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日本の書籍や絵本がすごい!黒柳徹子が売れ東野圭吾は中国一の作家に


2019/03/11:
●日本の書籍がすごい!黒柳徹子が売れ東野圭吾は中国一の作家に
●日本の絵本もすごい!絵本という言葉すらなかったのに1000万部超えも
●規制が多く問題も多い中国市場…日本の出版社にメリットはあるのか?
●日本のベストセラーが北京では4部しか売れなかった過去も


●日本の書籍がすごい!黒柳徹子が売れ東野圭吾は中国一の作家に

2019/03/11:中国では2017年、日本でも800万部を超えて戦後最大のベストセラーとなっている黒柳徹子『窓ぎわのトットちゃん』の中国版発行部数が、日本を上回る1000万部を突破したというニュースが流れたそうです。

 また、いま中国で最も売れるフィクションの作家は東野圭吾だという報告もあるとのこと。こちらは真偽の怪しい言い方ですけど、私も聞いたことがあります。記事の作者は「たしかに、中国では多くの書店が入り口付近の平台で東野作品の中国版を大々的に展開している」としていました。

 こうした日本出版物の翻訳版では、当然、日本の出版社などによる現地法人がを刊行しているということが多くあります。ただ、現地出版社もあり、『窓ぎわのトットちゃん』の中国版を出し、山岡荘八『徳川家康』中国版を累計300万部販売したのをはじめ、東野圭吾や村上春樹など日本のベストセラー作家の作品を数多く刊行する新経典文化股份有限公司は、そういった会社だそうです。中国人の売れ線を理解しているんですかね。
(日本の絵本が中国の書店で桁外れに売れる背景 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準(星野 渉 : 文化通信社専務取締役 2019/03/04 6:30)より)


●日本の絵本もすごい!絵本という言葉すらなかったのに1000万部超えも

 タイトルになっているように、記事では絵本がメイン。ただ、最初から売れていたわけではないようです。ポプラ社が2004年に北京で設立した蒲蒲蘭は、設立以来10年ほどは赤字続きでした。ポプラ社が北京に蒲蒲蘭を設立した当時の中国には、子ども向けの創作絵本の市場はほとんどなく、「絵本」という言葉すら存在しなかったといいます。

 ところが、ここ数年、絵本の市場が急拡大したことで売上高を急速に伸ばし、2016年には年間売上高が1億元(約17億円)超え。宮西達也さんの「ティラノサウルスシリーズ」は累計800万部、10年以上前に刊行された「くまくんのあかちゃんえほん」(ささき ようこ)に至っては累計1000万部に達する売れ行き。

 ポプラ社・長谷川均社長は冗談交じりで「蒲蒲蘭はここ数年で日本のポプラ社の売り上げを抜くだろう」としていたそうですけど、単純に日本の10倍以上もの人口があるのですから、マジで抜いても全然おかしくないんじゃないかと思います。


●規制が多く問題も多い中国市場…日本の出版社にメリットはあるのか?

 ただし、今でも中国市場は簡単ではありません。規制が数多くある上に、規制の多くが、法律や政令といった正式な文言として明示されないため、出版関係者に「忖度」を求められるというのも、対応を難しくさせているといいます。

 とはいえ、ポプラ社はまさにその規制対策をしながら乗り越えてきました。日本の出版社は、欧米の出版物を輸入することには長けてきたものの、一部を除き、海外への版権輸出は専門のエージェントに任せ、あえてリスクをとって直接出て行くことが少なかったと指摘されています。

 実際、今やアジア最大の児童図書展となった第6回中国上海国際児童図書展では、2013年の第1回に75社だった国外出展社は160社を超えていたのに、日本からの出展はたったの2社にとどまっていたとのこと。海外からは、フランス38社、イギリス19社、アメリカ13社、オーストラリア10社、韓国8社、イタリア8社、スペイン7社などといった感じ。出遅れていたのです。もったいないですね。

 現在、日本の出版業界は毎度毎度「出版不況だ」と大騒ぎしている状況。漫画家や作家が好きなら電子書籍ではなく書店で買う必要がある理由と同様に、出版社側の努力不足を感じる記事でした。

 なお、ポプラ社の規制対策でおもしろいと思ったのが、2018年に松岡達英さんの新作『変成了青蛙』(かえるになった)を日本語からの翻訳ではなく最初から中国語の書籍として発売したこと。オリジナルで出すことで、版権輸入より許可されやすいというメリットがあるんだそうです。


●日本のベストセラーが北京では4部しか売れなかった過去も

 あと、中国で日本の書籍の出版という話では、過去にうちで紹介したことがあるのでここでも少しその話を。ただし、これは失敗例。中国で野球は不人気?日本のベストセラー、北京では4部しか売れずで書いた話です。

  2011年に100万部を突破してベストセラー、となった「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海著)は、 北京の新華書店のデータによると、12年2月の発行部数は北京市内で4部のみだったとのこと。ひどすぎて笑いました。

 ただ、そもそも中国では野球が馴染みでないようだったので、なぜこの作品を選んだの?という案件。このときにも松本清張さんの代表作で長編推理小説の「球形の荒野」を「日本を裏切った日本人」とタイトルを改め再出版したところ大ヒットした、という話があり、やり方次第では売れるといった感じがありました。


【本文中でリンクした投稿】
  ■漫画家や作家が好きなら電子書籍ではなく書店で買う必要がある理由
  ■中国で野球は不人気?日本のベストセラー、北京では4部しか売れず

【関連投稿】
  ■米では電子書籍の売上が連続で減少 書店は逆に連続で売上高増加中 理由は「デジタル疲れ」か価格の問題か?
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