2013/4/6:
●福島原発事故のデマ記事、大瀧丈二琉球大准教授が関わっていた
●大瀧丈二琉球大准教授、松本丈二の名でホメオパシーを宣伝 著作も発表
●松本丈二(大瀧丈二)先生は「真の科学者・思想家・医師」である!
●大学教授が書籍で宣伝した効果の無い代替療法にはまって死亡
●福島原発事故のデマ記事、大瀧丈二琉球大准教授が関わっていた
2013/4/6:福島原発事故の関係で遺伝的な異常続出!……みたいな記事がありました。ただ、「あっ、捏造くさい!」とひと目見て思った私は、そんな内容でページビュー数稼ぐ記事にアクセスしたくなかったので、クリックもせずにタイトル名で検索。どうもその主張に関わっているのは大瀧丈二琉球大准教授という方らしく、案の定デマ・捏造の類であることが濃厚とわかりました。
で、その話をやってもいいんですけど、私が見て驚いたのがこの人はホメオパシー信者らしいってことです…また、ホメオパシーか!
またホメオパシーと思ったのは、大瀧丈二さんと同じく
いわゆる「放射能」問題で危険を煽る学者さんである早川由紀夫群馬大教授であったため。ホメオパシーと親和性が高いんですかね…。
この早川由紀夫さんは、福島農家はオウム信者、ホメオパシーの治療を優先して赤ちゃんが死のうが構わない……みたいなことを言っちゃう、筋金入りの危ない人。こうなると、さすがにマスコミも使いづらいのか、私はメディア記事に呼ばれているのは読んだことありません。
しかし、都合の良い発言をしてくれる「御用学者」に一定の需要があるようで、大瀧丈二琉球大准教授はそんな学者さんなのかもしれません。
原発事故以前からトンデモ発言を繰り返していた武田邦彦さんなど、最近変な人は見かけなくなっていたので収まったのかと思っていましたわ…。
●大瀧丈二琉球大准教授、松本丈二の名でホメオパシーを宣伝 著作も発表
前置きが長くなっちゃいましたが、今日の主役大瀧丈二さんとホメオパシーについて。リンク切れ)していますが、原発事故前に<琉球大学理学部・大瀧丈二氏によるホメオパシーについての見解>(2010/8/11 kikulog)といったエントリがありました。
<ホメオパシー関連で、以前から琉球大学理学部・大瀧丈二氏の名前が挙がっていました。
松本丈二の名前で(ペンネームか旧姓かは知りません)ホメオパシーを肯定的に紹介するだけでなく、以下のライフェ自然療法館ではホメオパシーコース担当スタッフになっています>
http://www.justmystage.com/home/lifeokinawa/Link
スタッフ紹介には、以下のようなことが書かれていたとのこと。著作で儲けて、ホメオパシーのスタッフにもなって…ということで本格的です。早川由紀夫さんの場合、ホメオパシーはメインじゃなさそうなんですが、大瀧丈二さんはかなりホメオパシーに力入れていらっしゃるようです。
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松本丈二(まつもとじょうじ)
長崎市出身。コロンビア大学大学院生物学部博士過程修了。生物学Ph.D.。アメリカ留学中にホメオパシーを学ぶ。ケンブリッジ大学医学部研究員、神奈川大学理学部助手を経て、現在
琉球大学理学部準教授。大学での専門研究と並行して自然史思想を打ちたて、健康で幸福な社会を目指す。蝶を愛するナチュラリスト。
著書『ホメオパシー医学への招待』(フレグランスジャーナル社)は日本にホメオパシーブームを巻き起こした定評ある本。著書にはほかに『自然史思想への招待』(緑風出版)など、共著に『自然史食事学-自然の歴史に学ぶ最高の食事法』(春秋社)ほか、訳書に『ホメオパシー医学哲学講義』(緑風出版)、共訳に『ガン代替療法のすべて』(三一書房)などがある。 書籍のご案内はこちら。
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http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1281534330●松本丈二(大瀧丈二)先生は「真の科学者・思想家・医師」である!
ところで、松本丈二=大瀧丈二は間違いないのかな?と念の為にもう少し検索すると、
[ニセ科学]沖縄でホメオパシー2 2009-08-21 思索の海というページを発見。これは上記ページよりさらに前ですね。
リンク切れになっているもの多いのですけど、"世界水準のホメオパシースクール ハーネマンアカデミーオブホメオパシー"の以前あったスタッフブログに断定できる記述がありました。元URLは既にリンク切れになっています(ハーネマンアカデミーオブホメオパシーそのものは健在)ので、アーカイブから引っ張ってきます。
>松本(大瀧)丈二先生と永松先生の対談 @琉球大学 (スタッフブログ)
投稿者: 大阪スタッフ 日時: 2008年11月19日 18:14
http://www.hahnemann-academy.com/staff-blog/2008/11/post_35.html
松本(大瀧)丈二先生と永松先生の対談 @琉球大学
(前略)簡単にではありますが今回はまず、15日(土)に琉球大学・千原キャンパス行われました、松本(大瀧)丈二琉球大学准教授と、永松ハーネマンアカデミー学長との対談をお伝えします。(中略)
名著「ホメオパシー医学への招待」(フレグランスジャーナル社)の著書であり、J.T.ケントの「ホメオパシー医学哲学講義」(緑風出版)を永松先生と共訳された松本(大瀧)丈二先生と、永松学長の対談は、今回の沖縄訪問のひとつめのビッグ・イベントでした!
なお、以下のようにすごい褒めまくりの感想も書かれていました。
<お二人が、非常に頭の柔軟な、「真の科学者・思想家」であることを実感する対談でした>
<狭義の「ホメオパシー」の範囲にとどまらない今回のお話はまた、様々な分野で研究をされている「真の科学者」、「真の医師」の方々を励ますものでもあったと思います>
●大学教授が書籍で宣伝した効果の無い代替療法にはまって死亡
最初のkikulogさんでは、この方を問題視する理由の1つが、効果の無い代替療法にはまって死亡した私の知人がその療法を信じる切っ掛けになったのが、人から薦められたある大学教授によって書かれたその療法の「宣伝本」であったこともあるとのこと。
<○○大学教授、○○博士、などの権威のある方が一般の専門知識を持たない人達に、さも専門的に解説して宣伝すると、それがどういったものであれ、最新の科学によって裏付けられた画期的な療法と錯覚してしまう問題があります>
朝日新聞アピタのブログのコメント欄にも、松本先生の著書である『ホメオパシー医学への招待』を読んだ事がホメオパシーを信じる入り口になったと指摘するものもあったとのこと。ホメオパシー勧誘の立役者みたいですね。
<松本先生はホメオパシー本の執筆の他にも紹介されている様にホメオパシーの宣伝講演も活発に行われており、これらによって新たに現代医療に不信感を持ち、ホメオパシーを盲信してしまう人達が出てしまわないかと危惧しております>
騙される人が悪いで終わられてしまう方もいらっしゃるんですけど、私としてはこのような不幸なことは少しでも少なくしていくべきだと考えています。
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