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犬猫の動物と人共通の感染症で日本でも死亡 新型コロナウイルスも?


 犬になめられることによりうつった感染症で、カナダの女性が腕と両足失うことになったというニュースがありました。この感染症はどうも犬に限らず、猫からもあるようです。(2013/8/10)

2013/8/10:
●犬が飼い主の傷口をペロペロ…でカナダ女性が腕と両足失う
●犬猫から人へ伝染る病気・感染症の怖さ 厚生労働省による説明
2017/07/25:
●猫からヒトへの感染 日本ではマダニ感染症で死亡する事例も
2017/09/04追加:
●山にいるはずのマダニを連れてきたのは誰だ?
●野良猫や誰が飼い主かがはっきりしていないネコは撫でないで!
2019/11/30:
●ペロペロなめる犬でも死亡事例 インフルエンザに似た症状に注意
2020/04/19:
●新型コロナウイルスも犬猫の動物と人共通の感染症?注意喚起が出る
2020/05/11:
●実は珍しくない!新型コロナウイルスのような動物と共通の感染症
●天然痘を撲滅できたのは動物にかからないため!逆に言うと…
2020/08/04:
●イタリアで犬猫が3%以上新型コロナに感染、日本でもペット初確認


●犬が飼い主の傷口をペロペロ…でカナダ女性が腕と両足失う

2013/8/10:「まれにしか見られない感染症」ではあるそうで、大げさに怖がることはないのですが、傷口などがある場合は丁寧に対処しておいた方が良いだろうと感じた話です。

 イヌにかまれて感染症に、カナダ女性が腕と両足失う 国際ニュース : AFPBB News【7月23日 AFP】によると、カナダの首都オタワでイヌにかまれた女性が、左腕と両足を切除する手術を受けました。

 この女性は飼い犬の3歳のシーズーと手綱の引き合いになった際、イヌが誤ってカロンさんのくるぶしに「擦り傷」を負わせたそうです。さらに、そこに同じくカロンさんが飼っている他のイヌ3匹が来て、カロンさんの傷をなめました。イヌは血みたいなものが好きだと言いますしね。

 彼女は「たいしたことはないと思っていた」と話しています。私も傷口ペロペロって、むしろかわいいと思ってしまいそうです。


●犬猫から人へ伝染る病気・感染症の怖さ 厚生労働省による説明

 ところが、そんな風に和んでいるような話ではありませんでした。女性は、数日後昏睡状態に陥ったそうです。そして、6週間後、病室で目覚めた彼女は、感染症が広がったために腕と両足を切断せざるを得なかったと医師から告げられました。

 恐ろしいことになりました! ただ、冒頭で強調した通り、極めて珍しいケースのようです。感染症の原因となった細菌「カプノサイトファーガ・カニモルサス」はイヌのだ液などに一般的に存在する細菌。だが、人に感染することはまれ。カナダ公衆衛生局によれば、1976年以来、世界で報告されたヒトへの感染はわずか200例ほどといいます。

 しかし、感染しないに越したことがないのは、言うまでもありませんので、カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症に関するQ&A|厚生労働省の注意事項を載せておきます。

Q2 どのようにして感染するのですか?
A2 主にイヌやネコなどによる咬傷・掻傷から感染します。
ヒトからヒトへの感染の報告はありません。

Q4 感染しないために、どのようなことに注意すればよいですか?
A4  一般的な動物由来感染症予防の対応と変わりありません。日頃から、動物との過度のふれあいは避け、動物と触れあった後は手洗いなどを確実に実行してください。
 なお、 脾臓摘出者、アルコール中毒、糖尿病などの慢性疾患、免疫異常疾患、悪性腫瘍にかかっている方、高齢者など、免疫機能が低下している方は、重症化しやすいと考えられますので 特に注意してください。

 "咬傷・掻傷から感染します"だと唾液のみでは感染しないように見えますが、"日頃から、動物との過度のふれあいは避け"というものすごい用心ぶりを推奨しています。何なの、このバランスは?

 とりあえず、犬猫を触ったら手を洗う、傷口は特に入念にして消毒もするといった基本通りの感じで、良いのかなとは感じました。


●猫からヒトへの感染 日本ではマダニ感染症で死亡する事例も

2017/07/25:「猫からヒトへの感染事例が明らかになるのは初めて」とされており、やはり稀なようですが、今度は日本で猫による事件が起きました。しかも、亡くなっていますので、さらに深刻な事例です。

 厚生労働省は、野良猫にかまれた50代の女性がマダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を発症し、10日後に死亡していたと発表しました。
(マダニ感染症、猫から感染 女性死亡 「ネコからヒト」初確認  :日本経済新聞(2017/7/24 18:11より)

 女性は昨年、衰弱した野良猫を動物病院に連れて行こうとしたところ手をかまれました。そして、その数日後にSFTSを発症しました。これまでSFTSは森林や草地に生息するマダニに人が直接かまれることで感染すると考えられていたものです。しかし、女性がダニにかまれた形跡はなかったため、感染研は野良猫が最初に感染し、女性にうつしたとみられています。

 厚労省は今年に入り、SFTSウイルスに感染し、発症した飼い猫と飼い犬も確認しています。シカやイノシシなどからも、ウイルスに感染していたことを示す抗体がみつかっており、動物全般に感染するのかもしれません。ただし、犬猫への感染もまたまれなことでであり、屋内で飼っている猫にはリスクはないとしています。

 SFTSの初期症状は発熱やだるさなど。5~6日後に意識障害や出血などが起きることがあります。特効薬はありません。ただ、、必ず亡くなるというものではなく、致死率は約20%ほどです。

 感染経路を別にすれば、SFTS自体は日本でも多く起きています。これまで西日本を中心に266人の患者が報告されているとのこと。死亡例は全て50代以上で、高齢者が重症化しやすいようです。

 ただ、放置して良いものではないので、きちんと病院に行くべきでしょうね。ところが、前述の通り、初期症状は発熱やだるさといったものでわかりづらいです。風邪だと思ってしまいそうですし、お医者さんもわからないかもしれません。なので、「ダニにかまれた」「犬猫にかまれた」などといったところは、きちんと伝えておいた方が良さそうです。


●山にいるはずのマダニを連れてきたのは誰だ?

2017/09/04:マダニの件でもう一つ追加。クローズアップ現代+(NHK)2017年8月30日放送で、全国の獣医師に情報提供を呼び掛けたところ、各地からネコにマダニがついていたという報告が寄せられ、マダニが相当身近なところまできていることがわかりました。
(「飼い猫にマダニ」で感染症が怖い 都市部に持ち込んで来る「犯人」とは J-CAST ニュース | ライフ・美容 | 2017年09月02日より)

 本来ならマダニは野山にいるはずです。しかし、広島市内で、市民が利用する公園やグラウンドの隣の緑地を調べると、マダニが何匹も見つかるなど、都市部にまで生息域を広げている疑いがあります。

 和歌山県・ふるさと自然公園センターの鈴木和男さんによると、調査したアライグマの半数にマダニにかまれて感染するSFTSの感染が広がっていました。アライグマ以外にもハクビシンといった外来の動物が都市部で増えており、これらが媒介している可能性が高そうでした。


●野良猫や誰が飼い主かがはっきりしていないネコは撫でないで!

 私が一番お知らせしたかったのが、マダニ対策的なものでした。仮に自分の体やペットにマダニが付着していても、つぶしてはいけないとのこと。マダニの体液が体内に入って、ウイルスに感染しかねないためです。草むらのような場所に行く場合は、マダニに効果がある虫よけスプレーを使い、極力肌の露出を控えようとも書かれていました。

 数年前までマダニ被害が全国ワースト1位だった愛媛県では、噛まれても、すぐ病院を訪れて適切な処置を施してもらう人が増えたとのこと。したがって、何かあったら病院へ…がやはり良いようです。

 ショッキングだったのが、野良猫や、飼い猫でも誰が飼い主かがはっきりしていないネコは、寄ってきても触ったりなでたりしないようにと言われていたこと。私は近所の猫もすぐ撫でようとしています。

 というか、飼い主がはっきりしているかどうか?はちょっと変なアドバイスですけどね。飼い主を知っているかどうかで、猫がマダニに感染しているかどうかは判別できません。自分の家の猫でも外に出ている以上、マダニにかまれている可能性は否定できず、外猫は基本全部ダメと考えなくてはいけないでしょう。

 これだと過剰な防衛だと考える人もいるでしょうから、その場合には猫やマダニに噛まれないようにとか、噛まれた際には病院へとかいったところで防ぐしかないでしょうね。


●ペロペロなめる犬でも死亡事例 インフルエンザに似た症状に注意

2019/11/30:犬になめられて…というケースでも死亡事例がありました。この話があった【海外発!Breaking News】犬に舐められただけで感染症に 63歳男性が入院16日目に死亡(独) TechinsightJapan / 2019年11月28日 5時50分という記事では、犬や猫の咬傷に起因する敗血症は多数報告されているとも書かれています。基本的には傷口がある場合に注意した方が良いのでしょう。

 ただし、今回の事例はかなり特殊。まず、3日ほど高熱がありインフルエンザに似た症状が続いていた63歳のドイツの男性が入院するも、治療の甲斐なく亡くなりました。やはり入院後、カプノサイトファーガ-カニモルサスが血液から検出されます。ここまで、特殊ということではありません。

 特殊だったというのは、通常犬や猫に咬まれたり、ひっ掻かれたりすることで感染するのに、この男性に咬傷痕は見られなかったとのこと。この男性のように、健常者で病歴や火傷、傷などがなく、飼い犬に舐められただけでカプノサイトファーガ-カニモルサスに感染したケースは極めて稀とされていました。

 ただ、本人も意識していない軽い傷で治りかけであった場合などは、傷口から侵入していても入院時には確認できない…ということはありそうな感じ。基本的にはかまれたケースや傷口があるときに注意すべきでしょうし、「犬や猫の飼い主はインフルエンザのような症状が現れた場合、できるだけ早く医師の診察を受けてください」という医師の注意喚起は、誰にとっても重要なことじゃないかと思いました。


●新型コロナウイルスも犬猫の動物と人共通の感染症?注意喚起が出る

2020/04/19:ペットが新型コロナウイルスに感染したとみられる事例が報告されているとして、厚生労働省が飼育者向けのQ&Aをサイトで公開しました。どれくらいの頻度で起きるのかわからず、過剰な気もしなくはないのですが、厚生労働省は注意すべきとの判断です。

 厚生労働省によれば、海外では人間からイヌ、ネコに感染したと考えられる事例が複数出ています。さらに、動物園の飼育員からトラに感染したとみられるケースもあるとされていました。一方で、ペットから人間への感染はまだ報告されていません。

 ただ、厚生労働省は、ペットへの過度な接触を控えるとともに、接触後は手洗いなどを行うことを呼びかけています。普段から手洗いはすべきですけどね。私はペットの犬猫を触りまくるのですど、家族から呆れられるほど手洗いします。あと、特にペットの体調が悪い場合は、不必要な接触を避けるようにとも、していたそうです。

 もともと今回の新型コロナウイルスは動物から人間へ感染したと考えられていたため、こうした感染はあり得るだろうと思っていました。ただ、新型コロナウイルスは人間に伝染した動物の段階では無症状だったのでは?と予想されていたため、ネコで感染の症状が観察されているという話もあったことは、予想外だったところです。


●実は珍しくない!新型コロナウイルスのような動物と共通の感染症

2020/05/11:人間と動物の両方がかかる感染症である人獣共通感染症(ズーノーシス)に関する<コロナがエボラと同じ「人獣共通」だから怖い訳 天然痘のように撲滅できず消えてもまた姿現す 東洋経済オンライン / 2020年5月7日 10時10分>という記事があったので読んでみました。
https://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_20200507_348196/

 記事の中では、エボラウイルスの話を出して怖さを強調しすぎているところなど、どうかと思うところもあります。ただ、人間の間に突如現れた新興感染症もほとんどは人間以外の動物からやってくる…といった部分は勉強になる話。新型コロナウイルスは珍しいルートではなく、むしろ普通の感染経路だというものです。

<ウイルスは齧歯類(げっしるい)、コウモリ、鳥、サル、あるいは類人猿の中で目立たずに生きている。そして何らかの偶然の出来事で、動物の隠れ家から人間の最初の犠牲者へ乗り移り、生存に適した状況を見つける>
<人獣共通感染症はやや専門的な用語であり、ほとんどの人にとってなじみが薄いが、豚インフルエンザ、鳥インフルエンザ、新型肺炎(SARS)、西ナイル熱、大部分の新興感染症など、世界的パンデミックの脅威となる病原体の生物学的な複雑性を明らかにするキーワードである>
<こうした種の壁を超えた感染は普通に見られ、珍しくはない。現在知られている感染症のおよそ60%は日常的に人間と動物の間を行き来するか、最近になって他の動物とわれわれとの間を行き来するようになったものである>


●天然痘を撲滅できたのは動物にかからないため!逆に言うと…

 一方、天然痘のように、人獣共通感染症ではないものもあります。天然痘ウイルスは自然の状態ならば人間以外に感染しないんだそうです。世界保健機関(WHO)が主導する世界的な天然痘撲滅キャンペーンが1980年までに成功を収めることができたのは、そのような性質のためだとされていました。

 逆に言うと、新型コロナウイルスのように人獣共通の病原体は隠れることができるので、撲滅が難しいということになってしまうわけですね。そして、前述の通り、そのような撲滅が難しいウイルスはかなり多いもので、全然珍しくないとも言えるようでした。

 なお、新型コロナウイルスでは、人間に感染する前は無症状だったのでは?と言われていたと前回書いています。今回の記事では、病原体を運び、慢性的に体内にすまわせながら、ほとんど、あるいはまったく病気にかからない種があり、保有宿主(ほゆうしゅくしゅ)と呼ぶという説明も出てきていました。


●イタリアで犬猫が3%以上新型コロナに感染、日本でもペット初確認

2020/08/04:ついに日本でもペットの新型コロナウイルス感染を初確認。犬2匹が新型コロナに感染 国内初…ペット陽性確認(2020/08/03 19:09)という記事が出ています。また、海外では、抗体陽性率、犬3%、猫4% 新型コロナで大規模調査―伊:時事ドットコム(2020年07月29日)という記事も出ていました。

 査読前の科学論文を扱うウェブサイト「バイオアーカイブ」に掲載された論文ということで注意が必要ですが、新型コロナウイルスの感染が拡大したイタリアで感染歴を調べる抗体検査をペットに実施したところ、犬の陽性率が約3%、猫が約4%に上ったことが明らかになったとのこと。調査は感染流行地となったイタリア北部を中心に、ペットの犬540匹と猫277匹を対象に3~5月に実施したものでした。

 最初の部分を読んで、かなり精度が低い抗体検査だということが気になりました。PCR検査で犬猫ともに陽性はゼロだった一方、抗体検査では犬の3.4%、猫の3.9%が陽性だったとのことで違いが出ています。ここだけ見ると、間違いの可能性も感じました。

 ただし、犬猫ともに 飼い主の感染が確認されている家庭の方が陽性率が高かったということで、実際に感染していた可能性は十二分にありそう。PCR検査は現在の感染、抗体検査は過去の感染を見るのに向いているという違いがあり、そこらへんで差が出たのかもしれません。

 あと、「1歳未満の子犬・子猫の感染は見られなかった」というのも興味深いところ。学校休校は効果が薄い上に医療従事者の親の出勤を減らすためにむしろ死者を増やすといった報告が出ていますが、人間でも子供の感染がなぜか少なくなっており、犬や猫と同じ傾向になっていました。


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