地産地消のデメリット 自給自足農業は危険で環境にもむしろ悪いの後、開いちゃいましたが、その続きです。
ただし、今回の記事からの引用は短いです。
どんな話かな?とこの「浅漬け」食中毒事件を検索。
「生もの」と考え管理しっかりと 浅漬けO157食中毒再発防止
2012.10.19 07:46
今回の食中毒について、札幌市保健所などの調査で製造会社の衛生管理体制の不備が指摘されているが、原因のO157がどこから持ち込まれたかは依然、不明だ。
O157は牛の腸内にいる菌で、菌を持っている牛が排出する糞(ふん)にも含まれる。このため、「牛糞で作られた堆肥の発酵が不十分で菌が残り、野菜が汚染されていた可能性がある」と指摘する専門家もいる。
食の安全に配慮した農業生産工程管理手法(JGAP)の策定や農家への認証を行っているNPO法人「日本GAP協会」の武田泰明事務局長は、適切な農場管理について農家に指導する中で、不十分な発酵状態の堆肥が畑に使われている現場を見てきた。JGAP基準で、堆肥は「発酵温度を60度以上に保つなどして病原微生物を低減させている」ことが管理点として挙げられ、これをクリアしないとJGAPの認証は得られない。
武田事務局長は「JGAPに取り組むことで
初めて野菜の汚染対策を認識するようになったという農家も多い」。食の安全を守るため、原材料を栽培する農場での対策も急務といえる。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121019/trd12101907490001-n1.htm 原因不明で断定していませんけど、大半の農家にはそもそも危機意識がなかったようです。
あと、今回関係ないですけど、健康志向でむしろ危険というパターンの話ですね、これ。
伝統的な漬物は、塩分や発酵によって雑菌や大腸菌などの増殖が抑えられることもあり、保存性が高い。一方、今回の食中毒の原因となった浅漬けは野菜を調味液に漬けただけで、塩分濃度が低く、発酵もしていない。
食品衛生コンサルタントの西村雅宏さんは「昔は、浅漬けといえど塩分濃度が高く、細菌の影響を受けにくかった。今は消費者の減塩志向もあり、塩分濃度が低い。そのため細菌が増殖しやすい。このことを理解していない事業者は少なくない」と指摘する。(中略)
今回の浅漬けは7月28日に漬け込み、同月30日に包装され、消費期限は8月3日だった。消費生活コンサルタントの森田満樹さんは「家庭で同様のものを作った場合、1~2日で食べきるのが普通。浅漬けの塩分濃度を考えれば、消費期限が適切だったのか疑問」と指摘する。
市販の浅漬けは漬け方によって「塩漬け」や「しょうゆ漬け」と表示される。保存の利く伝統的な漬物も表示上は同じだ。
森田さんは「生の野菜加工品を扱う業者は、衛生管理をしっかり行わないと死亡者が出る危険があることを認識してほしい。浅漬けを伝統の漬物と思っている消費者は多いが、サラダのような生ものと同じで保存の利く漬物とは違うと考えた方がいい」と話している。
健康志向や「~という化学物質は危険」って言って煽って不安にさせている人が多いですけど、それですぐ死ぬほどのリスクを増やしては本末転倒です。
最近、こういう話が多いなぁと感じています。不安商法と言ったらいいのかな?そうやって稼いできたマスコミなどの罪ですね。
追加
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