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報奨金や宝くじに当たった人の悲劇 嫌がらせ相次ぐ・浪費するも不幸になるばかり


2009/11/17:
●捜査に協力して情報提供で報奨金をもらった女将に嫌がらせ相次ぐ
●宝くじに当たった人の悲劇 浪費するも不幸になるばかり
●「当選が人生を滅ぼした」大金を得て不幸になってしまうお金の魔力
●一方で「使い方がわからない」で当選金を受け取り拒否する人も


●捜査に協力して情報提供で報奨金をもらった女将に嫌がらせ相次ぐ

2009/11/17:記事名の時点で既に悲しくなるのですが、"報奨金1000万円 血みどろの争いとなる"(ゲンダイネット、2009/11/15)を読んでいたら、切ない話がありました。まずこの記事のきっかけとなっていた話の説明。リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件で容疑者逮捕の有力情報提供者に渡る総額1000万円もの「捜査特別報奨金」が支払われることになったという、本来なら褒めた方が良いような話です。
http://news.livedoor.com/article/detail/4451516/

 ただ、問題なのは情報提供者が複数いること。この取り分を巡って、トラブルがあるのではないかと心配する内容の記事だったのです。この心配は根拠が無いものではないようでした。というのも、実際に過去に報奨金においてトラブルがあったためです。

 1997年、松山ホステス殺害事件で指名手配されていた福田和子さんの逮捕の際も、愛媛県警察協会が独自に懸賞金100万円を用意。逮捕に直結した情報提供者として、彼女が通った、おでん屋の女将が懸賞金を手にしたのですけど、これで不幸なことになってしまいました。

「その後の嫌がらせがヒドかった。おでん屋には『そんなにカネが欲しかったのか』『水商売の人間が客を売るんか』と1日数十件のイタズラ電話が相次いだのです。弱り果てた女将は結局、受け取った金を日本テレビの『24時間テレビ』に寄付しました」(当時を知る関係者)

 記事では、「凶悪犯を通報して、嫌がらせに次ぐ嫌がらせにあうとは…。この民度の低さでは、日本に懸賞金制度は馴染まない」と書いていました。内部告発での嫌がらせも日本では盛んであり、情けなくて泣きたくなってきます。


●宝くじに当たった人の悲劇 浪費するも不幸になるばかり

 「この民度の低さでは、日本に懸賞金制度は馴染まない」とあったので、海外ではどうなのか、探してみたのですが、よくわからず。ただ、宝くじのトラブルみたいなのは、海外でも聞きます。例えば、英国で当時16歳の女性が、ロトくじで190万ポンド(約2億9,000万円)を射止めた話。上記の日本の報奨金のようなやっかみとは全然違うのですけど、大金によって不幸が訪れていました。
「当選が私の人生を滅ぼしたの」16歳で約3億円を当てた女性の現在。(2009/8/27、Narinari.com)より)

 まず、自分、母親と父親、祖母と計4軒の家と家具を55万ポンド(約8,400万円)で購入。さらに、身内や友人との遊興費に20万ポンド(約3,000万円)、高級自動車の購入に11万5,000ポンド(約 1,700万円)。その他、2回の豊胸手術で1万3,000ポンド(約200万円)と、パーティーに25万ポンド(約3,800万円)などと浪費しました。

 彼女は交際した男性にも多くをつぎ込んだそうです。当選時に交際していた25歳の男性は、彼女が賞金を獲得した途端に仕事を辞め、毎日200ポンド(約3万円)の小遣いをもらって、好き勝手な生活を始めたそうで、別れるまでに2万1,000ポンド(約320万円)使ったといいます。

 そして、その次の交際相手には7,000ポンド(約100万円)の自動車、現金で3,000ポンド(約45万円)を渡しますが、わずか2週間で失踪。3人目は1万5,000ポンド(約230万円)のスポーツカーを与え、妊娠が発覚するものの、男性に現金を盗まれていたことがわかり破局。この男性とは一度は復縁するも、ロジャーズさんの妹にも手を出されて、自殺未遂。その後、2007年に2人目の子どもを授かるも、結局は破局。

 4人目は1万2,000ポンド(約180万円)を使いますが、コカインの売買とスタンガン所持で逮捕。その直前に彼女は2度目の自殺未遂。そして、ついには「3000ポンド(約45万円)の弁護士への支払いができなければ、破産手続きに追い込まれる」状態になりました。


●「当選が人生を滅ぼした」大金を得て不幸になってしまうお金の魔力

 彼女は「私はお金を使って周りの人を幸せにしたかっただけ。でも自分が幸せにはなれなかった」と振り返り、「私の人生は修羅場よ。でもお金がきれいに無くなれば少しは幸せが見つけられるかも」と語っています。

 「ロトの当選が人生を滅ぼした」というのも彼女の言葉ですが、この場合は、お金の使い方を見ても、反省している様子が感じられない現在の発言からしても、彼女自身の性格の問題も多分にあるとは思います。

 しかし、お金にこのような魔力があるのは、古来から繰り返し言われてきたことでもあります。「人の振り見て我が振り直せ」で、日ごろから気をつけたいところです。


●一方で「使い方がわからない」で当選金を受け取り拒否する人も

 このようにお金に惑わされる人がいる一方で、ドイツでは「どうやって使えばいいか分からない」と、200万ユーロ(約3億2000万円)の宝くじの受け取りの拒否をした男性もいたようです。これは、3億円の宝くじが当たった男性が受け取りを拒否(2007/9/21、GIGAZINE)という記事で出ていた話でした。

 この記事によると、彼の場合は当選金のために宝くじを購入したわけではなく、亡くなった妻が生前に好んで宝くじを買っていたので、習慣的に購入していたとのこと。受け取り拒否するならそもそもなぜ買ったのか?と不思議だったのですが、当選金の方はそもそもあんまり関心がなかったみたいですね。

 ちょっと極端な例ではありますが、それくらいの姿勢の方が、幸せに暮らせるのかもしれません。…でも、やっぱり3億円なら、正直欲しいよなぁと思いつつ、今日はここで終わりにします。


【関連投稿】
  ■42億円の宝くじに当たった人 次々と寄付
  ■宝くじ1億円以上当たった人も未換金多数
  ■なぜ人は宝くじを買うのか?人が宝くじを買う理由 「夢を買う」と言う人も
  ■宝くじ当選者など、大金を手にしても幸せになれず身を滅ぼす人たち
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