記事では「別のエネルギーに変換する」としか書いていませんけど、たぶんごみ焼却による熱エネルギーへの変換や、そこからさらに電気エネルギーへの変換することじゃないかと思います。
2012年10月30日 12:24 らばQ
まさかのゴミ不足…スウェーデンでは他国からゴミを輸入している
環境先進国のスウェーデンでは廃棄物を利用してエネルギーに変えることに成功しているとのことです。ただしその成功により別の問題も出てきました。
スウェーデンでは、別のエネルギーに変換することで効率がよくなり、埋め立て地に行くゴミは全体のたった4%とのことです。
単純にゴミの量が少なく、エネルギーにするだけのゴミが足りないのです。そこで、年間80万トンの廃棄物を他国から輸入し始めました。
すでにノルウェーはスウェーデンに廃棄物の回収をしてもらうために支払いをしているそうで、将来的には埋め立て地に頼るしかないブルガリア、ルーマニア、イタリアなどからのゴミの輸入も考えているそうです。
ゴミの管理という点では、スウェーデンは世界の先頭に立つ数少ない国のひとつで、廃棄物から生み出したエネルギーにより25万戸へ供給されています。
ちなみにアメリカでは2010年だけで2億5000万トンのゴミが出たそうで、そのうちリサイクルされたものは34%に過ぎません。
将来は資源の不足によりゴミの価値も上がり、売ることも出来るようになるかもしれないと、環境保護局シニア・アドバイザーは伝えています。
まさに捨てる神あれば拾う神ありですね。
http://labaq.com/archives/51767481.html 熱によるリサイクル(サーマルリサイクル)よりは他のものを優先してほしいんですけど、ただ燃やす、あるいは埋めてしまうよりかはだいぶマシです。
日本でのリサイクルの概要
循環型社会形成推進基本法には、「再生利用とは、循環資源の全部又は一部を原材料として利用すること」と定義されている。また法の中では、(マテリアル)リサイクルが自己目的化しないよう、リデュース(抑制)、リユース(再使用)の次にくるものとして位置づけられ、さらに(マテリアル)リサイクルに次ぐものとしてサーマルリサイクルが位置づけられている。これは、「大量消費-大量リサイクル」のシステムでは循環社会の目的に合致しないからである。
資源の有効な利用の促進に関する法律では、アルミ缶、スチール缶、ペットボトル、紙製容器包装、プラスチック容器包装、小型二次電池、塩化ビニル樹脂製建設資材については、リサイクル識別表示マークの表示を義務付け、製品が廃棄されたときに容易に分別収集して資源として再利用できるようになっている。
日本では古くから紙のリサイクルが行われているが、ほかにもぼろ布、アルミ缶、スチール缶、ガラス、蛍光灯電池類、ペットボトル、タイヤ、食用油などがリサイクルされている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB 望ましいものとしては、
リデュース(抑制) > リユース(再使用) > マテリアルリサイクル > サーマルリサイクル
ということですね。学校でもやりました。
上記を見てわかる通り、単に燃やしてしまうというのは安易な道なのですが、何もやらんよりは良いのは確かです。
以下にリサイクル率の表がありますが、平成21年で2割程度であり日本は全然です。
統計局ホームページ/日本の統計
59 ごみの資源化量とリサイクル率
http://www.stat.go.jp/data/nihon/g5926.htm 廃棄物発電に関しては、以前
廃棄物発電と浸透圧発電 ~再生可能エネルギー全量買取法では除外~で書いたとおり、たいへん残念なことになったと思っています。
太陽光発電などは何となくかっこよく思えるのかもしれませんが、私はそんなものより廃棄物発電を頑張ってほしかったです。
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