幻冬舎や見城徹社長の話をまとめ。<安倍首相やバーニング周防郁雄社長と付き合いあるすごい人?>などをまとめています。
2023/07/06:
一部見直し
●百田尚樹氏を批判したら突然書籍が出版中止に!本当なの?
2019/06/01:百田尚樹さんの著書『日本国紀』(幻冬舎)には、ウィキペディアから引用(盗用?)が指摘されています。作家の津原泰さんはTwitter上で、これについて批判的な発言をしました。ところが、そのことにより、幻冬舎から発刊予定だった自身の文庫本が、突然発売中止に追い込まれてしまった…といいます。
(※1…
幻冬舎・見城徹、「実売数晒し」で炎上……バーニング社長周辺が「火消し」に暗躍!? 2019/05/22 18:05 文=サイゾーウーマン編集部より)
これは飽くまで津原泰さんの言い分。事実かどうかはわからないと思ったものの、津原さんは自身のTwitter上で、原稿もほぼ完成していたなかで幻冬舎の担当者から一方的に出版中止の連絡を受けたメールのエビデンスを公表しているとのこと。だとすると、事実と考えざるを得ないのかもしれません。
(※2…
幻冬舎・見城徹社長の“実売数晒し”に批判噴出…「クズ編集者」「作家を金儲けの道具扱い」 ビジネスジャーナル 2019年5月18日 19:45より)
また、たとえこれが事実でなかったとしても、この書籍を出版していた幻冬舎・見城徹社長の対応が非常にまずいものだった、というのは確かなようです。というのも、実売部数を晒して批判する…といったことをしてしまったため。おそらく「こんなに売れてない作家だから本を出版しないだけ」といった主張だと思われます。
●作家や社員をバカにしている…他の作家などから大ブーイング
ただし、出版不況の中ではそもそもそう悪い数字でもないとの反論もありました。さらに、部数晒しそのものが問題だった模様で、「出版社の社長が作家である津原氏を貶めるなんてあり得ない」などと大ブーイング(※1)。他の作家らも「これはひどすぎる」という反発があったようです。以下のようなコメントが載っていました。(※2)
「見城さん、出版社のトップとして、これはないよ。本が売れなかったら『あなたの本は売れないからうちでは扱わない』と当人にいえばいいだけ。それで文句をいう著者はいない。でも『個人情報』を晒して『この人の本は売れませんよ』と触れ回るなんて作家に最低限のリスペクトがあるとできないはずだが」(作家・高橋源一郎氏)
「信じられないこと 出版社の社長が自社で出した本の部数が少ないと作家を晒しあげる。ふつう編集者や営業は、一緒に作った本が売れなかった時『力が及びませんでした、残念です』というものだよ。もちろん同じことを作家は編集者たちに思っている。見城氏は作家ばかりでなく、自社の社員もバカにしている。商品としての本は、作家だけじゃない、編集者、デザイナー、営業、みんなで作るものじゃないか。もちろんこんな業界の基本のキを知らないわけがない。これじゃあ売り上げが悪いならでてけ、という単なる場所貸し会社じゃないか」(作家・倉数茂氏)
「やり過ぎだろう。見るに耐えない」(作家・平野啓一郎氏)
俺様的な感じのある人なので意外ですが、「さすがの見城社長も『やばい』と思ったようで、津原氏を貶める意図はなかったと謝罪」(※1)したそうです。
なお、「100万部突破!」などはいいのか?って言っている人をネットで見かけました。ただ、これで反論したつもりになっているのは不思議。部数を言うこと全般がダメなのですはなく、批判を目的として悪意ある部数晒しであったのが問題だとわかりそうなものなんですけど…。
●安倍首相やバーニング周防郁雄社長と付き合いあるすごい人?
出版業界関係者による見城徹さんに対するフォローもあったんですが、これが結構微妙。「剛腕編集者である」というのはまだ良いのですけど、次にあった擁護が「大物と付き合っている」という話だったんですよ。友達は本人の評価と関係ありません。「虎の威を借る狐」みたいな主張になっていました。
「人脈は出版界にとどまらず、サイバーエージェント社長の藤田晋氏やGMO代表の熊谷正寿氏などの経営者、芸能界の重鎮でバーニングプロダクションの周防郁雄社長、さらには安倍晋三首相をはじめとする政治家など、錚錚たる顔ぶれとあつい親交があります」
この出版業界関係者はフォローにならないフォローをした後に、「玉に瑕」的な感じで以下のようなエピソードを紹介していました。過去にも見城徹社長さんは、デマを元に一方的な批判をしたことがあったという内容です。これがまたまた百田尚樹さんの関係で、安倍首相関連でもあります。
「“情にあつい”といえば聞こえがいいのですが、かなりの“身びいき”なことでも知られており、自分の仲間に批判的な人を容赦なく攻撃してしまう面もあります。最近では“盟友”百田尚樹氏が、俳優の佐藤浩市が雑誌のインタビューで安倍首相を揶揄したと勘違いして佐藤を批判し、それに乗っかって見城さんもTwitter上で佐藤を攻撃して世間から失笑を買っていましたが、その“熱い情熱”が間違った方向に行ってしまうことが、しばしば散見されます」
別の出版業界関係者も「これほど毀誉褒貶が激しい人も珍しい」としており、良い評価はあるようです。ただ、この人も特に良い逸話には触れておらず、「“そのときどきで権力や勢いを持っている人物にすり寄って、金儲けしているだけ”“自分が権力者だと思い込んで、自分に酔っている”」という、先程書いた「虎の威を借る狐」的な評価を紹介していました。(※2)
●金儲け優先主義?殺人犯手記出版で元少年Aの手記検討
この別の出版業界関係者は、先程までの話からも見えていた金儲け優先主義的なところも指摘していました。
「見城さんの日頃の発言や著書、さらにいろんな評判を聞く限り、やっぱり“売れる作家=良い作家”という信条の持ち主だという印象は拭えません。もし作家にリスペクトの気持ちがあれば、勝手に実売を公に晒すなんていう行為は想像もつかないでしょうし、作家を商売の道具くらいにしか考えていないのではないかと感じます」(※2)
見城さんの金儲け至上主義に関しては以前、
元少年Aの絶歌、百田尚樹の殉愛に似てる?太田出版は永遠の0の出版社、幻冬舎と縁ありを書いています。
最近あった小学生を狙った川崎殺傷事件は、神戸連続児童殺傷事件を思い出すものでしたが、その事件の犯人・元少年A(酒鬼薔薇聖斗)の手記を、見城徹社長の幻冬舎が出版しようとしていた…というのです。幻冬舎は別の殺人犯の手記を実際に出している出版社でもあります。
また、
幻冬舎見城徹の名言「努力は必ず報われる、報われないのは努力不足」 百田尚樹氏も根性論系の名言はブラック労働系の名言として紹介したものの、これも金儲け至上主義的な思想と関係しているのかもしれません。
●芸能界のドン周防郁雄バーニング社長の取り巻きがマスコミに圧力
それから、大物と付き合っていてすごい!関連では、業界の大物周辺が、テレビ局に対して「騒動のことを番組で取り上げないように」と猛圧力をかけていたという話も出てきました。
「その要請を出していたのは、見城社長や幻冬舎ではなく、“芸能界のドン”ことバーニングプロダクション・周防郁雄社長の取り巻きである大手プロダクションの幹部たちです」(情報番組プロデューサー、※1)
同じ人は「見城社長のTwitterに頻繁に登場する芸能関係者といえば秋元康氏ですが、もともと見城社長の芸能界の盟友といえば、ほかならぬ“ドン”」としており、前述した人たちの他に秋元康さんとの付き合いが深いこともこれでわかりました。
このように顔ぶれを見ていくと、確かに各界の大物ばかり。確かにお友達はすごいようです。ただ、出てくる名前がことごとく評判の悪い人だと感じるのは気のせいでしょうか…。
●幻冬舎の意向で無理して書いた「エイベックス松浦勝人自伝」が出版中止に
2020/05/17:
《絶対変なことしない》《でもキスしたい》幻冬舎・箕輪氏が不倫関係を迫った「エイベックス松浦自伝」出版中止の真相 | 文春オンライン(2020/05/16)という記事を発見。全然知らなかった話で、これまでの流れがわからなかったものの、冒頭で軽くまとめてあって助かりました。
<元エイベックス社員でライターのA子さん(30代)が、幻冬舎の箕輪厚介氏の依頼で執筆したエイベックス会長・松浦勝人氏(55)の自伝。約10万字に及ぶ原稿は、A子さんが「書籍のなかで離婚を公表したい」という松浦氏の意向と幻冬舎の都合に沿い、約2カ月間で書き下ろした。
本稿の前編#1【《CEO退任》エイベックス松浦氏が「偽装離婚で税金逃れ」を告白した“幻の自伝本”インタビューを公開】では、A子さんが箕輪氏に依頼された日から、書籍完成間際になって松浦氏が出版取り止めを要求するまでを詳報している>
新しい記事の方は、その後の話。幻冬舎の見城徹さんに仲介を期待したものの、見城徹さんはむしろ元エイベックス社員の原稿を酷評。当初褒めていたはずの幻冬舎の箕輪厚介さんも見城徹さんに忖度したのか、「見城さんが読んでそう思うならそれが本当の気もする」となったそうです。
●「君は誰だ!」「あんなのはメモだ!」と罵倒、ひとり取り残される
ただ、これ以上に問題がありそうだと感じたのが、その後出ていた話。出版とりやめになりそうだったため、中止になるだろうと思って確認したものの、見城さんと箕輪さんの3人で飯倉片町にある有名レストランで食事をする予定はそのままだと言われて出向きます。ところが、ここで見城徹さんからひどい仕打ちを受けました。
<「見城さんの車に乗り込もうとすると『君は誰だ! なんで乗ってくるんだ!』と怒鳴られたのです。私が松浦さんの本のライターであることを箕輪さんが説明してくれたのですが、見城さんは『あんなのはメモだ!』と一言吐き捨てて、私と箕輪さんを置いて車で走り去ってしまいました」
箕輪氏とA子さんは2人で食事に行くことになった。
「店に向かおうとしたところで、箕輪さんの携帯電話が鳴りました。相手は見城さんだったようで、箕輪さんは『俺、見城さんのところに行ってくる』とどこかへ行ってしまいました。私は呆然とその場に立ち尽くしました」>
出版前提で進んでいた上に、幻冬舎の依頼で2カ月間以上拘束され、原稿を書き上げたからには「最低限の原稿料と必要経費の支払いはあるだろうと思っていたものの、これも無視されたと説明しています。
●「キスしたい」「ふれあいたい」のメッセージ、セクハラでないと否定
また、幻冬舎の箕輪厚介さんの方はセクハラ疑惑という別方向でひどい話が出ていました。例によって、メッセージの記録という証拠があります。例えば、ホテルに誘うメッセージと見られる《お城みたいなとこあったからそこ行こう!あとは入ってから、話そう なんか色々遊べるし、DVDとか見れるし!》といったものが紹介されていました。
「松浦さんの本の依頼を受けて2週間くらいした頃、箕輪さんが突然『Aちゃんの家に行きたい』と言い出したことがありました。やんわりと断ったのですが『お願い!』『絶対変なことしないから!』とごり押しされて……。ホテルに誘うようなメッセージも送られてきました」
また、断りきれず、結局は『仕事を手伝ってあげるだけだから』という箕輪さんの言葉を信じ、夜9時ごろに仕方なく家に上げたところ、やはり信じてはいけない人だった模様。セクハラを受けたといいます。
「箕輪さんは家にあがってこたつに腰を落ち着けるなり、『触っていいですか?』『キスしませんか?』とくっついてきて、いくら拒もうと強引に体を触ってきたのです。本当にやめてほしくて、『無理です、もう帰ってください』と強引に家から追い出しました」
幻冬舎は、そもそも自伝本の執筆を依頼したことがないと否定。また、箕輪さんの《でもキスしたい》《ふれあいたい》などといったメッセージの証拠が残っているセクハラについても否定しています。ただし、《約3年半前の会話ですが、一方的なものではありません》という、セクハラ否定としては無理のありそうな反論でした。
パワハラ的要素もあり、被害者側が強い態度をとれないことに注意が必要でしょうね。
はてなブックマークでは、<これ、女の人が慎重に相手を傷つけずに避けてるの伝わるわ…うわあ><女性の対応は「権力ある男の機嫌を損ねないように精一杯持ち上げて自分を下げて性的関係を回避してる」ように見える。仕事で大事な時に上司や顧客から性的に誘われた経験の無い人には想像し辛いだろうが>といったものが、人気コメントになっていました。
【本文中でリンクした投稿】
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