アマゾンはネット小売の巨人ですから、みんなの目標です。それに対抗しようという動きはいくつもあります。
たとえば、今年の1月に書いたヨドバシカメラやその翌月に書いたヤマダ電機などがそうです。
■<ヨドバシカメラがアマゾン打倒に立ち上がる 書籍、無料で当日配送>(
ヨドバシカメラがヤマダ電機やビックカメラなどよりすごい理由にまとめ)
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ヤマダ電機も打倒アマゾンへ ショールーミングには低価格で対抗 今回の話はそれより前の昨年9月のもので、アマゾンのライバルとして真っ先に名前が上がり何かと比較される楽天についてです。
ただし、昨年9月のニュースなのに続報を耳にしていないところを見ると、あまり成果はなかったのかなぁ?という気はします。
出版取次についてのWikipediaも眺めてみます。
出版取次(しゅっぱんとりつぎ)とは、出版とその関連業界で、出版社と書店の間をつなぐ流通業者を指す言葉。 単に取次とも。
取次と書店との関係は卸売問屋と小売店の関係に当たるが、委託販売制度により、 書店が在庫管理を考えなくて済むのが、他の業種との大きな違いである。
機能
出版流通は取次主導型の体制となっており、取次が担っている機能は多岐に渡る。
取引総数最小化
出版社は数千社、書店は2万社前後存在するので双方が個別に取引を行うのは手間がかかりすぎ現実的でない。間に取次を介することで取引相手数を減らすことができる。
集荷分散
物流機能
返品処理
委託販売制により発生する返本を処理する。
商品管理
代金回収
金融
書店への代金回収の繰り延べや出版社への委託販売代金の見込払いなど、実質的な金融機能を持つ。
需給調節
品揃え
小規模書店でも取次を介することで多数の出版社からの配本を受けられ、品揃えを豊富にできる。
コンサルティング
情報サービス
POSシステムや書誌情報サービス等を提供している。
Wikipedia 最初の記事に戻ります。
楽天は、ネット通販の覇者・米アマゾンの「打倒」を掲げる。街の書店は「書店に届くのを待てないとアマゾンで買う人が増えた」と危機感を抱く。街の書店にとって、ネット書店「楽天ブックス」も運営する楽天はライバルだが、「敵の敵は味方」(関係者)と、異例の連携が決まった。
楽天は、ネット書店として本を直接読者に売っており、その販売先に街の書店が加わる形だ。扱う冊数が増えれば、在庫の回転率が上がり、コストが下がる。本好きの人たちが集まる書店と連携し、7月に始めた電子書籍配信事業の拡大につなげる狙いもある。
「敵の敵は味方」とは言え、思い切った連携だなぁと思います。大丈夫だったんですかね、街の書店は?
<ヨドバシカメラがアマゾン打倒に立ち上がる 書籍、無料で当日配送>(
ヨドバシカメラがヤマダ電機やビックカメラなどよりすごい理由にまとめ)のときに使った記事では、ヨドバシカメラはアマゾンを相手として見据えているとしていました。ただ、私がそのとき書いたように、実在店舗がネットのサービス拡充で大きく割を食うということは極めて多いです。
書籍と家電という違いがあるものの、
ヤマダ電機も打倒アマゾンへ ショールーミングには低価格で対抗で出てきたヤマダ電機がアマゾンに対抗しなくてはいけないという構図は、ネットサービスの進化でリアルが脅かされるという好例です。
文句を言っても仕方ないことですが、リアル店舗の方々にはたいへんな時代になってしまいましたね。
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