他でも使ったんですけど、ことわざの話をメインに一つ。
どうもかなり派生系の多いことわざのようでちょっとずつ言い方の違うものが多量にあるようですが、語源の説明が丁寧だったのは以下。
以下は改行を変えています。
ベストアンサーに選ばれた回答
potibanditさん
『溺れる犬は石もて打て』という言葉は「水に落ちた犬は打て(打落水狗)」から派生したものだと思います。
元の「水に落ちた犬は打つな(不打落水狗)」という言葉を、魯迅がひっくり返して作った言葉です。
『 勇敢な拳闘士は、すでに地に倒れた敵には決して手を加えぬそうである。これはまことに吾人の模範とすべきことである。ただし、それにはもうひとつ条件がいる、と私は思う。すなわち、敵もまた勇敢な闘士であること、一敗した後は、みずから恥じ悔いて、再び手向かいしないか、あるいは堂々と復讐に立ち向かってくること。これなら、むろんどちらでも悪くない。
しかるに犬は、この例を当てはめて、対等の敵と見なすことができない。何となれば、犬は、いかに狂い吠えようとも、実際は「道義」などを絶対に解さぬのだから。
まして、犬は泳ぎができる。かならず岸へはい上がって、油断していると、まずからだをブルブルッと振って、しずくを人のからだといわず顔といわず一面にはねかけ、しっぽを巻いて逃げ去るにちがいないのである。しかも、その後になっても、性情は依然として変わらない。
愚直な人は、犬が水へ落ちたのを見て、洗礼を受けたものと認め、きっと懺悔するだろう、もう出てきて人に咬みつくことはあるまいど思うのはとんでもないまちがいである。
(『フェアプレイ』はまだ早い」 魯迅 『魯迅文集3』竹内好訳 ちくま文庫) 』
辞書の説明も出てきました。
ややっこしいことに、大辞林では「池に落ちた犬はたたけ」を採用。ことごとく違いますね。
おもしろかったのが、これはビジネス的には正しいのだという話。
水に落ちた犬は打て【資産運用コラム】
今回の諺についてお読みになってる人の多くが私はそんな事しないで犬が池に落ちてたら助けるって言うかもしれませんが、経済活動、営業販売の世界では競争 を勝ち抜く鉄則のような所が有ると思いませんか?
例えば狭い市場で数社が販売競争を繰り広げているような場合、何らかの原因でそのうちの一 社が池に落ちてしまった場合を考えれば分かると思います。
他の数社が池に落ちた一社の市場を奪い合うってのは正常な販売競争の姿だと思いま すし、逆にみんなで助けるような動きってのは、それこそ談合の温床を感じるのは私だけでしょうか?
http://www.bestshop.co.jp/te8/5.html まあね、落ち目のライバルが出たときに、「水に落ちた犬は打つな(不打落水狗)」という人はまりいないでしょう。そんなときに「シェアを伸ばしてはいけない、卑怯者!」と言う人の方が変人と思われるかもしれません。
ビジネスの世界では正当な競争さえしていれば、「水に落ちた犬は打て(打落水狗)」は許されそうな気がします。
追加
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水に落ちた犬は打つ、韓国のことわざではない 中国の魯迅の『阿Q正伝』が出典 関連
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