危険なものの方をなくして対処する」という方法は、工場や工事現場などの大人の現場でも精神論的な教育より優先される安全管理の考え方であり、理にかなっています。この安全管理の考え方からも、やはり大人も約束が守れないんだ…ということがわかるでしょう。


【本文中でリンクした投稿】
  ■やはり男より女の方が嘘つきだった?1日に嘘をつく回数は何回か
  ■恐怖を利用したしつけは逆効果と研究で判明!叱るや「勉強しなさい」も子供の脳に悪影響

【関連投稿】
  ■圧迫面接は拷問による自白?交渉相手は友好なときほど嘘をつかない
  ■一流営業マン甲州賢が天ぷらの衣を剥がして食べる理由に総ツッコミ
  ■だからグーグルに勝てない 正論バカと正論を馬鹿にする日本企業
  ■研究で判明、嘘を見破るのは難しすぎ 嘘を見抜くより良い方法とは?
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