2013/9/6:
●私なら大丈夫…が大間違い!投資で人が失敗しやすい理由
●日経平均先物取引で大儲けと大損 1日で1億円が飛ぶがやめられず…
●一時1億円まで増やしたんだからすごいじゃん!と思うのが罠
●3000万円あった資産がなくなっただけでなく借金1500万円に!
●投資で大事なのは「損のし方」と「休み方」 これがない時点でほぼ詐欺師
●私なら大丈夫…が大間違い!投資で人が失敗しやすい理由
2013/9/6:投資関係でストックしていた2つの話をまとめて。どちらもきちんとした説明がされていませんが、おそらくオプション取引のケースだと思われます。このオプション取引はややこしくて私もちゃんと説明できません。
Wikipediaでは、とりあえず、以下のように説明していました。
<オプション取引(略してオプションとも呼ばれる)とは、デリバティブの一種であり、ある原資産について、あらかじめ決められた将来の一定の日又は期間において、一定のレート又は価格(行使レート、行使価格)で取引する権利(オプション)を付与・売買する取引である。選択権取引>
実を言うとやり方によっては、マイナーかつ地味に資産を増やせる真っ当な投資法なのですが、下手に興味を持たれると嫌なのでそこらへんも深追いしません。今回の例のように一見大儲けできそうな派手なやり方(実際、今回の例でも一時的にはすごく増やしています)の方に食いついて、大損する人を出したくないためです。
これはオプション取引だけでなく、投資全般に言えることなんですけど、人間は地味に儲かる方法ではなく、人生終わるようなリスクある派手なやり方に惹かれやすいという問題があります。「私は絶対大丈夫」って方でも、やらかしちゃうんですね。とても推奨できませんわ。
●日経平均先物取引で大儲けと大損 1日で1億円が飛ぶがやめられず…
さて、本題のストックしていた話。日経平均株価系のオプション取引でスタートは800万円でした。最初にいきなりコケます。
800万円の元本で開始
↓
60万円
しかし、アベノミクスによる上昇で大儲けします。ただ、一時的に儲かることがあるってのが、私はむしろまずいと思います。ハマっちゃいますからね。
60万円
↓
1.2億円(5/23未明)
このひとの場合もここがピーク。直後に暴落開始しました。
1.2億円(5/23未明)
↓
暴落(5.23日本版フラッシュ・クラッシュ)
↓
2500万円(5/23深夜)
1日で1億くらい吹き飛びます。ここでやめられないのが、投資やる人の心理なんですよね。だから私は勧めないんです。
ボラティリティが高すぎる相場を強気のハイレバレッジで挑む
↓
75万円
↓
21万円
↓
6/13退場
(
瞬間風速で資産1億1000万円ほどあった個人投資家の ('v`)◆MoGuRoeFuM さんがその数週間後に資産21万円になって退場 : 市況かぶ全力2階建より)
●一時1億円まで増やしたんだからすごいじゃん!と思うのが罠
感想で以下のようなものがありました。
<60万から1億1000万まで増やしたんか。すげぇ。
まぁ1億じゃ一生生活はできんから、欲が出てやめられないだろうな・・・>
有名になるのはこうやって一時的にすごく増やした人です。でも、そういう人って失敗して退場って場合も珍しくないんですよね。
1億稼いだのですごいように見えますけど、最終的な利益は結局地味な人たちに負けているのです。すごくなんかありません。でも、勘違いしてすごいと思ったり、「私なら儲けたところでやめる」と思ったりするんですね。
●3000万円あった資産がなくなっただけでなく借金1500万円に!
もう一つは、大体タイトルでわかります。
株とか先物とか怖すぎワロタ 木曜の日経暴落で資産3000万から-1500万の絶望借金生活に早変わりした可哀想な人が話題に | ニュース2ちゃんねるというものです。
これは、実際の運用成績のページのリンクが貼ってありました。
GMOクリック証券 - 『株鬼桃太郎』様のページ | ランキング | トレードアイランドというページです。
当初資産 31,064,193 円
現在資産 -14,613,116 円(収益額 -45,677,309 円) 当然「バーチャルトレードの結果ではないか?」という疑問が出ていたのですけど、どうも実際の取引とリンクして競うというGMOクリック証券のサービスみたいですね。また、「このやられかたは先物オプションだろ」とも想像されていました。
これ、証券会社がオプション取引を提供しているのが悪い!みたいなこと書いているが人いましたが、本来良い制度なんですよね。最初にも書いた通り私にはちゃんと仕組みを説明できないのですが、現物を持っているときに予想外の値動きをしてしまった場合の保険などとして使えます。
もう元の役割を果たしていませんけど、怖い怖いと言われる商品先物取引も、本来はできた作物を確実な金額で売るための保険でした。まあ、結局、株のオプション取引も堅実な使い方ではなく、ギャンブル化しているケースが多いんでしょうけど…。
●投資で大事なのは「損のし方」と「休み方」 これがない時点でほぼ詐欺師
それは良いとして、大損の話。過去に何度か書いていますけど、本当にうまい人というのは「損のし方」がうまいですし、「休み方」もうまいのです。損するのがうまいとか、休むのがうまいってのは違和感があるでしょう。投資を勧める人(特にタブロイド紙や雑誌系)は大抵そんなことは言いません。いつでも買って、いつでも攻めて…という方が多いです。
ただ、それは冷静に考えてみると、買わせる側の論理だというのはすぐにわかります。少し頭を冷やして考えれば、100%勝利というのはあり得ないし、人によって得意な時期・苦手な時期があるというのは簡単に理解できるはずです。
100%勝利というのはあり得ないのですから、損失額をコントロールしなければいけません。苦手な時期があるのですから、そのときが来たら休まねばなりません。
大体最初の例のように大負けした後なんかは気が動転しているんですから、冷静な判断なんてできません。そういうときはいつもより負けるリスクは上がっていると考えた方が自然でしょう。「損のし方」と「休み方」を教えない人はもうその時点で詐欺師だと考えるくらいで、ちょうど良いと思います。前述の通り、私は投資そのものを勧めませんけどね。
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