かっこいい武将の幼名ランキング…なのですが、私の目的はタイトルの後半の「オスの犬猫の名前にも最適?」のところ。実を言うと、犬の名前に戦国武将の幼名ベースのものをつけるといったことをやっていたので、今後のためにちょっと整理しておきたいなと思ったのです。
~千代系、~丸系など、似たタイプのものはまとめて紹介しています。(2017/09/03)
2018/02/03:「彌七郎・新九郎など…郎系の幼名も多い」を追加、他の名前も全体に追加
2018/12/15:「虎、龍、鬼…動物や想像上の生物の名前も現代より多い?」を追加、他の名前も全体に追加
●かっこいい武将の幼名ランキング
2017/09/03:まずは、「カッコイイと思う武将の幼名」ランキングから。ベスト5しかないものの、
カッコイイと思う武将の幼名1位「龍王丸(今川氏真)」|「マイナビウーマン」(2013/11/28)にデータがありました。最初、戦国武将だと思ったら、戦国に限らないんですね。
<カッコイイと思う武将の幼名ランキング>
1位 龍王丸(今川氏真) 20.6%
2位 夜叉丸(加藤清正) 20.3%
3位 鬼武者(源頼朝) 20.2%
4位 牛若丸(源義経) 18.5%
5位 虎千代(上杉謙信) 14.5%
<番外編>
吉法師(織田信長)
日吉丸(豊臣秀吉)
梵天丸(伊達政宗)
調査時期:2013年10月26日~2013年11月5日
調査対象:読者
調査数:男性297名、女性456名
調査方法:インターネットログイン式アンケート
●有名武将に多い千代系…オスの犬猫の名前にも最適?
上記で既に「虎千代(上杉謙信)」が出ていますが、私が犬の名前を連想したのは、ズバリ「犬千代」という方がいるためでした。加賀百万石の前田利家さんです。
この千代系は上記お二人を含めて、結構有名な方に多いイメージがありました。
竹千代(徳川家康、徳川家光)
虎千代(上杉謙信)
勝千代(武田信玄。ただし裏付けが確かなのは「太郎})
犬千代(前田利家)
鶴千代丸(徳川頼房。水戸藩の初代藩主で時代としては江戸時代の人)
戦国武将以外が入りますが、
幼名 - Wikipediaから「~千代」をピックアップ。「~家」「~氏」というのは、武家代々相伝の幼名を意味します。
竹千代(徳川将軍家)
鶴千代(水戸徳川家)
犬千代(加賀前田家)
有名ではなく戦国時代でもありませんが、検索していると菊千代・万千代・鍋千代なども見かけました。
●武将の幼名で最も数が多いのは丸系か?
前述の理由で「千代」の名前の印象が強いのですが、単純な多さなら丸系かもしれません。以下のようにランキングや番外編で既に出まくっていました。また、同じ記事では、"織田信長の息子たちの幼名はおもしろいものが多いことで有名。長男信忠は「奇妙丸」、次男信雄は「茶筅丸」といった具合"としていて、これもやはり「~丸」です。
龍王丸(今川氏真、今川氏親も)
夜叉丸(加藤清正)
牛若丸(源義経、平安時代)
日吉丸(豊臣秀吉)
梵天丸(伊達政宗)
奇妙丸(織田信忠)
茶筅丸(ちゃせんまる、織田信雄)
続いてさっきと同じくWikipediaから「~丸」をピックアップ。
不動丸(源義家)
駒王丸(源義仲)
正寿丸(北条時宗)
多聞丸(楠木正成)
聡明丸(細川勝元)
松寿丸 (毛利元就、黒田長政)
日吉丸、日吉(豊臣秀吉)
天才丸(松前慶広)
鶴丸、鶴松(蜂須賀正勝)
五郎太(尾張徳川家)
亀童丸(大内氏)
長福丸(紀州徳川家)
道祖松丸(才松丸)(さえまつまる)(赤松氏)
その他の「~丸」もいくつか。
弁丸(真田幸村(信繁))
於次、於次丸(おつぎまる、織田信長の四男で羽柴秀吉の養嗣子になった羽柴秀勝)
石松丸(近江長浜城主時代に羽柴秀吉がもうけた子・羽柴秀勝)
芳菊丸(ほうぎくまる、今川義元)
峰丸(斉藤道三のものとされたが、父松波庄五郎のものというのが有力)
千熊丸、彌七郎(せんくままる、やしちろう。立花宗茂)
千熊丸、仙熊(三好長慶)
豊寿丸(とよじゅまる、島津豊久)
虎寿丸(島津義久)
邦丸(島津斉彬)
白寿丸、白寿(最上義光)
鬼武丸、鬼武者(源頼朝)
菊童丸(足利義輝)
●彌七郎・新九郎など…郎系の幼名も多い
2018/02/03追記:最初の投稿で、もう一つ多そうだったのが、「~郎」というもの。太郎・一郎は古臭いですけど、立花宗茂の彌七郎(やしちろう)なんかは結構いい感じじゃないでしょうか。「彌」は「弥」の旧字です。
とりあえず、最初の投稿で既に載せたWikipediaにあったものは以下でした。
太郎、勝千代(武田信玄)
彌七郎、千熊丸(やしちろう、せんくままる。立花宗茂)
又太郎(足利尊氏)
助九郎(木村友重)
弥九郎(小西隆佐、小西氏)
八郎(宇喜多氏)
今回新たに追加したのは以下。ここ以外でも見かけたのをいくつか追加しています。
新九郎(早雲など、後北条家で多かった幼名)
少輔次郎(しょうのじろう。吉川元春。父毛利元就の通称でもある)
幸鶴丸(毛利輝元)
十五郎(明智光慶、明智光秀の嫡男)
勝五郎、勝太(近藤勇)
宗次郎(沖田総司)
金太郎(坂田金時)
麟太郎(勝海舟)
八十郎(能楽狂言の初世野村万蔵)
鉄三郎、鉄之介(井伊直弼)
源五郎(真田昌幸)
彦太郎(明智光秀)
●虎、龍、鬼…動物や想像上の生物の名前も現代より多い?
2018/12/15:前述のものと重なるものの、名前に動物の入った幼名も多いですよね。現代ではあまりありません。ここには鬼、龍といった想像上の生物も分類。既出でないものを先にして、既出のものを後にまとめて載せていきます。他の特徴との組み合わせパターンの既出が多いですね。
虎松(井伊直政)
辰之助(山内一豊)
虎市(渡辺通)
真魚(まお・まな。空海)
鬼若(武蔵坊弁慶)
寅之助(吉田松陰)
鬼夜叉(世阿弥)
猪之助(板垣退助)
寿熊、左中(桂太郎)
<既出>
龍王丸(今川氏真、今川氏親も)、鬼武者、鬼武丸(源頼朝)、鶴松、鶴丸(蜂須賀正勝) 虎千代(上杉謙信) 犬千代(前田利家) 鶴千代丸(徳川頼房。水戸藩の初代藩主で時代としては江戸時代の人) 鶴千代(水戸徳川家)、亀童丸(大内氏)、幸鶴丸(毛利輝元)、麟太郎(勝海舟、麟は麒麟の別称)、虎寿丸(島津義久)
●未分類の幼名では、真魚(まな)・鬼武者・鬼若など
2017/09/03:なんか思ったより時間がかかりました。既にいつもの他の投稿の倍以上かかっています。本当はもうちょっとジャンル分けしたかったのですが、とりあえずここまで。今見つけたものやWikipediaにあったものをざっと載せておきます。(その後もいくつか追加しています)
<未分類>
阿呼(あこ、菅原道真)
千寿王 (足利義詮)
吉法師(織田信長)
佐吉(石田三成)
与六、與六(直江兼続)
拾(豊臣秀頼)
小吉(こきち、豊臣秀勝。秀吉の甥で養子)
与吉(堂高虎)
千幡(源実朝)
辨助(べんのすけ、宮本武蔵)
金剛(北条泰時)
鉄之介、鉄三郎(てつのすけ、てつさぶろう、井伊直弼)
保弥太、良輔(後藤象二郎)
気が向いたときに書き足していきたいと思います。
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