ドラえもんや藤子不二雄さんの話をまとめ。<低視聴率で終了 打ち切りアニメドラえもんを救った高畑勲監督>、<藤子・F・不二雄氏もスランプだった?藤子不二雄A氏とは人気差>などをまとめています。
「ドラえもん」への感謝状 楠部 三吉郎

●低視聴率で終了 打ち切りアニメドラえもんを救った高畑勲監督
2018/04/13:亡くなった高畑勲監督を偲ぶ
ジブリの「高畑勲監督」ドラえもんの救世主だった | Smart FLASH(2018.04.06)という記事によると、シンエイ動画名誉会長の楠部三吉郎さんがシンエイ動画を起業した頃、仕事がまったくなく、『ドラえもん』のアニメ化をしたいと考えていました。
しかし、当時の『ドラえもん』はダメアニメだったことがネックに。今では信じられない話ですけど、1973年にアニメ化されたときには、視聴率7%で半年で打ち切りになっています。これがトラウマになったのか、打ち切りの悲哀を味わった原作者・藤本弘(藤子・F・不二雄)さんは、なかなか了承してくれなかったそうです。
このとき、藤本弘さんから求められた企画書に苦労した楠部三吉郎さんが頼ったのが、高畑勲監督。『ドラえもん』を読んでもらうと、「こんなすごい作品が日本にあったの? 子供の願望をこんな形で叶えるキャラクターを出現させるなんて、これは画期的だよ!」と企画書の作成を受けてくれました。
●『ドラえもん』は子どもたちの夢想空想の解放戦士…独特の表現
そして、この高畑勲監督の企画書で、無事アニメ化の了承を取れたのだそうです。楠部三吉郎さんの著作『「ドラえもん」への感謝状』によると、企画書は以下のような内容だったとのこと。これで無事了承を取れたわけですから、藤本弘さんの心に響くものであったと考えられます。
《『ドラえもん』は、子どもたちの夢想空想を、大人の知恵で少しだけふくらませてあげる。笑いの中で子どもたちの夢をふくらませてあげる。でも、現実世界はそんないいことばかりじゃない。だからのび太はできそこないで、最後はいつも失敗してしまう。子どもたちの夢想空想を笑いの中へ解放してくれる、解放戦士こそ、『ドラえもん』なのだ》
私も目についたのですけど、「解放戦士」という言い回しは左翼っぽいとの反応がありました。調べてみると、高畑勲監督は一貫して日本共産党支持だったみたいですね。「解放戦士」は共産党よりさらに左なイメージの言葉ですけど。そういえば、
漫画家・イラストレーターは左翼・在日ばかり/a>との主張も過去に紹介しています。
●藤子・F・不二雄氏もスランプだった?藤子不二雄A氏とは人気差
上記以外の反応では、はてなブックマークの「コロコロが創刊される前のF先生は小学館の学年誌にしか描く場がない終わった漫画家扱いだったから高畑氏の的確な賞賛はさぞかし励みになっただろう」というのが気になりました。
要出典つきではありますけど、
ウィキペディアによると、藤本弘(藤子・F・不二雄)さんが少年誌で居場所がなかったのは本当のようです。ただし、2度目のアニメ化の前に学年誌で描いていた『ドラえもん』自体はヒットしています。(以下、改行は変更)
<藤本は、当初こそ『オバケのQ太郎』(1964年)、『パーマン』(1966年)等のヒット作に恵まれたが、それ以降の『21エモン』(1968年)、『ウメ星デンカ』(1968年)、『モジャ公』(1969年)といった作品はあまりヒットせず、いずれも短命に終わった。
藤子スタジオも、えびはら武司などの一部のアシスタントを除いて、『怪物くん』(1965年)、『黒ィせぇるすまん』(1969年)、『魔太郎がくる!!』(1972年)といったヒット作に当時恵まれていた安孫子の方を中心に手伝うようになった。
藤本はスランプに陥り、「週刊少年サンデー」の編集長に「サンデー作家陣から外してほしい。」という手紙を送りつけるようになる。(中略)
学年誌にて『ドラえもん』(1969年)を執筆し始めるが、人気は今ひとつであった。(中略)4年後、アニメ化されるも、すぐに終了。それに伴い、編集部やスタジオ側も、漫画のドラえもんの連載終了の雰囲気であった。
しかし、その翌年、単行本が全6巻発売され、話題となり、続刊。1978年には1500万部をも売り上げるようになり、日本のみならず海外でも話題となるようになる。
そして1979年に再びアニメ化。大幅なリニューアルが行われながらも現在まで続く長寿アニメとなる>
ドラえもんが打ち切りがあるなど低評価だった時期が長かったことや、藤子・F・不二雄さんも低評価な時代が長かったことは、今では信じられない話ですね。
「ドラえもん」への感謝状 楠部 三吉郎

【本文中でリンクした投稿】
■
漫画は反日文化?漫画家・イラストレーターは左翼・在日ばかりらしい【関連投稿】
■
ちびまる子ちゃん7つの秘密 現実の友蔵おじいちゃんは意地悪で嫌われ者だった…など ■
右翼化したガロの青林堂、社員に「左翼だ」とパワハラ 『そうだ難民しよう! はすみとしこの世界』などを出版 ■
ほしいドラえもんのひみつ道具ランキングがヤバイ どくさいスイッチ、人生やりなおし機など ■
普通のコスプレすら違法?著作権の翻案権を侵害し著作権法に違反するおそれ ■
そうだヘイトしよう!保守転向で稼ぐ青林堂には在特会幹部も入社 米田隆司・在特会広報局長は神原隆夫氏と同一人物? ■
文化・芸術・宗教・海外との比較についての投稿まとめ
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|