●ゆるキャラグランプリが終了…理由はゆるキャラブームが去ったため?
2020/10/11:テレビで最後のゆるキャラグランプリ開催のニュースがありました。ただ、私の見たニュースでは終了の理由について、全然触れず。なぜだろう?と検索してみると、
ゆるキャラGP「たかたのゆめちゃん」 ブーム去り、今年で終了:時事ドットコム(2020年10月04日)という記事がヒット。普通にブームが終わったためでした。
<2011年から始まったゆるキャラグランプリでは、これまで「くまモン」(熊本県)、「ぐんまちゃん」(群馬県)などが1位となりブームとなったが、自治体による「組織票」騒動など過熱も指摘され、今年での終了が決まっている>
終了はかなり前から決まっていて、ブームが去ったのもだいぶ前みたいですね。 2017年11月25日の
くまモンだけが勝ち組?「ゆるキャラグランプリ」が終了したもっともな理由 | アサ芸プラスで、すでにグランプリ終了とブーム終了の話がありました。
<まさにこれこそ「オワコン」だろう。ここ数年、テレビやイベントなどで日本中をゆる~く盛り上げ大ブームにもなった全国の「ゆるキャラ」たち。その祭典でもある「ゆるキャラグランプリ」が東京五輪の年、2020年を最後に終了予定ということが明らかになった>
この2017年のベスト3は、千葉県成田市の「うなりくん」、愛知県知立市の「ちりゅっぴ」、東大阪市役所の「トライくん」。ただ、全国的にはほとんど馴染みがないといいます。以下の歴代受賞キャラについても、<この受賞史を振り返るだけで、いまやオワコンと言われるのも確かにうなずける>とされていました。
<2010年「ひこにゃん」、11年「くまモン」、12年「バリィさん」、13年「さのまる」、14年「ぐんまちゃん」、15年「出世大名家康くん」、16年「しんじょう君」>
●ゆるキャラで地域活性化・町おこしは無理だった…その理由とは?
ここまでは、
ゆるキャラの定義は?反対のキツキャラ・ガチキャラはいるのか?に追記しようかなと思っていた話。ただ、
町おこし・地域活性化が失敗する理由 成功事例は真似できないと合わせた方が良い話かもしれないとも思った話でもあります。
先のアサ芸プラスの記事では、エンタメ誌ライターが「非公認とはいえ、年収7億円ともいわれた“ふなっしー”の凋落が象徴するように、ゆるキャラは完全に飽きられました」と指摘。主に単純にブームが去った…といった観点で語っています。飽きが来るのはブームの常ですから、これは事実でしょう。
「一時は地方自治体でも人気キャラクターを作ることが町おこしの一番の近道とも言われましたが、庶民をゆる~く楽しませるためのものが、いつの間にか職員の組織票やゴリ押しが取り沙汰されたり、さらに各業界でもキャラクターの乱立が起こり、世間が食傷気味になってしまったんですね。結局、ほとんどが淘汰され、国民も『ゆるキャラは“くまモン”だけでいいのでは?』という気持ちになったことは否めません」
ただ、私としては「乱立」という理由を強調したいところ。
町おこし・地域活性化が失敗する理由 成功事例は真似できないで書いたように、町おこしは真似できないものでないと成功しづらいのでうが、ゆるキャラはどこの地域でも作れるがために、供給が過剰になりやすく、他の地域との差別化が難しいものでした。なので、町おこしとしては成功しづらかったと考えられます。
ここらへんはゆるキャラに税金を使ったことも問題視されなくてはいけないでしょう。本来ゆるキャラはお金をかけていないためにゆるいデザインだったのですが、ゆるキャラブーム後はかなりお金をかけた自治体もあったと思われます。先の職員による組織票なんかも人件費(もしくはサービス残業)がかかっているはず。税金の使用とその効果は、きちんと検証されてほしいところです。
【本文中でリンクした投稿】
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町おこし・地域活性化が失敗する理由 成功事例は真似できない ■
ゆるキャラの定義は?反対のキツキャラ・ガチキャラはいるのか?【関連投稿】
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