●想いを伝える教科書「6分間文章術」の紹介・宣伝文に心が動かない
2013/7/18:"
6分間文章術――想いを伝える教科書
"なる本を、ダイヤモンド・オンラインで盛んに宣伝されていました。ところが、"相手の心を動かすのに、“文章力”はいらない!"と題した文章なのに全然心が動かなかったんですよ。もう笑っちゃうくらいに全然心に響きませんでした。
<【第1回】 相手の心を動かすのに、 “文章力”はいらない!>(ダイヤモンド・オンライン 2013年6月21日)では、「ソニーに勤めながら、全国14ヵ所800名以上を動員した一大ムーブメントの読書会を開催した」という成功例が載っています。以下のようにそのすごさを伝えています。
<始まりは、セールスレターへのフェイスブックの「いいね!」が0→230。
この変化の秘訣はカンタン!自己満足の文章を書いていた私が、人の心に伝わる文章を意識したから。エンパシーライティングは、その効果に自然と導けるようなメソッドになっています。いまでは、全国を飛び回る理想の生活ができています。当初「セールスレターもメールも書けなかった。けど……書いてみました」なんて言っていたことを、いまではまわりの人になかなか信じてもらえません。
他にも、
● 1回のメルマガ配信だけで、5時間で講座が満席!120万円の売上に!
● チラシの反応率が11倍に。
● 残席4名の3万円の講座。4名にメールを送り、全員参加で満席に。
● コンサートの案内文を出したら、30名だった参加者が68名に。
● 1万5750円のイベントが満員御礼!1200名の集客に成功。
● コラボ企画が続々立ち上がり、イベント参加者も5倍に。
● 売れなかった高額の商品が1週間で4件の成約。
● 案内文を変えただけで10万円の高額講座の集客が300%増!
(中略)トヨタやソニー、三菱東京UFJ銀行、東芝、富士通、DeNAをはじめとする日本を代表する企業の社員や幹部が社内外で活用するだけではなく、ビジネスの枠を越えて、一部の小学校の卒業文集や作文指導、都立高校の授業、大学教員の論文作成にまで活用されるようになっています>
http://diamond.jp/articles/-/37431●下心丸見えで胡散臭い でも騙される人はこれに感動するものなのかも
Amazonの感想を読んでもあまりネガティブなものはないんですけど、皆さんこの手の文でグイグイと心が動いているんですかね? と言うか、私には胡散臭さ満点に見えてしまい、むしろ絶対に信用しちゃならんタイプの文章だと感じました。心が動くどころか、マイナスな感じですね。
メルマガをやっていたと言う通り、確かにメルマガのノリだとは感じました。何とかして売ってやろうという下心だけはヒシヒシ伝わってきます。ある意味、「想いを伝える」のに成功してるのかな?と一瞬思いましたけど、たぶんそうじゃないでしょう。宣伝文で下心を見透かされては失敗です。
作者さんがメルマガでうまくいっていたというのが本当ならば、こういう文章に心を動かされてしまう良いカモがたくさんいるわけですので、この宣伝文で"6分間文章術――想いを伝える教科書"は大いに売れるでしょうし、その本に従って書いた文章も共感されるのでしょう。
でも、それは本当に喜んで良いことなんですかね? たぶんこうしたメルマガで商品買っちゃう人は、詐欺にも簡単に引っかかっちゃいますよ。もしここに書かれていることが真実なら…ですけど、詐欺がいつまで経っても絶えないというのもよくわかる話です。
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