2021/06/06追記:
●韓国人よりポリネシア人に近い!ムー大陸人とは日本の縄文人だった?
2022/01/14追記:
●日本人はムーの子孫なので世界の中心!新興宗教団体もムー大陸好き 【NEW】
●アトランティス大陸の証拠発見、ブラジル政府らが発表
2013/5/10:そんなわけないだろうと思いつつ気になって、
アトランティスの痕跡? 大西洋に陸特有の花こう岩(2013年5月7日 夕刊 東京新聞、共同通信)という記事を読んでしまいました。思った以上にはっきりとアトランティスの話をしていて、驚きです。
<【リオデジャネイロ=共同】ブラジル・リオデジャネイロ沖の大西洋にある海底台地で、陸地でしか組成されない花こう岩が大量に見つかり、かつて大西洋上に大陸があったことが判明したと、海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)とブラジル政府が六日発表した。「アトランティス大陸のような陸地が存在した極めて強い証拠だ」としている>
<アトランティスは大西洋にあったとされる伝説の古代大陸。高度な文明を誇り、約一万二千年前に沈んだと伝えられるが、これまで痕跡は見つかっておらず、実在したかを含め長年、議論を呼んできた>
●有人潜水調査船「しんかい6500」による貴重な発見
ただし、高度な文明があった証拠は見つかっておらず、アトランティス大陸のイメージとは違うみたいですね。今回見つかった「大陸」は数千万年前に沈んだと推定され、人工構造物も現時点では見つかっておらず、
時期や実態が異なるとのこと。だいぶ違います。
この調査は、海洋研究開発機構の有人潜水調査船「しんかい6500」を使って実施されたものでした。
・同機構が四月末、リオから南東千キロ以上沖合の海底台地「リオグランデ海膨(かいぼう)」を調べたところ、水深九一〇メートルの地点に、高さ、幅それぞれ約十メートルの岩の崖があるのを発見。
・撮影した映像を分析した結果、花こう岩と確認した。周辺には海では組成されない石英の砂も大量にあった。海底の岩盤は主に玄武岩とされる。
・同海膨全体の幅は最大部分で約千キロ。一億年以上前に南米大陸とアフリカ大陸が分裂した際に残った大陸の一部とみられる。
・同機構によると、大西洋には大陸だったとみられる海底台地などの候補地はリオグランデ海膨以外にない。
今までに"周辺海底で花こう岩が二つ見つかっているが、船が落とした可能性もあるとして、大陸存在の根拠としては疑問視されていた"そうですから、貴重な発見ではあるようです。
●研究者たちも「アトランティス大陸」と呼んでいる
ブラジル沖にアトランティス? 海底に陸地の痕跡発見(2013年5月8日16時37分 朝日新聞
)によると、研究者さんはマジで「アトランティス大陸」と呼んでいるそうな。
<人類が現れる時期よりはるか昔のことで、「アトランティス大陸は1万2千年前に沈み、文明は滅んだ」とする伝説とも合わない。しかしブラジル地質調査所の研究者たちは、この地形を、沈んだ大陸の象徴として「アトランティス大陸」と呼んでいるという>
感覚がわかりづらいですけど、約5000万年前というのは大陸の動きからすればかなり最近の話だと思います。そんな時期に沈んでいた巨大な島があるってのは、やっぱりおもしろいですね。
●もう一つの超古代文明の地・ムー大陸の証拠は発見されていないの?
2019/05/30:アトランティス大陸研究があるなら、もう一つの超古代文明の地・ムー大陸発見の話もあるかな?と検索。検索で出てきた
Wikipediaでは、「かつて太平洋の南中央部に存在したが天変地異により水没した、と一部の研究者が主張していた空想上の大陸」と説明されていました。この説明の時点で「空想上の大陸」となっており望み薄なのですが、直後に「現在では複数の海底探査結果により、ムー大陸の存在は学術的に否定されている」とされています。
ムー大陸においてもアトランティス大陸のときと同様に、花崗岩についての調査はありました。しかし、各海域で行われたボーリンク調査の結果は、玄武岩質岩石の典型的な海洋地殻というもの。このような複数の海洋底探査によって「太平洋の海底は1億年前や数千万年前からずっと海だった」ことが示されました。
また、約1万2000年前に突如として海に沈んだというムー大陸の痕跡は、海底堆積物からも海底地質年代からも見つかっていないとのこと。こちらはアトランティス大陸と異なり、どうこじつけてもそれっぽいものすらなかったみたいですね。ムー大陸ファンの人には、たいへん残念な結果になってしまっています。
●韓国人よりポリネシア人に近い!ムー大陸人とは日本の縄文人だった?
2021/06/06:
古代ムー大陸と古代日本人との関係 (2010年7月6日) リアルライブ(藤原真)という記事では、ムー大陸について、その大陸があったとされる年代には太平洋上に巨大大陸が存在しなかったことが科学的に明らかになっていると説明しながら、古代ムー大陸人はいたとも主張されていて、なんじゃこりゃ?と思う記事でした。トンデモ系かもしれません。以下のような内容でした。
<この日本から出土される縄文式土器は世界最古級の歴史を誇るものであり、最古の物では1万6千年前もの歴史がある。伝説上のムー大陸の滅亡前から縄文式土器は存在していたのである。しかも、当時の縄文人は海を渡っていたのである。日本からはるか離れた南米のボリビアからは、何と縄文式土器が出土するのである。その制作方法も縄文土器と変わらないと言う。
チャーチワードの言っていたムー大陸は存在しなかったが、当時の縄文人による太平洋渡航が事実となりつつある現在、古代ムー大陸人とは古代日本の縄文人だったのではあるまいか>
●日本人はムーの子孫なので世界の中心!新興宗教団体もムー大陸好き
2022/01/14追記:トンデモ系な人に愛されるムー大陸。
Wikipedia内でも「オカルティズム・新宗教におけるムー大陸」という項目がわざわざ作られていました。前回追記の「ムー大陸人とは日本の縄文人」と同じ系統の話にも触れられています。
<神智学系の多くの書物において、ムー大陸=レムリア大陸説が主張され、その位置については太平洋にユーラシア大陸と同位の大陸が存在したと説かれる。また、文明の指導者ラ・ムーについて言及され、彼に従った人々は沈没滅亡を免れ、日本人(及び極東)やネイティブ・アメリカンに繋がる祖先になったと説く。
1950年代初期から広まった、宇宙人とコンタクトしたと主張する予言者や団体によるUFO信仰(ユーフォロジー)は、神智学的・秘教的伝統の系譜と明らかに似通っており、しばしばムー大陸やアトランティス大陸といった沈んだ大陸というアイデアが見られる。宇宙存在バシャールとチャネリングしたというダリル・アンカは、ムー大陸について詳細に語っているが、内容の大部分は上記の神智学系と同一である>
日本の新宗教には、チャーチワードや竹内文書の影響を受け、ムー大陸は実在し日本人はその子孫であると考える教団があるとされていました。例えば、真光系諸教団ではムー古代文明の直系とした日本中心主義を唱えるとのこと。また、政治的に右派系の宗教団体である幸福の科学も、「日本人はムーの子孫」とし日本を中心視する傾向があるそうです。
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