●人間はおならを我慢できる…この我慢したおならはどこへ消えた?
2013/6/16:<我慢した「オナラ」は、一体どこに消えるのか?>(OFFICE-SANGA [2013/05/09] 日下部商店)という記事がありました。タイトルの通り、「我慢して押さえ込んだオナラは、一体どこに消えてしまうのでしょうか。」という話。今まで考えたことがなかったものの、言われてみると確かに不思議。気になる話です。
http://news.mynavi.jp/news/2013/05/09/051/index.html 記者は小林製薬に聞いてみました。まず、メカニズムの話を最初に聞いており、「食事のときに飲み込んだ空気や、食べ物を分解する際に発生したガスが体外に排出されるのがオナラです」との説明です。一方、一番聞きたかった「我慢したオナラ」ですが、オナラを我慢すると、体外に排出されなかったガスは腸壁から吸収されて、血液に溶け込んでしまいます」とのことです。
吸収しちゃうんだとのこと。人間の体ってすごいですね。「じゃあ、それでいいじゃん、一件落着」と私は思ったんですが、記者は「それは体に良くないことのように思えますが……」と質問。なるほど、そうかもしれませんね。
小林製薬の人も「良くないですね。内臓に対して悪影響を及ぼします。おなかの張りや腹痛、便秘を引き起こしたり、血液に溶け込んだガスが肺にまで入って、口臭の原因になることもあります」とおっしゃっていました。
そういや徳川家康の側近の僧である天海が長生きの秘訣を聞かれて、「我慢せずに屁をこくことだ」と言ったみたいな話を子供の頃読んだのを思い出しました。どうでもいいこと覚えていますね。私が覚えている天海の話、唯一これだけです…。
●我慢するのは良くないなら、臭い屁を減らす工夫はできる?
ところで、屁を減らすことは可能なのでしょうか? これ自体は可能なようです。特に臭い屁を減らすことができるということで、かなり嬉しい話です。
「腸内にガスをたまりやすくする要因は、早食い、食べ物をよくかまない、長時間座っていることが多い、運動不足、姿勢が悪い、生活が不規則――などの生活習慣です。ストレスを抱えていることもよくありません。オナラの量が増えたり、臭いがきつくなったら要注意。腸内環境が悪化していると考えられます。
ですから、生活習慣を改善することが、腸内環境を整え、ガスがたまりにくい体を作る上で一番大切なことなのです。暴飲暴食や早食いをやめる、肉類など脂肪やたんぱく質の多いものばかりでなく、野菜で適度な食物繊維を取る、睡眠を十分に取る、適度な運動をする、ストレスをためないなどです」
また「座るのはダメ」って話が出ていますね。
座るごとに寿命が縮まる 健康のためには運動より座らないことでもやりました。私は暴食するとすぐに屁が出やすくなって困りますので、薄々そうじゃないかと思っていましたが、おならは健康の指標ですね。あと、やたらといつもおならが臭い家族がいて不思議に思っていましたが、常に腸の調子が悪いのかもしれません。
それから、小林製薬は最後にちゃっかり宣伝していました。「弊社の
ガスピタン
という医薬品の場合は、消泡剤がガスだまりを形成する膜を薄くして、つぶす効果があります。薬事法上予防効果についてうたうことはできませんが、乳酸菌や消化酵素を配合していますので、腸の調子を整え、ガスの発生を抑える効果があるはずです」とのことです。
でも、おならは身体の不調を知らせてくれているわけですから、薬で無理やり抑えこむよりはおならのあまり出ない健康な体づくりをする方がどちらかと言うと良いと思います。
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