2019/01/08:
●飛行機の飲み物・機内食っておかわりできるの?
●むしろ客室乗務員の方からおかわりを勧められる場合も
2010/1/26:
●明るく笑顔で接客する客室乗務員に難癖をつけた新聞
●池に落ちた犬を叩け!とばかりにイチャモンをつける記事?
●おかわりをくれるなんて客室乗務員は暇だな…という嫌味も
2020/05/08:
●キャビアはいかが?ANAで実際におかわりを勧められた人のケース
●飛行機の飲み物・機内食っておかわりできるの?
2019/01/08:もともとは奇妙な新聞記事の話でしたが、機内食や飲み物のおかわりの話メインに模様替え。新聞記事の話は、後半に回します。
海外記事が元ネタのようですが、
飛行機の機内食は「おかわり」できます。持ち込みするならプロテイン食がおすすめ | ライフハッカー[日本版]では、大半のエアラインが、余っていれば喜んで機内食のおかわりをくれるとしていました。
また、飲み物についても検索してみると、機内でJALの客室乗務員に実際に聞いてみたという人もいました。「もちろん結構です」と笑顔で即答だったそうです。私もANAで飲み物のおかわりをリクエストしたことがあります。
ただ、上記の機内食の話と同様に、飽くまで「余っていれば」でしょう。余っていればですので、最初の配布時にいきなり2人分頼むなども迷惑。さすがに欲張りすぎです。それから、できれば時間的な余裕がありそうなときに限った方が良いとも思います。飽くまでも客室乗務員による特別な心遣いなんでしょうからね。
●むしろ客室乗務員の方からおかわりを勧められる場合も
私がおかわりをリクエストしたことがあったのは、後半にある最初の投稿のときに書いたように、そもそも客室乗務員から「いかがですか?」とおかわりを勧められたことがあったため。
ヤフー知恵袋では、機内食について、以下のように書いている人がいました。おかわりの勧めも客室乗務員が特別に気を使ってくれたサービスなんだと思われます。
<一人1つずつしか用意されていないものは、原則として、おかわりは断られます。余裕があればもらえる場合もあります。
機内食のトレイに袋入りのパンが1つ載っているスタイルだと、原則おかわり不可です。一方、乗務員がパンかごを持って、テーブルの上のパン皿に、パンを配るスタイルの機内食だと、パンのおかわりはできますし、頼まなくても、乗務員から勧められることが多いです。
飛行機内の炊飯器で炊いたご飯が出る場合も、ご飯が残っている限り、ご飯のおかわりができます>
以降はもともと書いていた話。この客室乗務員のおもてなしの心によるおかわりサービスなどについて、わざわざ難癖つけてけなしている新聞記事があったのです。
●明るく笑顔で接客する客室乗務員に難癖をつけた新聞
2010/1/26:ひょっとしたら私の感覚の方がおかしいのかもしれませんが、奇妙な記事を見つけてしまいました。産経新聞社による夕刊フジの
JAL機内は“奇妙”な明るさ…夕刊フジ記者が搭乗ルポ(2010年01月20日、ZAKZAK)という記事です。会社更生法の適用を東京地裁に申請したJALについて書いたものでした。
まず気になったのは記事冒頭の部分や2段落目のあたり。まるで客室乗務員が明るく接客することがふさわしくないかのような書き方をしていたのです。
<日本航空が会社更生法の適用を東京地裁に申請した直後の19日夕、夕刊フジ記者は羽田発の日航機に搭乗した。客席はガラガラだったが、客室乗務員(CA 引用者注:和製英語キャビンアテンダントの略))は満面の笑顔で乗客に接し、機内は奇妙なほど明るい雰囲気に包まれていた>
<機内に通されると満面の笑みでCAたちが出迎えてくれた。後ろの席のご婦人にCAが「手作りのかばんですか? かわいいですねぇ」と気さくに話しかけるなど、機内は破綻直後とは思えない不思議な明るさだ>
逆に会社更生法の適用されたり、客席がガラガラだったりしたときに、お通夜みたいに暗く沈痛な表情で接客したらと考えてみてください。私は、よほどそちらの方が「奇妙」だと感じます。むしろそのような「奇妙」な接客であったならば、それこそ夕刊フジ記者は嬉々として批判記事を書きそうな気がします…。
●池に落ちた犬を叩け!とばかりにイチャモンをつける記事?
JALは今は叩いて良い企業のようになっているので、とにかく何でも悪口書いてやろうという思惑が透けて見えているような、意地の悪い書き方だとも感じました。そういうところは他の部分にも出ており、以下の部分もどこかおかしいです。
「ベルト着用サインが消えた直後、『客室責任者の○○です。本日、日本航空は企業再生支援機構のご支援が決定しました』とCAによる異例のアナウンスが始まった。『一連の動きで、ご心配をおかけしましたことをおわび申し上げます』と謝罪。『運航は継続します。航空券、予約、JALカードなどすべて今まで通りです』と説明したものの、紙くずとなる日航株への言及は最後までなかった」
「航空券、予約、JALカード」は客に直接関係する部分であり、アナウンスで触れることは理解できます。一方で、この流れに株主にしか関係しない「日航株」を加える必要性はあまり感じません。少なくとも言及しなかったからといって、非難を受けるほどの優先度はないと思います。
無論人によって受け取り方が違うとは思いますが、むしろ私としては「日航株」について言及する方が不自然に感じました。
●おかわりをくれるなんて客室乗務員は暇だな…という嫌味も
記事の最後も「CAも暇を持て余していたのか、あっという間に飲み物を配り終えた後、2杯もおかわりをくれた。どうもごちそうさまでした」と嫌味たっぷりで締めており、後味の悪さがあります。
ちなみに私はANAしか乗りませんけど、2杯目を勧められたことはあります。残念ながらはっきり覚えていませんが、しかも盆暮れ正月しか利用しないので、満席だった可能性もあります。
こういう揚げ足取りに終始した質の悪い記事を、恥ずかしげもなく掲げちゃうのは良識を疑われますので、夕刊フジのためにも良くないことでしょう。この記事の内容の方が、JALの客室乗務員の接客よりよっぽど「奇妙」でした。
●キャビアはいかが?ANAで実際におかわりを勧められた人のケース
2020/05/08:
『ANAファーストクラスで途中まで行くイタリア旅行』ミラノ(イタリア)の旅行記・ブログ by ドクさん【フォートラベル】に、おかわりを勧められたケースが載っていたの追記。マイルの期限が近かったということで、ANAのファーストクラスで、日本からロンドンへ行ったという人の感想です。
ここでおかわりを勧められた話があったのは、飲み物ではなく食事のケース。しかも、ファーストクラスですから良さそうですね。次から次といろいろなものが出てきていて、おかわりを勧められたのはそのうちの「前菜」でした。
<前菜は、キャビアにトラディショナルなガーニッシュを添えて。
CAさんにおかわりをすすめられました(笑)>
食事のメニューは選択するものもありますので、場合によってはすごく余っているものがある…ということもあるかもしれません。逆に言うと、人気のメニューは全部提供してしまい、おかわりを求めてもいただけないということはあるでしょうね。
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