2019/12/08:
●ニホンジカは角を見るだけである程度年齢がわかってしまう
●シカやトナカイ、角があるのはオスだけでメスはないって本当?
●角が生える時期・抜ける時期が違う…トナカイのおもしろい特徴
●ニホンジカは角を見るだけである程度年齢がわかってしまう
2019/12/08:
ニホンジカの年齢 | 京都市動物園によると、救護センターでは、持ち込まれた動物を見て、何歳くらいなのだろうと予想します。大きさ、羽の色、毛並みなどが判断材料です。
ただし、ニホンジカの場合、年齢は角を見るとある程度判断できるということで、非常にわかりすいみたいですね。とはいえ、これができるのはオスだけ。メスは角が生えないためわかりません。つまり、ニホンジカの場合は、オスしか角が生えないってのが正解です。
このオスの角ですけど、当然、幼い頃ほど小さく、歳を取るほど立派になります。ただし、だんだん成長していくというわけでもなく、毎年春先になると自然に抜け落ち、4月頃から新しい角が生えてくるそうです。毎年生え変わるんですね。
生まれた年は、まだ角は生えません。ただ翌年になると小さな1本角が登場。その翌年には1本角に1本枝がついて2枝の角が出てきます。満4歳まで枝が増えるそうです。それ以降はが角全体が大きく立派になっていくということもわかています。ただ、この段階になると、年齢判断もかなり不正確になってしまうそうです。
●シカやトナカイ、角があるのはオスだけでメスはないって本当?
日本で鹿というと大体ニホンジカのことを言いますが、シカ科に属する哺乳類の総称として「シカ」ということもあります。
Wikipediaによると、多くのシカ科のメスは角を持ちません。ニホンジカと同じ傾向のようです。
ただし、「多くのシカ科の」という言い方をしているのでわかるように、例外があります。「トナカイはオスメス共にツノを持つ」とのこと。したがって、タイトルにした「シカやトナカイ、角があるのはオスだけでメスはないって本当?」というのは嘘。トナカイの場合は、メスも角があるというのが正解です。
関連して、
クリスマスに活躍するトナカイの角はオスもメスも立派!その理由とは - ウェザーニュースという記事がありました。こちらの正解は、「シカ科で唯一、オス・メス共に立派な角がある」というもの。なので、トナカイが唯一の例が意味のようです。
●角が生える時期・抜ける時期が違う…トナカイのおもしろい特徴
ただし、トナカイには、オスとメスでかなりおもしろい特徴の違いが見られるため、ある程度見分けることは可能そうでした。まず、全般としては、繁殖期にオス同士が抗争するためだけでなく、雪を掘って餌を得る役割があるとのこと。なので、メスにもあると便利なようです。
また、このように角の目的がやや異なるためか、オスが春に角が生えて秋から冬にかけて抜け落ちるのに対し、冬季に子育てをするメスは冬に角が生えて春から夏にかけて抜け落ちるというサイクルで、雌雄の角の生える周期が異なるんだそうです。おもしろいですね。
検索してみると、 トナカイの繁殖期は9月下旬~11月上旬頃。秋頃と言って良いでしょうか。オスの角が秋から冬にかけて抜け落ちるというのは、繁殖のときに争うという主な目的を終えたためですかね。冬に餌を掘るのに使えないのはオスにとって困る気がしますが、自分の遺伝子を残すのが最優先のため、そうなっているのだと思われます。
一方、メスが遺伝子を残すには、オスと違ってちゃんと生き延びた上に子育てまでしなくてはいけませんので、冬の間に角があることが重要です。冬の間にオスが餌を取りすぎてしまうと、メスやオスの遺伝子を受け継ぐ子供が死にやすくなって、当初の遺伝子を残すという目的が果たせなくなる…とも考えられるかも。冬の間オスは餌を取りづらいくらいでちょうどいいのかもしれませんね。
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