以下二つで書いた朝鮮総連本部を落札の鹿児島県最福寺池口恵観(えかん)法主について追加。
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鹿児島最福寺、朝鮮総連本部を落札 池口恵観住職は北朝鮮と親交 ■
最福寺池口恵観住職 安倍晋三首相・右翼・三無事件クーデター Wikipedia内でも探せばもう少し何かあるかな?と思いついて書き始めたら、普通に個人名でのWikipediaもございました。
既に紹介した話はなるべく省いて見ていきますけど、最初は既出の話のおさらいから。
私がここらへんの出来事の年数がはっきりイメージできていなかったので整理。
議員秘書の後、あまり時間が経たないうちに最福寺を設立されたんですね。もう少し間があったのかと思っていました。
"宗教は人を差別しないとの自論から、思想信条・職業を問わず相談を受け"ているそうで、"弟子に家田荘子、角川春樹、小池一夫、コンノケンイチ、金本知憲、新井貴浩がいる"とのこと。
こういった思想は確かに仏教にはあり、素晴らしいことなのですが、その関係で犯罪に関わった方にも縁があり、"イトマン事件で実刑判決を受けた許永中も弟子の一人だと公言している"そうです。
前述のとおりそもそもご自身も逮捕されている池口恵観法主。関わりを認める供述もされていたようですけど、判決自体はどうだったんでしょう?Wikipediaの書き方ではよくわかりませんでした。
気になって検索して出たのはこちら。
雑誌「世界」の右傾化を憂うという内容ですが、岩波書店自体は左派の総本山みたいなところです。北朝鮮との関わりも非常に深く、今も日本人拉致事件に慎重な立場です。
(6/2追記:「今も日本人拉致事件を認めていない」と書いていましたが、これは私の勘違いっぽいです。すみません。
左翼・左派の岩波書店 親北朝鮮で日本人拉致問題にも慎重姿勢の最後で使っていますが、拉致事件の本を出していました。ただし、北朝鮮を批判する人を非難する話です)
岩波書店の右傾化というよりは、池口恵観法主の過去の活動を考えると親北朝鮮繋がりじゃないですかね?
Wikipediaに戻って、その北朝鮮絡みの話をもう少し。
池口が法主を勤める鹿児島県鹿児島市平川町にある単立・烏帽子山・最福寺_(鹿児島市)には松本明慶大仏師による国内最大級の木造仏・大弁才天(高さ18.5メートル)と、北朝鮮の初代指導者である金日成主席を尊敬する意味から金日成主席観世音菩薩が鎮座している。
池口は北朝鮮をたびたび訪問し、朝鮮労働党や北朝鮮外務省の高官やよど号ハイジャック犯と会談をしており、2012年に開催された金日成生誕100年祭にも出席している。池口は訪朝の理由に、「日本が歴史的に韓国と北朝鮮に対して大きな犠牲を抱かせ、韓半島の多くの国民が日本に恨みを持って亡くなったことに対し、素直に謝罪し慰霊したかった」ことを挙げ、「真の懺悔と謝罪があってこそ相互友好関係が生じる」との考えから、韓国と北朝鮮を毎年定期的に訪問して慰霊祭と平和祈願祭を開くことを思案している。また、まずは日本が北朝鮮に対して、いわゆる「過去の植民地統治に関する戦後補償」と謝罪をして、それから日朝国交正常化をするべきだと主張している。
金正日総書記が死去した際には、「朝鮮の大いなる指導者、金正日総書記閣下が地方指導に向かう途上で亡くなられたのは、とても痛ましく悲しい」「朝鮮半島の平和と繁栄、日朝国交正常化を金日成主席と共に見守ってほしい」と哀悼の意を示した。
金日成さんや金正日さんは北朝鮮の強力な支配を進めたり、巧みな外交で各国を困らせたりしたのですから能力が高いのは間違いないと思いますけど、わざわざ褒め称えるとなるとちょっと違和感がある方もいらっしゃるかもしれません。
もう一つ、岩波書店の話でも出てきた右翼との関係をWikipediaから。ここは既に書いた親交のある安倍晋三首相との縁も見えます。
2007年(平成19年)9月には指定暴力団住吉会傘下の右翼団体・日本青年社の総会に来賓として招かれ、直前に辞任表明した安倍晋三首相を擁護する内容の講演を行っている。その後も日本青年社の機関紙に度々寄稿。平成24年度の日本青年社全国議員同志連盟・社友総会は最福寺関東別院で開催された。
このときの社友総会のページのプロフィールがなかなか重要なことを書いています。
池口恵観法主は「
日本の象徴的指導者」だそうです、知りませんでした。
日本国民としては自分の国の象徴的指導者のお名前くらい把握しておかなくちゃいけませんね。いやぁ、危ない、危ない、危うく知らずに過ごしているところでした。調べて良かったです。
また、ここには安倍晋三さん以外の自民党関係のお話が。
烏帽子山最福時の総代は、自由民主党の鳩山邦男法務大臣。
総代というのはお寺のお檀家さんのトップのことです。Wikipediaの書き方だともっと多数繋がりがある感じでしたし、まだいろいろ出てくるかもしれません。
最後に総会でのお話も少し。
【高野山真言宗・烏帽子山最福寺法主池口惠觀大僧正ご挨拶】
本日は日本青年社の皆さまの「全国議員同志連盟・社友総会」が開催されますこと、“サポーターの一人として”、心よりお祝い申し上げます。また皆さま方が本日の会を機に、旧来の殻から抜け出し、新しい日本の創造に向けて、大きく飛躍を図ろうとされていることに、私は深甚なる敬意を払うものであります。
(中略)真言密教の行者として、日々、大きな火を焚く護摩行を行い、世界平和と衆生の救済を祈っております。
そんな私から見ますと、昨今の日本はいよいよ亡国の淵に向かって歩んでいるように思われてなりません。(中略)私はかねてより、「構造改革を断行して、景気回復を成し遂げたとしても、真の日本再生は難しい」と、警鐘を鳴らし続けてまいりました。と申しますのも、戦後六十二年、日本が道徳的・精神的荒廃に至ったのは、高度経済成長を錦の御旗にして、カネとモノを追い求めるあまり、日本社会の底流に流れる清冽な地下水とも言うべき、伝統的精神や道徳を置き去りにしてきたからだ、と考えるからであります。つまり、日本古来の伝統的精神や道徳に対する目覚めがなければ、いかに景気が回復したとしても、真の日本再生は為し得ないのであります。 そのことを最も真摯に受け止めた政治家の一人が、今回、辞任表明に追い込まれた安倍総理であります。「美しい国・日本」というキャッチフレーズは、いささか情緒的でよくわからないという批判が、自民党内のもありました。しかし、安倍総理が総裁選前に出された『美しい国』という本をよく読めば、その真意が日本古来の伝統精神や道徳を再評価し、この国本来のお国柄を取り戻すことにあったことは明白であります。
また「戦後レジームからの脱却」も、まさに皆さま方が目指しておられる敗戦後遺症からの脱却、すなわち東京裁判史観からの呪縛から解き放たれ、自らの手で自主憲法を制定して真の日本新生を成し遂げることに他ならなかったのであります。
日本古来の伝統的な精神や道徳に根ざした本来のお国柄を取り戻すことによって、真の日本再生に道筋をつけようとされた安倍総理が、さまざまな原因はあったにせよ就任一年足らずで退陣に追い込まれたところに、私はこの国がいよいよ亡国の淵に沈んでいく「危機」を感じるのであります。
話は逸れちゃうんですけど、池口恵観法主抜きで自民党と日本青年社という関係もなかなか興味深いところがあります。
ここらへんも機会があれば、軽く紹介したいです。
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