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ディオバン論文捏造(?)撤回問題、ノバルティスは被害者か?


 捏造・不正の疑いで撤回となった松原弘明教授(当時)のディオバン(バルサルタン)論文の件です。

  ■バルサルタン研究論文撤回(捏造?不正?)で、松原弘明教授が辞表
  ■ディオバン(バルサルタン)の効果 改ざん(捏造?)撤回論文の影響は?
  ■論文撤回の松原弘明教授、「バルサルタン(ディオバン)は他の降圧剤より優秀」と主張していた
  ■バルサルタン(ディオバン)松原弘明撤回論文、発表時から疑惑があった

 個人サイト(薬剤師さんみたいです)なんで伏せておきますけど、こんなことを書いていた方が。
Kyoto Heart Study 担当の教授が辞めた


Kyoto Heart Studyの論文撤回の責任を受けて辞任を表明したとのことだ。
この論文はディオバンを使うと他の降圧薬を使って血圧をコントロールするのに比べて
維持血圧が同じでも脳梗塞や脳卒中を起こす確率が減るということを示したもの。
ノバルティスもこのデータをプロモーションに利用しており、
各方面に影響を与えている。

今日、ノバルティスの担当がやってきて、新聞記事をかかえながら、こう言っていた。
「当社はこの研究に一切関わりがなく、今後このデータの使用はしません」

まあ、当然だろう。どちらかと言うとディオバンの評判を著しく害したかどで、
京都府立医科大学を訴えてもいいんじゃないかと思うほどだ。

 ノバルティス・ファーマはむしろ被害者だといった書き方です。

 また、有料記事で始めしか読めませんけど、以下からはノバルティス・ファーマの見解も見えます。
【COI せめぎ合う利益相反問題・下】突き付けられた「ディオバン論文問題」( 2013年3月27日 ) 日刊薬業WEB

 「この研究に関してノバルティスからの資金提供、研究費・寄付金の提供、人的提供はあったのか」

 「資金の提供はある。だが、われわれは(論文の)データに関与できない。これは奨学寄付金という考え方では全て同じ」

 2月12日、都内で開かれたノバルティス ファーマの業績記者会見。看板製品のARB「ディオバン」の関連論文への関与をめぐり、記者と三谷宏幸社長の間でこんなやりとりがあった。
http://nk.jiho.jp/servlet/nk/kigyo/article/1226572695102.html?pageKind=outline

 ただ、これらだけを見てもノバルティス・ファーマが一方的な被害者だと言うのは無理なんじゃないかという点がいくつもあります。


 まず、「資金の提供」。資金の提供があれば、当然提供主に有利な結果にしようという意志が働きやすいです。

 ディオバン論文は実際、大規模な調査をしたにも関わらず期待した結果が得られなかったため、無理やり特殊な効果があると解釈した……といった兆候が見られます。

 この研究者が結果を有利にしたがるというのは逆から見ると、企業側は気をつけないといけないということですので、ノバルティス・ファーマの責任はないというのも言いづらいです。

 加えて、もともとこのディオバン論文には不自然な点が見られましたので、それを放置していたというのも言い訳しづらい状況です。

 医薬品会社が専門的な知識がないと公言されると困ってしまうのですが、もし仮にそうであったとしても他の専門家の意見を見るくらいはできるはずです。

 参考
  ■バルサルタン(ディオバン)松原弘明撤回論文、発表時から疑惑があった

 それから、そもそも資金提供して自社の医薬品の研究をしてもらっている時点で既に関係者(全く無関係な研究なら話は別ですよ)であり、被害者面するのには違和感を覚えます。


 さらに最初のサイトで「ノバルティスもこのデータをプロモーションに利用しており、各方面に影響を与えている」としているように、ノバルティス・ファーマはこの論文をさんざん利用して売り込んできました。

 これもまた被害者と言うのは無理なことを示しており、最初の方が「ディオバンの評判を著しく害したかどで、京都府立医科大学を訴えてもいいんじゃないかと思うほどだ」という感想を持ったことを不思議に思います。

 繰り返すように「怪しい」という声の挙がっていた研究なのです。そういった声を無視していたのではなく、自社の医薬品関連の情報を全く仕入れておらず本当に知らなかったとしても、それは責任を果たしたとは到底言えない状態には変わりないでしょう。


 とりあえず、今回の件は世間的な常識では、ノバルティス・ファーマの失態だと考えられても仕方ありません。

 これは以下の記事からもわかります。
ノバルティスファーマ 新社長に二之宮副社長が昇格 4月1日付
2013/03/29 05:02 ミクスオンライン

ノバルティス日本法人は3月28日、ノバルティスホールディングジャパンの新社長に石川裕子ノバルティスファーマ常務取締役人事・コミュニケーション本部長を、ノバルティスファーマの新社長に二之宮義泰取締役副社長兼医薬品事業本部長を、それぞれ昇格させるトップ人事を発表した。(中略)

この時期の社長交代理由について同社は、三谷社長が「4月に60歳を迎え、07年5月の就任から約6年となり、1つの区切りとして、スイス本社と話し合った結果、このタイミングとなった」(同)と説明している。同社がARBディオバンのプロモーションに使用していたデータの根拠となった外部の臨床研究論文が学会誌から撤回される事態となっているが、「(人事とは)関係ありません」(同)としている。
http://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/44029/Default.aspx

 上記の書き方からすれば、おそらくディオバン論文撤回は関係あるのか?といった質問が出たと思われ、これは論文撤回問題でノバルティス・ファーマに責任があってもおかしくないと考える人がいることを示しています。


 下書きでは書いていなかったんですけど、最初のサイトで登場した「ノバルティスの担当」は虚偽の説明をしているということでいいでしょうか?

 ノバルティスの担当は「当社はこの研究に一切関わりがなく」と言っていますが、その次の記事で三谷宏幸社長は「この研究に関してノバルティスからの資金提供、研究費・寄付金の提供、人的提供はあったのか」の質問に「資金の提供はある」と回答しています。

 別に難しく考えることはなく、普通に「当社はこの研究に一切関わりがなく」は嘘ということになります。信用できない会社ですね。


 追加(別の論文では社員が関与、資金提供は1億を超えるものでした)
  ■松原弘明ディオバン撤回論文、ノバルティス社員が関与・寄付1億
  ■製薬株式ノバルティス社員の研究参加で波紋 ディオバン論文捏造問題

 関連
  ■バルサルタン研究論文撤回(捏造?不正?)で、松原弘明教授が辞表
  ■ディオバン(バルサルタン)の効果 改ざん(捏造?)撤回論文の影響は?
  ■論文撤回の松原弘明教授、「バルサルタン(ディオバン)は他の降圧剤より優秀」と主張していた
  ■バルサルタン(ディオバン)松原弘明撤回論文、発表時から疑惑があった
  ■加藤茂明捏造論文撤回の筆頭著者は,北川浩史群馬大教授
  ■その他の社会・時事問題について書いた記事

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