日本では当たり前になっているアイドルの恋愛禁止。海外では理解できないようで、驚きの反応がありました。これは日本ではアイドルを擬似恋愛商法で売るためだと思われます。ジャニーズなんかは、アイドル自身もそれを自覚しているようです。
その後、<熱愛報道でグッズ大量破壊のファン 破壊理由は怒りじゃなかった…>、<明石家さんまの「アイドルの恋は隠さなあかん」、名言じゃなくない?>などをまとめています。
2023/01/10追記:
●熱愛報道でグッズ大量破壊のファン 破壊理由は怒りじゃなかった…
2023/01/31追記:
●「恋愛・プライベートよりアイドル優先」と「疑似彼女」の相乗!
2023/04/29追記:
●明石家さんまの「アイドルの恋は隠さなあかん」、名言じゃなくない? 【NEW】
●相容れない「2次元オタク」と「ジャニオタ」
2013/8/2:あんまりうちで書かないような話題ですけど、読んでしばらくしてから記事の本題じゃないところが気になってきて書いた投稿。元記事のメインは、
「2次元オタク」とジャニオタがいがみあう 叶わない恋をしてる点では同じなのに… : J-CASTニュース 2013/7/31 17:49 J-CASTというタイトルでわかるように、「2次元オタク」と「ジャニオタ」を取り扱うものでした。
2013年7月30日、「2次元オタク」とみられるツイッターユーザーが以下のようなツイートを投稿。2次元とは絵・画像の漫画・アニメキャラクターで、「うたプリ」とは「うたの☆プリンスさまっ♪」という女性向け恋愛ゲームのことです。
「ジャニオタの友人が言ってた『うたプリファンの人すごい、プリンス様たちとは何があっても付き合えることはないのにあんなに熱狂的になれるなんて…』がじわじわきてる。」
これは確かに不思議な話。ゼロとは言わないものの、3次元のアイドルファンであっても付き合える可能性はかなり低いでしょう。多くの反応がありました。
「ジャニオタもジャニーズ事務所の面々とは何があっても付き合えないけどな…」
「自分たちは付き合えるとでもw」
「ジャニとは付き合えるって思ってるのかワロスwww」
「お前らだってジャニーズと付き合えるわけじゃないだろ」
ただ、そもそもアニオタにしてもアイドルファンにしても「付き合える」みたいなところは、重要な問題ではないですよね。
このツイートがリツイートなどで広まっていくと、2ちゃんねるにも議論のスレッドが立てられた。「オタって付き合う事を目標になるもんなんか?」「3次元でも一般人がジャニーズと付き合うことってまずないだろうにな」など、やはりジャニオタの発言を疑問視する意見が多く、「手が届かないからイイもんなんだろ」「ロマンって手に入らない物にこそあると思うんだ」など「オタク心理」の分析や解説も書き込まれた。
また、二次元キャラの場合は最初から妄想の産物なんですから、妄想上で「付き合う」ことができるこちらの方が容易とも考えられます。
●V6の三宅健氏が「アイドルに恋して熱中してるのは擬似恋愛」
実を言うと、私が気になったのはこの本題の話じゃなくって、ラストのところでした。
ちなみに、過去にはジャニーズのタレントの口からも「アイドルとファンの恋愛は叶わない」という旨の発言があった。
V6の三宅健さんが、13年1月放送のラジオ番組「三宅健のラヂオ」(bayfm)で、「うちの嫁はV6のおっかけで、コンサートがあると私を置いていろんなところへ行ってしまう」という相談メールに対し「全く見知らぬ人と奥さんが浮気するくらいなら、叶わぬはずのアイドル達に熱を上げてくれるほうがどれだけ健全か」「アイドルに恋して熱中してるのは擬似恋愛」と諭していた。
そりゃあ、V6は売る側ですから、そういう発言をするでしょう。これはこれでひどい発言じゃないかなぁ…と正直思ったのですけど、ジャニオタが怖いのであまり深入りしません。
●日本のアイドルの恋愛禁止ルールは狂ってる!海外の反応
この発言で思い出したのが、今年あった女性アイドルが坊主になった騒動です。確か
日本視覚文化研究会さんで「日本人は意味不明」みたいな反応があったと思って、探してみました。
ありました、これですね。
日本のアイドルの恋愛禁止ルールは狂ってる! 海外の反応。峯岸みなみがお泊り報道 : 日本視覚文化研究会 - ライブドアブログ
恋愛禁止ってルールは日本においては全く正しいんですよね。恋愛が発覚すると明らかに人気が落ちちゃいますから。つまり狂ってるとすればファンの方なわけです。
http://blog.livedoor.jp/akio_live1/archives/51884642.html
後述しますが、私も「日本では正しい」と思います。
まず、ここで表題となっている元記事を見てみます。(感想はところどころ省略しています)
海外反応! I LOVE JAPAN : 日本のアイドルの恋愛禁止ルールは狂ってる! 海外の反応。
一部週刊誌に若手ダンサー宅への“お泊り”が報じられたAKB48の峯岸みなみ(20)が31日、ユーチューブ上のグループ公式チャンネルで謝罪した。
丸刈りで登場した峯岸は涙声で「メンバー、ファン、スタッフ、家族、みなさんにご心配をおかけして申し訳ありませんでした。AKB第1期生として、後輩のお手本になるべきなのに軽率で自覚のない行動でした」と謝罪。「頭の中が真っ白でどうしたらいいのか、自分に何ができるのか、週刊誌を見ていてもたってもいられず、だれにも相談せず坊主にすることに決めました」と丸刈りにした経緯を語った。さらに涙ながらに「AKB48を辞めたくない。甘い考えかもしれませんが、今回のことはすべて私が悪かったです。本当に申し訳ございません」と深々と頭を下げた。(中略)
・恋愛しただけでここまでしなきゃ駄目なの?ちょっと可哀想な気がするよ。
・youtubeの動画を見たけど見てるこっちの方まで心が痛くなったわ。
・AKB48は恋愛くらいOKにさせるべきだよ。
年頃の女の子が人を好きになるのは極普通のことだと思う。
皆彼女を憎まないであげて欲しい。
・これは文化の違いなんだろうけど、こんなんで降格させるとか馬鹿みたいだよ。
彼女は20歳だしもう大人じゃないか?それに相手の男の方は罰せられたりしないんだろ?
・別にそこまで悪いことした訳じゃないと思うんだけど、これってそんなに大問題?
・彼女達のグループは恋愛禁止ってルールがあったんだから、それを破ってしまったのは駄目だと思う。
皆恋愛を我慢してまで頑張ってるんだからね、それに彼女達の後輩達にも示しがつかないと思うよ。
・お泊りしちゃったってことはファンからしたらNGなんだろうけど、でも坊主&降格は少し厳しいような気がするよね。
正直プライベートでのことでここまで謝罪しなけりゃならないのは理解できないわ。
・そもそも恋愛禁止のルールとか可笑しいんだよ、そんなの逆に不健全だって!
・本当に可哀想だわ、恋愛禁止のルールとか年頃の女の子に凄まじいストレスを与えてるだけじゃん。
http://blog.livedoor.jp/zzcj/archives/51811420.html
●日本のアイドルが恋愛禁止は当然
海外にもアイドルがあるんでしょうけど、日本とはだいぶ感覚が異なるんでしょうね。昔々の話ですが「アイドルはうんこしない」なんて言葉があったように、日本ではまさに"idol"(アイドル)の意味通り偶像化が激しいです。
そして、アイドルであるV6の三宅健さんが何の罪悪感もなく自己弁護のために言っている通り、日本のアイドルの中には擬似恋愛の対象とすることで稼いでいる人たちがいます。いわば擬似恋愛商法というべきものです。
こういう中では当然恋愛禁止にした方が有利ですし、恋愛がファンに対しての裏切り行為と受け取れらる可能性も、擬似恋愛を利用しない場合と比べて高まってきます。
擬似恋愛という売り方をしている以上、アイドルの恋愛禁止という選択が取られることがあるのもやむを得ないことでしょうね。
●あるジャニーズJrの追っかけ
はてなダイアリーなので実話かどうか不明ですが、この疑似恋愛商法のことを思い出す話もありました。
ジャニーズJr.に認知された感想
とあるジャニーズJr.を追いかけ始めて1年になった。
(中略)今まで全くそういうのに興味がなかったのに大学生になってからはじめて本格的に好きになった。山Pはずっと好きだったけど毎月毎月見たいっていう欲求はなかった。テレビでよかった。今はテレビでよくないので、これは異変なんだと思う。(中略)
いろいろあって、そのジャニーズJr.にはまってから1年間で100万円使った。これはチケット代だけの金額で、遠くの会場でのコンサートにも行ったから交通費もたくさんかかったしいろいろなプレゼントも渡したけどその費用は別。(中略)
上を見ればいくらでも上はいるし、若手のジャニーズでも舞台の最前列はヤフオクで15万円くらいで転売されてると聞く。そういう良い席を買い集めるために風俗をやっている人もいるし、突き詰めていけばキリがない。
見たい欲求<見られたい欲求
ジャニーズJr.はすぐ認知してくれる。(中略)
一般的な認知に至るまでのプロセスとしては、出待ちに通ったり、毎月あるジャニーズJr.歌番組の収録に行ったり、舞台に行ったりコンサートに行ったりして認知されていく。
最初は自分にとってそのジャニーズは神にも等しい存在で、多少遠くてもその姿を確認できて踊っているところが見られるだけで「美しい」という感想を抱きながら家に帰れた(中略)。うちわに「◯◯くんダブルピースして」とかの文字を書いてダブルピースされようものなら途端にすべての悲しみや苦しみがスッと失くなって足元がふわふわと浮かぶような気分になった。
(中略)恋で頭が混乱して、「好きなジャニーズが近くに来る座席を狙ってヤフオクで落札する」という行為がどうしても辞められなくなってしまいものすごく働くことになった。ものすごく働くと疲れるけれど、アイドルのことを考えると全然つらくはない。肉体的な疲労はあるけれど精神的なものはすべてアイドルが癒してくれるので、肉体は横たえておけば良い。
(中略)1年近く「◯◯くんを近くで見たい」以外の感情が無かった。「◯◯くんダブルピースして」の少し特殊なバージョンを長くやり続けていたら、見せなくてもやってくれるようになってそのときに「あ、覚えられてるんだ」と思った。はっきり言ってあまり人気がない方のジャニーズで、同じジャニーズのファンで現場に通っている人はあまりいない。いても毎回、執着的に良い席ばかりでは来ていない。
あっという間にそのファンコミュニティで有名になってしまい、最近では自分が知らない人にも知られているようになった。
近ごろ、なんとなく落ち着き始めた。(中略)
最初そのアイドルを好きになった時の自分は「見たい」という原動力で追いかけていたのに、最近では「見られたい」「いることをわかってほしい」ことがメインになっているように思えてはっとした。副産物が主な目的になってしまっている、という自覚を持って恐くなった。(中略)
「認知されている」優越感はものすごい。何も持っていなくてもピンポイントで手を振ってもらえること、ある程度遠くの席でも見つけてもらえること、周りのファンから羨望の目で見られること。
でもそれは絶対的な優越感じゃなくて周りのファンとの力関係を前提にした相対的な優越感だから、毎日毎晩不安に苛まれている。わりと本気である日ものすごいマダムが彼のファンになったらどうしようと思っているし、そもそもある日彼にぷいっと気を損ねられて嫌われてしまったら何を生き甲斐にしたら良いのかわからない。(中略)
はっきり言って何も残らない。思い出が消えたら半券しか残らない。でもけっこう本気で、死ぬ間際の走馬灯に横浜アリーナが映ったら良いなと思ってる。
上記は省略しすぎて、疑似恋愛の話がわからいづらく…。とりあえず、この方も「リアルに恋してる」という「リア恋」の状態、"アイドルを本気で好きになってしまう現象"になっているとのことでした。
●結婚宣言騒動は人権侵害的な疑似恋愛商法が生んだ悲劇
2017/06/20:読み返してみると、ちゃんと書いていなかったのですが、「日本のアイドルの恋愛禁止」は合理的で理由はわかるものの、「商法」という言い方をしているように否定的に捉えています。はっきり言っちゃうと、人権侵害的な問題があると思われます。
で、この擬似恋愛商法の罪深さをまた感じる事件がまたありました。
須藤凜々花 掟破りの結婚宣言…ファンの批判殺到「裏切られた」― スポニチ Sponichi Annex 芸能[ 2017年6月18日 06:00 ]
NMB48の須藤凜々花(20)がスピーチでまさかの結婚宣言を行った。(中略)
初の無観客総選挙で最も盛り上がった場面だったが、投票してくれたファンにショックを与えたのも事実。恋愛禁止の鉄の掟(おきて)を跳び越えた結婚発表だった。須藤が獲得したのは3万1779票。ファンが投じた金額は確実に1000万円以上にのぼる。
会場の外に駆けつけた都内在住の40代男性は「あり得ない。これから頑張ってもらうために票を積んだファンが報われない」と激怒。沖縄県南城市の男性会社員(23)は「この場で発表する意味が分からない。裏切られた気がする」と不機嫌な表情だった。
須藤のツイッターにはファンから「いくら注ぎ込んだと思ってんだ」「返金対応すべき」などと批判が殺到した。NMB48の先輩、山本彩(23)も配信番組で「意味がわからない」と困惑した。
これについては、逆に苦言を呈した元メンバーやメンバーへの批判も多くなっているのですが、彼女らにしてみれば自分らはルールを守ってきたのですから、「なぜ?」と思うのは当然です。被害者的な側面もあります。
最も問題なのはアイドルを「恋愛禁止」にして、ファンに「疑似恋愛」させることで金を巻き上げてきた事務所のやり方であり、非難されるべきなのもそちらでしょう。社会的な問題になって良いと思いますけどね。
●嵐活動休止の理由も疑似恋愛商法の悲劇か?過去にバッシング
2019/01/31:疑似恋愛商法の悲劇がまた一つ。ジャニーズの嵐活動休止には、様々な理由の推測がされていますが、恋愛できない人権侵害的なところが理由ではないかとする記事がありました。
嵐、活動休止のキーマンは二宮「辞める覚悟ある」の直談判 NEWSポストセブン / 2019年1月30日 16時0分というものです。
記事によると、リーダーである大野智(38才)さんが「自由な生活をしたい」と4人に相談した時期(2017年6月ごろ)は、立て続けに嵐のメンバーの熱愛報道があった時期と重なっているとのこと。そして、この当時の熱愛報道では、ファンの反応が大きかったものでした。
「どの彼女も激しい批判にさらされました。メンバーたちも30代半ばですから、結婚してもおかしくない年齢ですが、ファンのショックや反応はあまりに大きく、メンバーも怯む(ひるむ)ほどだったようです。大野さんも自身の苦い経験があるだけにハレーションを目の当たりにして考えるところがあったんでしょう」(芸能関係者)
嵐の大野智さんは自身はそれより前の2015年夏、10才年下の元女優との親密交際が写真週刊誌で報じられたことがあります。その後のコンサートでは、大野智さんに対し「裏切り者」などと書いたうちわを掲げるファンもいるなど、バッシングはヒートアップ。つらい経験があったと指摘されていました。
「大野さんの恋人とされた元女優はSNSで当時の自宅や飼い犬まで突き止められ、その姿が大野さんがコンサートグッズのために描いた犬にそっくりだと大炎上しました」(前出・芸能関係者)
嵐活動休止の理由に恋愛問題が関係している…というのは、飽くまで記事の推測でしかありません。解散の本当の理由は不明です。ただし、この中で出てきた恋愛したアイドルに対するバッシングのエピソードそのものは、疑似恋愛商法には問題があるということを再確認させる内容でした。
●熱愛報道でグッズ大量破壊のファン 破壊理由は怒りじゃなかった…
2023/01/10追記:このページに関連しそうな
AKBに2000万を注ぎ込むも...岡田奈々騒動で「人生取り戻した」 グッズ大量破壊のファンに聞いた決別の背景: J-CAST ニュース(2023年01月07日 J-CASTニュース編集部 野口博之)という記事があったので読んでみました。
<AKB48メンバーらの写真などのグッズが大量に破られて、家の床一面に散乱している――こんな写真がツイッターに投稿され、ファンらの間で衝撃が走った。
投稿したのは、その界隈では有名な「けいすけ」さん(38)だった。AKBとともに14年間過ごし、グッズなどに約2000万円を注ぎ込んできたというが、一体どんな心境変化があったというのか>
<「俺の人生を取り戻した スキャンダルから色々考えた 14年間楽しかったです」
「さようなら、たくさんの思い出よ」
けいすけさんは2022年11月20日、ツイッターでこうAKBファンなどに別れを告げ、写真を投稿した。破いたときの動画も、後に載せている。
AKB48を巡っては、センターにも抜擢された中心メンバー岡田奈々さん(25)の熱愛が前日に週刊誌で報じられ、グループの「恋愛禁止」に触れるのではないかと騒動になっていた。それも親公認で新居を決めようとしたとされただけに、裏切りと映ったファンも少なくなかったようだ>
この元ファンの人による当時の心境の話を聞くと、怒りで破壊…というものではないですし、むしろ優しさを感じるものでびっくり。上記のようなことになっており、ショックであるのは間違いないものの、「アイドルを恋愛禁止にするのがそもそもおかしいのではないか?」などとも考えたとのこと。優しい人ですね。
けいすけ:
<岡田さんのことは最初、単にショックだなという思いがあっただけだったんですが、その日お休みだったこともあって、自宅の周りを散歩しながら、色んなことを考えちゃったんですよね。あれ?岡田奈々ちゃんって、恋愛よりもAKBの活動だけに捧げてる人じゃなかったのかなとか。
でも、アイドルとはいえ1人の女の子だから恋愛ぐらいするよな、当たり前だよな、という思いもあったし...。AKBに入って10年近く恋愛をするなっていうのもおかしな話だよなという思いと同時に、単純に嫉妬みたいなのもあって。アイドルと自分って別に交わるものでもないし、そもそも自分はなんでAKBとかアイドル自体を夢中になって追いかけ、自分の時間もお金もずっと費やして、何をやっているんだろうって。考え始めたら、分かんなくなってしまったんですよ>
4時間も散歩して帰った後、自分の部屋の大量グッズに驚くと同時に、恐怖を感じます。「今すぐアイドルファンっていう存在から脱しないとヤバいんじゃないか」と思い、関連サービスから全部退会。さらに、翌日以降ファンに戻るのが怖いと思って一気にグッズも破壊。ツイッターに投稿したのも同じ理由だとされていました。
●「恋愛・プライベートよりアイドル優先」と「疑似彼女」の相乗!
2023/01/31追記:前述のけいすけさんは、そもそも「個人的に岡田さんをすごく好きだったわけではない」とのこと。岡田さんに恋愛感情を持っていたわけではないのです。岡田さんがAKBグループの旗頭だったにもかかわらず、プライベートの方が優先されていたことを知って深く考え込んでしまった…といいます。
これは前述した恋愛禁止を含めて、どうも「プライベートよりもアイドル活動を一生懸命やっている彼女たちに感動して応援したい!」といった感情のようでした。では、疑似恋愛的な感情が一切なかったのか?というとそういうわけではなく、疑似恋愛商法の被害者ではありそう…。以下のような話があったんですよ。
けいすけ:
<彼女に怒っているというのは、一切ないんですね。岡田さんというのはきっかけで、アイドルはオタクの疑似彼女だとどこかで思い込みながら、自分のプライベートを全部費やして追ってる自分から、怖くなって出ていくことにしたんです>
<僕は、仕事は普通にやっているんですけど、家帰ってプライベートになると、アイドルとサッカーとか自宅の園芸ぐらいで、ほぼほぼアイドルファンですね。何も積み上げて来てないな、っていうことに当然気づきますよね。本当にそれでいいのかなっていう思いは、あんまり認めなかったんですけど、あったかもしれません>
<これまで思い込んでいたことを破られたってことは、ショックだったんです。ファンの勝手な妄想だと頭では分かりつつも、その現実に気づいた瞬間、じゃあなんで自分はこんなアイドルファンを14年間も全力でやっているんだろうと、すごく嫌悪感がありました。自分で、アイドルファンである自分を拒絶するみたいで、すごく矛盾しますが>
●明石家さんまの「アイドルの恋は隠さなあかん」、名言じゃなくない?
2023/04/29追記:前回まで書いてきた、疑似恋愛商法でAKBに2000万付きこんだものの、岡田奈々さんの熱愛報道で人生取り戻した人の話に絡んで、ツイッターで以下のような投稿が話題になっていました。
<AKBに2000万を注ぎ込み。岡田奈々騒動でグッズ大量破壊のファンが『人生取り戻した』とのこと。俗に言う『ガチ恋』は損しかしないと思います。推し活は『ストレス発散』くらいがいい。あと地上アイドル、地下アイドル側へ一言。アイドルを続ける限りはこの名言を頭に置いておくといいかもしれません😇>
明石家さんまが道重さゆみに言った名言
「『明日大阪で握手会、明後日仙台で握手会、来てね』って言って、飛んできてくれる男なんておれへん。彼氏だって旦那だって、そんな男いない。ファンだけや、そんな我儘についてきてくれるのは。だからアイドルの恋は隠さなあかん。それがファンへの誠意や。」
めちゃくちゃ賛同されて感動されていたのですけど、これがそもそも人権無視で時代錯誤の考え方じゃないかと思うんですよね。疑似恋愛商法で金儲けすることを正当化してしまっています。2000万注ぎ込みの教訓にもなっておらず、これでは「人生を取り戻した」「推し活は『ストレス発散』くらいがいい」という部分とも矛盾した感じになっています。
明石家さんまさんの「アイドルは恋を隠せ」が忠実に実践されていた場合、「推し活は『ストレス発散』くらいがいい」とはならず、むしろう『ガチ恋』による疑似恋愛商法による大儲けを助長して人生が壊れる被害者を増やす形に…。なので、2000万注ぎ込みを教訓とするのであれば、恋愛禁止・疑似恋愛商法はやめるべきという話になると思うのですけど…。
【その他関連投稿】
■
アイドルはトイレに行かないは本当だった?立川明日香市議、当選無効に反論 ■
宮崎駿問題発言「(震災を書いたら震災が起きて)時代に追いつかれた」 ■
ハリウッドが日本を超えた中国市場に媚びも、すり寄り作品は失敗か? ■
黒澤明、ジョージ・ルーカスに尊敬されるもスターウォーズに興味なく、仕方なく言った感想で泣かせてしまう ■
ジャイ子に本名がない理由は本当にいい話なのか? ■
その他の文化・芸術・宗教・海外との比較などについて書いた記事
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|