ニートに関する話をまとめ。<ニート利権というのがあって時給1.5万円!税金使ってボロ儲け>、<ジョブズカフェ・サポステ・わかものハローワークなど…多すぎて混乱>などをまとめています。
2023/07/16:
一部見直し
●ニート利権というのがあって時給1.5万円!税金使ってボロ儲け
2018/01/12:ニートの
Wikipediaを見ていたら、「ニート利権」問題なる項目があって、驚きました。例えば、2007年に週刊誌の報道で、経済産業省からの孫請けで事業を行っていた会社が高額すぎる人件費を計上していたことが判明しています。
この事業は、経済産業省所管の就業支援事業で『ジョブカフェ』と呼ばれていたもの。社民党の福島瑞穂参議院議員が参議院厚生労働委員会において、厳しく追及したそうですけど、スタッフ1日当たりの人件費は以下の通りでした。マジで高くてびっくりしますよ。
・ プロジェクトマネージャー:120,000円
・ コーディネーター:90,000円
・ キャリア・カウンセラー:75,000円
・ 事務スタッフ:50,000円
1日12万円なら2日で24万円と月給なみ。この時点で「すごい高い」とわかるのですけど、これと比較したいがために、先に
正社員の全国平均時給はいくら?最低賃金・アルバイトとの差は?というのを投稿しました。
こちらで出ていた正社員の平均時給は、1500円説と2000円説の二つ。ただ、どっちを採用したとしても、ニート利権の方が圧倒的なので結果はいっしょ。ニート利権の方は、8時間労働と仮定した場合、時給6000円から1万5000円というものすごいことになっています。こりゃ言い訳できませんわ…。
・ プロジェクトマネージャー:120,000円 8時間労働なら時給15,000 円
・ コーディネーター:90,000円 8時間労働なら時給11,250 円
・ キャリア・カウンセラー:75,000円 8時間労働なら時給9,375 円
・ 事務スタッフ:50,000円 8時間労働なら時給6,250 円
●ジョブズカフェ・サポステ・わかものハローワークなど…多すぎて混乱
そもそもこのジョブズカフェとは何なのでしょう?
ジョブカフェ - Wikipediaによると、各都道府県が所管する、若年者の能力向上・就職促進を目的に、職場体験や職業紹介等、雇用に関連したサービスを提供する支援施設。「若年者就業(または就職)支援センター」とも言われるそうです。
2003年に国が策定した「若者自立・挑戦プラン」の中核的施策(主に公明党が推進していた)に位置付けられ、2004年度より各都道府県に開設されています。策定・開設ともに小泉内閣の時代です。ただ、週プレNEWSによると、これと似たような施設が実はたくさんあるといいます。
・「わかものハローワーク」(全国に22ヵ所。年内に28ヵ所に増設予定)
・「新卒応援ハローワーク」(同56ヵ所)
・ハローワーク内に設置された「わかもの支援コーナー」(同37ヵ所)
・ハローワーク内に設置された「わかもの支援窓口」(173ヵ所)
・「ジョブカフェ」(同113ヵ所)
・「地域若者サポートステーション(通称“サポステ”)」(同160ヵ所)
(
ハローワーク、ジョブステ、サポステ……若者向け就労支援施設の違いとは? 週プレNEWS / 2014年5月20日 6時0分(取材/興山英雄)より)
合計すると全国に約550ヵ所もあるとのこと。JR浜松駅近辺なんかは、以下のようにわけがわからないほどたくさんありました。
<駅前ビルに厚労省直轄の「新卒応援ハローワーク」と「わかものハローワーク」、そこから徒歩5分のビルに静岡県が民間企業に委託する「しずおかジョブステーション(ジョブカフェの一種、通称“ジョブステ”)」、1本通りを挟んだ眼前の建物には「サポステはままつ」、さらに10分歩いた先には市から委託されたNPOがニート支援などを行なう「パーソナル・サポート・センター」がある>
別に数が多くてもいいじゃん!とか、むしろ数が多いに越したことはないとか思うかもしれません。ところが、埼玉県の某市役所で就労支援事業を担当する職員は、「市内には国、県、市、民間企業、NPO法人が運営する施設が混在し、どの事業者(運営側)も全体像をつかめていません」と告白しています。バラバラなせいで、うまく対応できていないみたいですね。
●役所側は仕事内容が全然違うと主張するが、利用者は困惑
上記のうちサポステとパーソナル・サポは両方とも「ニート向け支援」という名目で事業を行なっているそうです。なので、内容がかぶっているように見えるのですけど、サポステ職員はこれを強く否定していました。
「いいえ、違います。あちら(パーソナル・サポ)は『自力で就活できる意思や能力を有するが、本人を取り巻く種々の問題等の理由で求職活動が困難になっている者』が対象。うち(サポステ)は『自身の将来に向けた取り組みに意欲はあるものの、自力で就活できず、自立できない者』が対象。そういう線引きなのです」
上記の説明を読んでもイマイチよくわかりません。当然利用者は迷うでしょう。そして、本当に管轄が明確に異なっているのだとすれば、間違えて該当しないところに行くといったことが起きると考えられます。で、間違えて訪ねてしまったら、「それはうちの管轄じゃありません」とたらい回しにされてしまうわけです。たとえ本当に線引きが明確であったとしても、非常にお役所らしい仕事であり、褒めるところは一つもなさそうでした。
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