まだ起訴の段階ですけど、続報が来ましたのでまたひとつ書きます。
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医療IT化の権威・天才肌の秋山昌範東大教授 研究費の詐欺容疑で逮捕 ■
詐欺容疑逮捕の秋山昌範東大教授とはどんな人?才能と情熱に高評価架空発注で2000万円余り“だまし取り”東大教授起訴 テレ朝
東京大学の教授が研究に絡んで架空の発注を行い、研究費2000万円余りをだまし取ったとして、東京地検特捜部に起訴されました。
詐欺の罪で起訴されたのは、東京大学政策ビジョン研究センターの教授・秋山昌範被告(55)です。秋山被告は、厚生労働省の補助金などを受けた9つの研究事業で、システム関連会社6社に架空の業務を発注し、東大などから研究費約2180万円をだまし取った罪に問われています。特捜部によりますと、業者に支払われた研究費の大部分が、秋山被告が実質的に経営し、妻が取締役を務める会社に渡っていました。このうちの一部は、妻の生活費や個人的な研究などに充てられていたとみられます。秋山被告は特捜部の調べに対し、架空発注や私的流用を否認しています。一方、特捜部は、共謀したとされる業者6社の担当者らについては立件を見送りました。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000010649.html
以前は「妻が役員を務める会社」といった説明でしたが、ここでは「取締役」と書いています。取締役は会社の代表ですが、複数いることが普通であり、「社長」(取締役と違って規定する必要はない)などとないので社長ではないんですかね?
お飾りの社長さんはいたのかな?とちょっと気になりますが、とりあえず、"秋山被告が実質的に経営"した会社だと東京地検特捜部は見ているようです。
この会社については、読売新聞で詳しいです。
自分で作って代表取締役をしていた会社だそうです。こういう経緯を書いてくれると、なぜ実質的に経営していると見られたのかがわかりやすいですね。
調べによると、秋山容疑者は10~11年、厚生労働省から補助金を受けた研究で、IT関連会社6社が東大などからデータベース作成業務などを受注したように装い、研究費約2180万円をだまし取った疑い。6社は業務をARIに再委託する形をとっており、研究費の多くがARIに流れたとみられる。
関係者によると、ほぼ同時期に、ARIから秋山容疑者の妻とシステムエンジニア2人に報酬や給与が支払われ、その総額は1000万円を超えた。妻への報酬は月数十万円で、大半が生活費に充てられた。このほか、秋山容疑者の自宅兼事務所の家賃の一部も研究費から支払われていたという。秋山容疑者は最近、妻と離婚した。
また、関係者は認めちゃっている感じですので、秋山教授は分が悪そうです。
6社の担当者らは調べに対し、受注したデータベース作成などには携わっておらず、秋山容疑者に名義だけ貸したことを認めている。特捜部は、データベースなどは、秋山容疑者が過去の研究を流用して完成させており、妻やARIの従業員らが業務を行った実態はなかったとみている。
ただし、以前の報道時と変わらず、秋山教授は今もなお容疑を否認しています。
これに対し、秋山容疑者の弁護側は「妻への報酬は運転資金として会社に貸し付けており、私的流用はない。従業員も研究費に見合う業務を行っている」とし、詐欺にはあたらないと主張している。
東京大学教授を詐欺罪で起訴 NHKニュース
これに対し、秋山教授の弁護士は、「教授が関係する会社は実際に請け負った業務を行っており、研究費も技術者の人件費などすべて研究のために使われていて、詐欺には当たらない」と話していて、教授も起訴された内容を否認しているということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130814/k10013775651000.html
この言い方だとダミー会社を経由させたのは認めるけど、どっちにしても正当な業務だから問題ない……という反論ですかね?
間に別会社を挟んでいる時点でやましいことがあると感じるので心証的には最悪ですが、これなら結構戦えるものなのかもしれません。
追加
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