めちゃくちゃに古い話(2001年)ですみませんけど、昔読んだときに気になった話。
第十八回配信 牛乳パックと『ラリー・キング・ライブ』 その1
ほぼ日刊イトイ新聞 - 翻訳前のアメリカ。 2001-07-16-MON
2000年のアメリカにおける行方不明者は、
届け出ベースで876,213人だそうです。
うち、状況から自発的な家出でないと
判断されるのが31,539件。
また、失踪した人の身体が
危険な状態にあると考えられるケースが、
120,726件だそうです。
ちなみに日本で家出として
警察に届出のある件数が例年8万人から9万人弱。
統計の取り方が違うので正確な比較ができませんが、
日米の人口の差(米国の人口は日本の約2.3倍)を
考慮してもものすごくたくさんの人が
いなくなっちゃうのがアメリカです。
http://www.1101.com/suzukichi/2001-07-16.html 単純に10倍だそうです。えらいことですね。
しかも、子どもが多いようです。
非営利団体NCMEC
National Center for Missing &
Exploited Children
(失踪および搾取された児童のための全国センター)
はこういった行方不明者のうち、
ことに子供達の捜索と発見に貢献してきました。
有名な牛乳パックに印刷された
人捜し広告を発明したのも実はNCMECです。
それに加えて最近は、
ダイレクトメールで毎週家庭に送られてくる
お買得割引クーポン券の裏や、
全米小売チェーン、ウォールマートの店頭、
問答無用に会社に送りつけられてくる人捜しファクスなど、
本当に至るところでNCMECの人捜し広告を見かけます。
NCMEによると、
こういった行方不明者の85%以上は子供であり、
子供だけで全米で毎日2100人もが
行方不明になっていると考えられるそうです。
この中には、離婚夫婦で親権を持っていない側の親が
子供を連れ去ってしまうケースも多いようですが一方で、
信じがたいことですが、よく言われるような
チャイルドポルノの犠牲にされる子どもたちも含まれます。
「離婚夫婦で親権を持っていない側の親が子供を連れ去ってしまう」というのは、
ハーグ条約批准では日本人による「米国人拉致」は解決しないの件です。アメリカもかなりひどそうな感じです。
あと、人身売買や児童ポルノもいつも日本が非難されますけど、アメリカも人のこと言えないんじゃないですかね。まあ、10年以上前の数字ではあるのですが。
このように非営利ベースで
非常に良く組織された全米規模の行方不明者捜しが
日々続けられている一方で、
行方不明事件が、普段、
TVのニュースで報道されることはあまりありません。
なにしろ自発的でない、事件性がある行方不明者だって
全米で毎日85人以上いる計算になるのです。
アメリカは言うほど危険じゃないよ、治安が悪いわけじゃないよって話もありますが、こういう数字を見るとやはり物騒な国だと思ってしまいます。
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