2019/07/24:
●本来は南方の生物であるヒョウモンダコ、どんどんと北上中
●熱帯魚みたいに鮮やかな斑点を持つタコだが触るとまずい!
●完全犯罪殺人犯ヒョウモンダコ、フグ毒テトロドトキシンを保持
●本来は南方の生物であるヒョウモンダコ、どんどんと北上中
2019/07/24:今は閉鎖しちゃったっぽいのですが、「夢幻の砂浜」というサイトが昔ありました。珍しい生物のおもしろエピソードがたくさん載っていたサイトです。
そこは虫や陸上生物の話もありましたが、海の生き物の話も多く、「海の危険な生物」シリーズとしてやろうかな?と一時考えてそのまま放置していました。
すると、今日ヒョウモンダコがニュースになっていたので、ちょうどいいやと思って書くことに。あと、そういやタコだと、
本当は怖いタコ 「引っ張りだこ」の語源は磔(はりつけ)、人喰いタコ被害続出という話も最近やっていました。今回はもう少しストレートに怖い話です。
「夢幻の砂浜」によると、ヒョウモンダコは元々は南方系の生物。しかし、だんだんと分布が北上して、現在では東海地方やもっと北の沿岸部でも存在が確認されているといいます。
http://izumo.cool.ne.jp/soukaibluesea/ (リンク切れ)
実際、私の見たニュースというのも、"神奈川、千葉両県などで相次いで見つかっている"という話でしたから、どんどんと北上しているようです。
●熱帯魚みたいに鮮やかな斑点を持つタコだが触るとまずい!
夢幻の砂浜によると、ヒョウモンダコという名前ですが、これは外見によるもの。漢字で書くと「豹紋」ですね。タコやイカは興奮状態や外部からの刺激といった原因によって体色や質感、と言ったものを変化させることが多く、ヒョウモンダコもそうした特性を持つそうです。
ただ、ヒョウモンダコがすごいのは、刺激によって興奮すると鮮やかなブルーの斑点を発生させるということ。個性的ですね。このサイトでは"小さな青い斑点を持つ綺麗なタコ"、"美しいタコ"という表現も見られました。写真を見ると、斑点部分は熱帯魚みたいに鮮やかですね。
ただし、鮮やかだからと言って決して素手で捕まえようとするのは絶対ダメだとのこと。もともとタコの仲間は唾液腺に毒を持っていてそれで獲物を捕らえる時に噛み付いて殺しますが、ヒョウモンダコの毒はそれに輪をかけて凶悪。なんと毒の主成分はフグ毒と同じテトロドトキシンなのだそうです。
咬まれてから数分後から痺れなどの症状が発症し、言語障害、嘔吐、呼吸困難といった神経毒特有の症状へと進行。そして最終的に90分以内には呼吸麻痺により死亡すると言われているそうです。
●完全犯罪殺人犯ヒョウモンダコ、フグ毒テトロドトキシンを保持
もう一つ、ヒョウモンダコで恐ろしい点は、表題にした「完全犯罪殺人犯」である理由です。上記のような非常に怖い毒を持つにも関わらず、「咬まれた時にほとんど痛みを感じない」とのことでした。
美しいタコだと素手で捕まえて咬まれても気が付かずに、症状が進行してしまうこともあるとされています。これが一番怖いですね。
で、先に書いたように、この恐ろしいタコが関東のあちこちで見つかっているというニュースがありました。例えば、
かまれると死ぬ恐れ 猛毒ダコ、関東で相次ぎ見つかる(>2013年6月19日17時2分 朝日新聞)という記事では、以下のように報じています。
<かまれると死に至る恐れのある「猛毒ダコ」が、神奈川、千葉両県などで相次いで見つかっている。主な生息地は九州以南。海面水温が上昇した影響で、生息域が北に広がってきた可能性がある。海のレジャーが本格化するのを前に、沿岸部の自治体は「見つけても絶対に触らないで」と呼びかけている>
ヒョウモンダコ以外にも結構こういった怖い生物ってのは身近にいるようで、今後シリーズ化できればな…と思っています。
【本文中でリンクした投稿】
■
本当は怖いタコ 「引っ張りだこ」の語源は磔(はりつけ)、人喰いタコ被害続出【関連投稿】
■
オーストラリアでは「ワニは魚である」と議会で決められている 人食いワニとしても有名 ■
本当は怖いペンギン 幼児虐待,死姦 ■
チンパンジーは人間を襲う凶暴な動物 子殺し・共食い・集団リンチも ■
動物の異常行動による地震予知・よくある行動ランキング ハムスターなど ■
動物・植物・生物についての投稿まとめ
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|