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絶滅危惧のモウコノウマ、DNAでクローン 日本のマンモス復活はどうなった?


2020/09/15:
●絶滅危惧のモウコノウマ、アメリカがDNAでクローン作成に成功
●クローン成功で思い出す…日本のマンモス復活はどうなった?
●日本のノーベル賞技術iPS細胞を使ったマンモス復活を新たに計画
2020/12/25:
●世界初の絶滅した動物種のクローン作成はなんと2009年だった!
●クローン技術で生まれた動物は異常があって寿命が短いって本当?


●絶滅危惧のモウコノウマ、アメリカがDNAでクローン作成に成功

2020/09/15: 米カリフォルニア州のサンディエゴ動物園は、絶滅の危機に瀕しているモウコノウマのクローンを誕生させることに初めて成功したと発表しました。2020年8月6日にテキサス州の施設で家畜馬の代理母が出産していたそうです。

 このモウコノウマというのは、もともと欧州やアジアに生息していたものの、人間による開発や環境の変化によって個体数が激減。最後の野生馬として知られていたそうです。ただ、その野生の個体というのもついには絶滅が宣言され、過去40年は主に動物園で飼育されて生き残ってきただけになっていました。

 クローンに使われたDNAは、1980年にサンディエゴ動物園の「冷凍動物園」で凍結保存されたもの。「この新しいクローンが成熟して繁殖に成功すれば、モウコノウマに貴重な遺伝的多様性を注入できる」と同動物園は期待しているそうです。
(CNN.co.jp : 絶滅危惧のモウコノウマ、40年前のDNAでクローン誕生 米 2020.09.14 より)


●クローン成功で思い出す…日本のマンモス復活はどうなった?

 こういう話を読むと思い出すのが、日本がマンモスを復活させる!と昔、マスコミで話題になっていたこと。ただ、当時は結局全然復活せず、失敗の報告すらなく「最初から何もなかった」という感じでスルーされていました。マンモス復活!の印象が強かった私としては、詐欺にあって騙されたような気分でした。

 で、検索してみると、【特集】絶滅した「マンモス」は復活するのか!?近畿大学でクローン技術やiPS細胞を駆使した研究進む - ミント! | MBS(2020年07月31日)といった記事が出てきました。過去の黒歴史の話はありませんが、2020年の時点でも復活のメドが立っていないことがわかります。

<研究では、クローン技術を使ってマウスの卵子にマンモスの細胞の核を注入(中略)マンモスの核の周りに少しずつ緑色の物質が現れました。この緑色の部分は紡錘体と呼ばれるもので、細胞が分裂する際に形成されます。つまり、2万8000年前のマンモスの細胞が、分裂する直前の形まで変化したということです。(中略)ところが、この細胞分裂直前のような変化は途中で止まってしまいました。細胞核に含まれている“生命の設計図”である遺伝情報が思った以上に損傷していたことが原因だといいます。「これだけいいサンプルを使っても、これではこの先には進めないだろうと。」(三谷匡教授)>


●日本のノーベル賞技術iPS細胞を使ったマンモス復活を新たに計画

 記事によると、以下のように新たな方法を考えているという話もあります。ただ、これはチャレンジ宣言的な段階。絶滅した生物を復活させることには疑問の声がある他、「高いハードルに挑戦する」と言っているため、研究者自身可能性が高いとは考えていないのかもしれません。こうした研究でちょくちょくある「夢はあるけど詐欺に近い」的な匂い(STAP細胞的なやつ)もあり、きわどさを感じます。

<そこでチームは大きな方針転換を行うことを決めました。それは、『マンモスの細胞を作り出す』というアプローチです。(中略)新たな計画ではまず、発掘された複数のマンモスの細胞から遺伝情報を解析します。そして、この遺伝情報を書き込んだ核を現代のゾウの細胞に注入してiPS細胞を作成します。そこから精子と卵子を作って受精させ人工の子宮で育てれば、マンモスが誕生するというわけです>

 和歌山県にある近畿大学生物理工学部では、マンモスを復活させる研究が20年以上前から行われているということで、私が覚えているマンモス復活のマスコミ報道があった頃とちょうどと同じくらいじゃないかと。ひょっとしたら近畿大は過去の「マンモスを復活させる」という話にも絡んでいるのかもしれません。


●世界初の絶滅した動物種のクローン作成はなんと2009年だった!

2020/12/25:最初のモウコノウマのような例は過去にもあるのだろうか?と気になって検索。すると、似たような例は結構ありそうなことがわかりました。ただ、良い記事が上位ではヒットしないという状況になっています。とりあえず、今回は2009.02.10という昔の絶滅した動物種で初のクローン作成 | ナショナルジオグラフィック日本版サイトという記事についてです。

 「Theriogenology」誌に掲載された研究論文によると、2000年に絶滅したブカルドの冷凍保存された皮膚を使用し、2003年にそのクローン個体を生み出したとのこと。ブカルドは別名ピレネーアイベックスとも言い、スペインアイベックスというヤギの亜種だといいます。絶滅した動物がクローン技術で初めて復活したことになるそうです。

 似たような例は結構ありそうだ…というのは、この記事で、<絶滅に瀕した動物種のクローン作成はそれまでにもあったが、公式に絶滅が確認されている種に応用した事例はこれが初めてのことだった>と書かれていたため。似たような事例がありすぎて、逆にニュース性がないのかもしれません。おもしろいと思うんですけどね。


●クローン技術で生まれた動物は異常があって寿命が短いって本当?

 なお、絶滅した動物がクローン技術で初めて復活した…のは事実らしいのですが、そのクローンの命は誕生からわずか数分で終わってしまったとのこと。クローン胚は、スペインアイベックスのほかの亜種や、ヤギとアイベックスの雑種に移植されましたが、以下のように誕生以前でほとんど失敗していることがわかります。

<208個の胚を移植したが、妊娠に至ったのはわずか7ケースで、実際に誕生したブカルドは1頭だった。ただしそのブカルドの新生児も、誕生してからすぐに呼吸不全で死亡している。解剖の結果、肺組織の異常が確認されたがほかのすべての臓器には問題がみられなかったという>

 クローン技術で生まれた個体の死亡は珍しいことではないと研究者は語っていました。生体組織の異常はクローン技術には付きものと言っていいそうです。クローン個体のDNAはドナー(ブカルド)と同一であった場合でも、細胞間でDNAを移植することで発達時に異常が生じる可能性が避けられないといいます。

 私は学生の頃、クローン生物は寿命が短いという話を聞いていて、後からそれはデマだったのかな?とも思っていたのですが、この説明を見ると、事実だったと考えて良い感じです。とはいえ、これは飽くまで2009年当時の状況。現在では、かなりクローン技術の精度が上がっていて、異常も減っているかもしれません。


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