2021/12/06追記:
●献血に通いまくるおじさんが持っている「パンダ血」って何?
●「国が送迎すべきでは?」「稀な血液は多く必要ない」などの反応
2022/01/27追記:
●日本は1度献血すると3~4か月空けないとダメ説、厳密には間違い 【NEW】
●東京で47歳の男性がナイフで児童切りつけ…逃走するもの逮捕
2013/7/2:たまにはいい話を…ということでの紹介なのですが、事件そのものは痛ましいものなので、「いい話」とも言いづらいところはあります。<朝日新聞デジタル:東京・練馬の児童切りつけ、殺人未遂容疑で男を再逮捕 - 社会 2013年6月29日19時36分>というニュースです。
<東京都練馬区立大泉第一小学校前で28日、下校中の同小1年の男児3人が男に刃物で切りつけられけがをした事件で、警視庁は29日、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕していた練馬区の無職の男(47)を殺人未遂容疑で再逮捕し、発表した(中略)
捜査1課によると、男は28日午後1時40分ごろ、学校前の横断歩道付近で、6歳の男児2人と7歳の男児に折りたたみナイフで切りつけ、6歳の2人の首と、7歳の男児の右ひじに軽傷を負わせた疑いがある。警視庁は29日、男の自宅を家宅捜索した。(中略)
男は事件後、現場から車で逃走。約50分後、埼玉県三芳町内で身柄を確保され、果物ナイフを所持していた銃刀法違反容疑で現行犯逮捕された>
http://www.asahi.com/national/update/0629/TKY201306290048.html●おじいさんのいい話 児童切りつけ事件で犯人と対峙、子供達を守る
最初に書いたように。事件そのものは痛ましいものです。ただ、この事件の場に居合わせた老人の話が印象的でした。別記事<時事ドットコム:「自分しかいないと勇気」=横断旗で応戦-71歳の学童誘導員・男児切り付け事件>(2013/06/29-12:01)では、本人に取材しています。
こちらでは、<刃物を振り回す男にひるまず、手にした横断旗で立ち向かった学童誘導員広戸勇さん(71)の奮戦で、最悪の事態は避けられた>と説明。広戸さんはシルバー人材センターから派遣され、週2回ほど通学路の安全指導を担当。この日も校門から1年生の集団下校に付き添っていたそうです。
<信号が変わり、児童が横断歩道を渡り始めてすぐに「キャー」という悲鳴が響いた。恐怖で座り込んで動けない児童が数人おり、広戸さんは血を流す男児と男の間に立ちふさがり、長さ約1メートルの木製の横断旗をひたすら振り回した。
「恐怖心はあったが、血を見て『この野郎』という言葉が先に出た。とにかく必死で男の顔も覚えていない」と話す。
広戸さんの抵抗もあり、男は逃走。広戸さんは「痛い痛い」と泣く男児を励まし、ハンカチで傷口を押さえ続けたという>
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013062900154●「老害」など普段はクズ発言ばかりしてるネット民も素直に感動
涙もろいのでこういう話読むと、すぐうるっと来ます。ネットで老人の話と言うと、「老害」みたいなひどい話も多いんですが、これには皆さん素直に感動していました。右派色が強く普段はクズ発言ばかりであるニコニコニュースの反応ですら、以下の通り良い反応でした。こういうのを読んじゃうと、また余計うるうるするんですよね。
尊敬です
恐怖に勝る怒りはこんなにひとを強く動かすものなんですなあ。なんにせよ、最悪の事態が児童はもちろんおじいさんの身にも起こらなくてよかったわ
タイトル見ただけだと横断旗持った爺さんが切りつけてる男を応援したのかと思ったw爺さんナイスです!
このお爺さん凄いな・・・自分も見習いたいもんだ06/29
かっこいよーおじさん!すてきすぎるっ
かっけー。このおじさまかっけー
すごい
やるなじいちゃん
こんな歳の取り方をしたい
かっこよすぎだろう・・・こりゃ感謝状もらってもいいレベル
おっちゃんが 神様やな...おっちゃんがいなかったら 3人の小学生は...
(
Ceron.jp - 「自分しかいないと勇気」=横断旗で応戦―71歳の学童誘導員・男児切り付け事件 | ニコニコニュースより)
反応ツイートにもあったように、おじいさんも大きな怪我に繋がる可能性があり、たいへん危険な場面でした。児童は怪我をしており無事ではなかったものの、児童もおじいさんも最悪の事態まで至らずに済んだのは不幸中の幸いだったと言えるでしょう。いい話ではあるんですけど、無理は禁物ですね…。
●献血に通いまくるおじさんが持っている「パンダ血」って何?
2021/12/06追記:献血の話だけでいろいろ書けそうなので別にひとつまとめたいのですが、まだ短いので献血の話を「いい話」つながりでこちらに追加。
「パンダ血」の中国人おじさん 15年間で献血71回 国際ニュース:AFPBB News(2021年12月4日 17:07)というタイトルが不思議に思った記事。こちらは「おじいさん」ではなく「おじさん」ですね。
タイトルの「パンダ血」というのがなんじゃこりゃ?と思いましたが、Rh陰性(Rhマイナス)が希少なことから、中国では「パンダ血」と呼ばれるんだそうです。「パンダと同じ血液型なのかと思った笑 そしてパンダの為に献血しているのかと」という反応があったように、不思議ですよね。記事で出ていた中国の中部にある湖南省邵陽市の農家・廖振飛(Liao Zhenfei)さん(40)がこのRh陰性。ただ、Rh陰性だと知ったのは、2005年の血液検査だったそうです。その2年後の2007年から献血を続けています。
<廖さんは毎回、住んでいる村からバイクとバスを使って邵陽市にある血液センターに行っています。血液センターでは個人情報の登録から血液検査、献血までの全過程が2時間くらいかかります。そのため、外がまだ暗い朝方に出発し、家に帰って来る頃には夜になっていることもあります。廖さんは、自分の血液が中国で珍しいRh陰性の人の命を救えると思うと、苦にならないと話しています。(中略)
Rh陰性の血液が必要だという情報をボランティア組織などを通して聞くと、廖さんは体の状況が許す限り、駆け付けます。中国で多くの人を感動させた廖さんですが、「自分がやるべきことをやっただけだ。体が許す限り、献血をしていきたい」と話しています>
●「国が送迎すべきでは?」「稀な血液は多く必要ない」などの反応
中国のネット上で話題になり、ネットユーザーたちから「ぜひお体を大切にしてください。心の美しい人がいつまでも元気でいられるように!」などといった温かい反応。右派色の強いヤフーニュースのコメント欄でもさすがに今回は中国叩きみたいなコメントはなし。以下の1番人気コメントが微妙に中国を叩いている可能性はあったんですけど…。
<そんな珍しい血液を献血してくれるんだから、国やら自治体が、ちきんと送迎してあげるべきだと思うのですが。意外と中国の方がそういう面で融通を効かせてくれそうなのに>
他のコメントは、本当に普通に温かいコメント。この話題で罵詈雑言なら日本の民度が疑われます。例えば、<すごい方ですね。(中略)救われた人も多いんでしょうね>といったものでした。また、他のコメントの中では、血液不足に関するふたつのコメントが印象的でした。ただ、よく読むと、ここの1つ目のコメントはバッシング色が強いかもしれません。
<記事から見るとRh−なだけ
自分もそうだが、必要になると、赤十字から電話がかかって来る
エリアメールは来た事ないけど、その電話がかかってくると、献血に行く
以前は出来る限り献血に行ってたけど、そういう時に対応できなくなるから、年一回くらいしか行かなくなった
通常であれば、稀な血液を必要とする人も稀なんだよね
大きな手術で大量の輸血が必要な人がいても、普通の血液なら用意できるけど
稀な血液であれば、事前に登録してある人に連絡が行く
何しろ、2週間くらいしか保存できないんだから、余剰分は研究に回される
100万人に一人とか、そういう稀血であれば冷凍保存もするし
手術前に自己血も採取するけどね>
<コロナ禍で、夫が緊急の開腹手術となりました。一回目は無事に終わり、2回目の手術が必要でしたが「コロナで輸血や物品の確保が不透明なので、数ヶ月伸びる可能性がある」と先生に言われました。
その時に初めて献血不足を身近に感じ、自ら献血に行くように。今では成分献血に定期的に行っています>
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2c17682c012af22ce3aaee564d656d5b3722b04/comments
なお、記事では、<2007年からこれまでに71回献血しており、献血の量は累計で2万7600ミリリットルに上っています。1年に最多で19回献血したこともあるということです>という話も。家族は健康に支障があるのではと心配していました。廖さんは「やり過ぎでない限り大丈夫だ」と説明しているそうですが、すでに「やりすぎ」な感じがしなくもありません。
このため、<日本は1度献血すると3~4か月日にち空けないとダメなんですよね。1年に19回ってすごいです。しかも2時間って(笑)>という反応もありました。ここらへんは中国の適当さの可能性が高いのですが、日本の献血ルールも本当はこの説明よりももう少し複雑。この日本における献血ルールの間隔については、今度補足したいですね。
●日本は1度献血すると3~4か月空けないとダメ説、厳密には間違い
2022/01/27追記:前回の最後で書いた日本での献血間隔。コメントであった<日本は1度献血すると3~4か月日にち空けないとダメなんですよね>というのは、厳密に言うと間違いのようです。本当はもう少し複雑で、条件によってはもっと間隔を詰めて献血することが可能。例えば、東村山市では以下のような説明でした。
次はいつ献血ができますか?(献血の間隔は?) 東村山市(2021年2月26日)
<今回400ミリリットル献血のご協力の場合、男性であれば12週間後、女性の場合は16週間後となります。また、次回が成分献血ご希望の場合、男性女性ともに8週間後となります。
200ミリリットル献血のご協力の場合は、男女ともに4週間後から可能になります>
コメントの方が想定していたのは、最初の「400ミリリットル献血」の場合のみだったと思われます。条件によってはもっと短くても可能であり、200ミリリットル献血の場合は1ヶ月間未満である4週間後から。どうも献血の量に応じて期間も短くなる感じですね。中国の献血の方はそれにしても多すぎな感じですが、一応問題ない可能性はあるかもしれません。
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