2013/8/14:
●40億円の財産をあっという間に失ったプロスポーツ選手
●世界一の金持ちリーグのプロスポーツ選手、引退後8割が自己破産
●急にお金をたくさん手に入れた人は使い方がわからない?
●一方で「お金を大事にしない人が格好いいという風潮」も問題では?
2019/02/03:
●40億円なんかまだ甘い…日本には騙されて50億円失ったプロ野球選手も
2021/12/10追記:
●日本企業の人事担当は引退した元プロ野球選手を社員として優遇 【NEW】
●40億円の財産をあっという間に失ったプロスポーツ選手
2013/8/14:
引退後、約8割の選手が自己破産 プロスポーツと「お金」 - 週刊TURNOVER - 47NEWS(2013.7.24 宍戸博昭のSafety Blitz)というタイトル見て、華やかなように見えてプロスポーツ選手は厳しいよ…って話だと思って読み始めたんですが、内容を読むとちょっと違いました。プロになったは良いけど、活躍できずに引退、破産という話だと私は思ったんですよね。でも、そうではなくって、お金をたくさんもらっている人も破産しているという話だったのです。
記事が出た2カ月ほど前に、NHKが米国のプロスポーツに関する特集番組を放送していたそうです。番組では、NFLで2003年シーズンにランで2066ヤードを記録した元ボルティモア・レーベンズ(レイブンズ)のジャマール・ルイスさんが自己破産した事を取り上げていました。
ジャマール・ルイスさんは引退後、知識のない投資などに手を出し、
40億円近くあった財産をあっという間に失ってしまったというのです。40億あったお金を使いきっちゃうんですから、スポーツ選手が厳しいとか厳しくないとかって話じゃありません。収入側の問題ではなく、支出側に関する問題でした。
●世界一の金持ちリーグのプロスポーツ選手、引退後8割が自己破産
さらに番組では、
NFL選手の8割近くが、引退後5年以内に自己破産しているという調査結果を伝えていたとのこと。この選手を含めて、8割が自己破産したという「NFL」って何だっけ?と思って検索してみると、特にここはお金持ちスポーツ選手の集まりだったので、やはり引退後収入が絶たれて云々という問題ではないとわかります。
<ナショナル・フットボール・リーグ(英語: National Football League, NFL)は、アメリカ合衆国で最上位に位置するプロアメリカンフットボールリーグである。1920年に、アメリカン・プロフェッショナル・フットボール・アソシエーション(英語: American Professional Football Association, APFA)として4チームにより発足し、2年後の1922年に、現在の名称であるナショナル・フットボール・リーグ(以下、NFL)に正式に改名した。
NFLはアメリカで最も人気が高いプロスポーツリーグであり、レギュラーシーズンの1試合平均観客動員数は6万7000人を超えている。特にスーパーボウルは同国最大のスポーツイベントであり、毎年テレビ番組で年間最高視聴率を記録するなど、圧倒的な注目を集めている。レベニュー・シェアリングという利益公平分配制度に代表されるように、各チームの戦力や資金力の均等化を追求することによってリーグの活性化を図っており、
世界のあらゆるプロスポーツリーグの中で最も収益や資産価値が高いことでも知られる。>
Wikipedia●急にお金をたくさん手に入れた人は使い方がわからない?
いくらお金があっても使い方を知らなければ、あっという間になくなるものです。
ロト6で3億2000万円当選男性 使い道はキャバクラ・タイ人・株・FXの話も思い出しました。悪いですけど、「アホ」な話のように見えてしまいます。
<プロスポーツの世界は、才能があれば大金を手にするチャンスがある。しかし、プレーヤーとしての成功は、そのまま人生の成功者としての「手形」にはならないようだ。高校時代からちやほやされ、世の中のことを何も知らないままプロの世界に入る。生まれ育った環境は貧しくても、奨学金付きで入学した大学時代から経済的に困った経験がないから、勘違いしてしまうのかもしれない>
●一方で「お金を大事にしない人が格好いいという風潮」も問題では?
私が書きたかったところは以上なんですが、この記事では作家で作詞家の山口洋子さんという方がラジオ番組でしていた話も出ていました。
<プロ野球のドラフト会議で1位指名された2人の新人選手に「あなたにとってお金とは?」という質問をしたところ、一人は「汚いもの」、もう一人の選手からは「人生で一番大切なもの」というニュアンスの答えが返ってきたという。芸能界やスポーツ界に広い人脈を持つことでも知られる大人の女性の問いかけに対するゴールデンルーキーの対照的な反応は、強く印象に残っている>
実はこれが冒頭のつかみだったんですね。そして、同じ山口洋子さんの話はまた最後でも出てきていました。
<余談だが、山口さんはご自身の著書でこんなエピソードを紹介している。社会的に成功し経済力があり見栄えもいい男性と高級レストランで食事をしたときのお話。いざ会計という段になって、その男性の財布から小銭がこぼれた。ころころ転がるその硬貨を、背中を丸めて追いかける姿に、それまでのイメージが壊れ百年の恋もさめてしまった、という。
カード社会になり、現金で支払う場面はめっきり減ったが、コンビニでコインを落とすと、ふとこの話が頭をよぎる>
これは正直「ん?」と思った話。そんなはした金なんか目もくれないってのが、格好いいと思ったんですかね? 教科書に載っていた昔の成金話みたいに、「暗いだろう」と札束に火をつけて灯りをともすのが、いいの?……お金を大事にするのが格好悪いと考えるのは、極めて馬鹿らしい話です。
お金が全てではありませんけど、かと言って決して粗末にして良いものではありません。「1円を笑う者は1円に泣く」の格言です。極端にお金に執着するのも、極端にお金を粗末にするのも、どちらも身を滅ぼすきっかけとなります。むしろお金を大事に思わないからこそ、破産するほど使ってしまう…という可能性もありそうでした。
●40億円なんかまだ甘い…日本には騙されて50億円失ったプロ野球選手も
2019/02/03:破産はしていないのですけど、最初の40億円失ったエピソードに勝るスポーツ選手が我が日本にいました。元プロ野球選手の新庄剛志さんが、2018年3月21日放送の日本テレビ系「今夜くらべてみました」で以下のような話をしていたそうです。
(1)現役引退時には、「50億円くらい持ってた」
(2)しかし、その後に金銭トラブルの被害で、財産を失った。
(3)今も残っているかと聞かれると「ないって、なーい」と否定。「だまされたとかもありましたけど」に対し、「全部やられた」と答えており、騙されて失ったことを示唆。
(
新庄剛志氏、金銭被害「50億」と告白…全部やられた デイリースポーツ online 2018.03.21より)
なお、日本一で現役引退を飾った2006年の日本ハムの優勝パレードでは、車の上から10万円のブレスレットなどを沿道に向かって投げまっていたとのこと。これはちょっと1つ前の「お金を大事にしない人が格好いいという風潮」を思わせる話。お金のありがたみがわかっていないタイプでもあるのかもしれません。
●日本企業の人事担当は引退した元プロ野球選手を社員として優遇 【NEW】
2021/12/10追記:<《乳児を抱く妻の姿も》“合格率5~6%”のトライアウト参加者が激減した理由と、家族席に現れた“意外な主砲”とは>(21/12/9(木) 11:06配信)という記事がおもしろくて、どこかで紹介したいと思いました。で、「選手 引退」でブログ内検索したらこの投稿が出てきてしまいました。悪い話題ですが、仕方ありません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6babae536176c6999e6c5cb3711d0a657c98f8b
12球団合同トライアウトでは、もちろん12球団のスカウトが顔をそろえているものの、その合格率は約5~6%程度。さらに衝撃的なのは、球団に再契約される選手は、そもそも事前にだいたい決まっているということ。「体が動くかどうか」最後の念押しで、トライアウトを受けることが多いといいます。いわば出来レースですね。
例年60人前後の選手が参加したのに、2021年は33人と激減した理由も多少出来レースであることに関係。各球団が支配下に入れられる選手の余りが、2021年は空きが多いそうです。戦力外通告を受けた選手の中でも、内々に入団交渉をしているような選手はトライアウトへの出場を見送った可能性があります。いつも以上に内々で決まる状況だったようです。
ただ、トライアウトには「選手生活にピリオドを打つ儀式」という重要な意味があり、無意味ではないとのこと。引退が確定的な選手のセレモニー的なところがあるんですね。記事タイトルにあった乳児を抱く妻の姿や、家族席に現れた西武の主砲・山川穂高選手というのも、大学の後輩・多和田真三郎などの関係する選手のため。卒業式に来る感じかもしれません。
また、プロとの契約以外を考えると、結局、就職活動としても「意味がある」と言えるみたいですね。社会人や独立リーグの関係者もトライアウトを見に行きており、ここからそちらの道に向かう…ということもあるとのこと。さらに野球ではなく会社員としてスカウト…というケースもあるんだそうな。企業は元プロ野球選手を重視しているようです。
<一昨年までは、球場の周辺にはスーツ姿の男たちが集まっていた。元プロ野球選手はネットワークが広いうえに屈強で、チームワークを大事にし、リーダーシップもあるので、ビジネスマンとしても有望だとの認識がある。
だから保険会社、警備会社、メーカーなどの人事担当者が、分厚い会社案内を携えてリクルートのために集まっていた。しかし今年は非公開のため、こういう人たちは来ていない。これまでの12球団合同トライアウトは、単純な「野球の入団テスト」ではなくて、プロ野球選手という人生を歩んできた若者たちに、様々な「未来」がプレゼンテーションされる場としても機能していたのだ>
ただ、もとも書いていた話を読んでしまうと、元プロスポーツ選手では、お金を大事にしない人やお金の使い方が悪く破産する人も多い…ということで、本当に良い会社員になるんだろうか?的な疑問も湧いてきちゃいます。もうちょっと元プロ野球選手の「いい話」的なページで紹介できると良かった話なんですけど…。
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