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北陸銀行の巨大銀行顔負けのマネロン疑惑、ロシアの中古日本車販売のためと説明


2013/9/8:
●北陸銀行が世界最大級の金融グループ顔負けの注目取引をしてた
●巨額の不自然なロシアとの取引…HSBCのマネロン疑惑で北陸銀行にも疑い
●北陸銀行の巨大銀行顔負けのマネロン疑惑、ロシアの中古日本車販売のためと説明
●北陸銀行の取引は完全にシロ?普通の取引を絶対にしなかった理由
●ロシアに日本車大量輸出!右側通行なのに右ハンドル車だらけに


●北陸銀行が世界最大級の金融グループ顔負けの注目取引をしてた

2013/9/8:Wikipediaによると、北陸銀行は、富山県富山市に本店を置く地方銀行です。全然聞いたことなかったんですけど、日本の一地方銀行であるこの北陸銀行が海外の巨大銀行顔負けの注目された取引を過去にしていたそうです。

 北陸銀行がタメを張っている銀行はイギリスのHSBC。北陸銀行の上記Wikipediaは中身がなさすぎて北陸銀行の日本での扱いがよくわかるものでしたけど、HSBCのWikipediaは情報満載。日本人はあまり知らないかもしれませんけど、すごいところなんですよ、ここ。

 Wikipediaによると、HSBCホールディングスは、イギリス、ロンドン、カナリー・ワーフに本社を置く世界最大級の金融グループで。米経済誌フォーブスの 2008 年版世界有力企業 2000 社番付では、なんと1 位を獲得しています。

 1865年に香港で創設された香港上海銀行から発展したもので、現在の名称も、香港上海銀行の略称であるHSBCに由来。香港のイギリスから中華人民共和国への返還決定後、中国共産党統治下における政治リスクを懸念し、海外投資を活発化させたのが、今日のHSBCグループ形成のきっかけだそうです。

 現在は国際化しているとはいえ、香港は依然として重要な模様。イギリス部門の収益源に占める比率は20%であり、最大の収益源は香港部門の22%だったとのこと。また近年は、HSBCグループによる中華人民共和国への投資も活発化しているとされていました。


●巨額の不自然なロシアとの取引…HSBCのマネロン疑惑で北陸銀行にも疑い

 で、なぜ北陸銀行が注目されたのか?と言うと、実はこれ、あまり嬉しくない話。HSBCと北陸銀行がいっしょに出てくる記事は、“新興国”ロシアとの「不自然な金融取引」疑惑[橘玲の世界投資見聞録]|橘玲の世界投資見聞録 | 橘玲×ZAi ONLINE海外投資の歩き方 | ザイオンライン(2013年8月1日)というタイトルだったのです。

 2012年7月、米上院国土安全保障・政府問題委員会の常設調査委員会が公開した、イギリスの大手銀行HSBCのマネーロンダリング疑惑に対する報告書。この報告書のなかに、日本の北陸銀行の「不審な取引」が取り上げられていました。

 北陸銀行は米国のHSBCを通じて、05~08年の4年間で総額2億9000万ドル(290億円)もの巨額のトラベラーズチェック(TC)を換金。その多くは500ドルや1000ドルの高額な額面の連番で、サインからは持ち込んだ人間の名前を判読することができないという極めて不審な点が見られました。

 トラベラーズチェック(TC)とは、もともと旅行者が海外旅行の際に支払いに利用する手段で、商店やレストランで現金同様に使うというもの。50ドルや100ドル額面のものを複数枚所持するのが一般的だといいますので、おそらく巨額のトラベラーズチェックは不自然だということでしょう。北陸銀行のものは、1000ドル額面のものを連番で何十枚も換金したものだったそうです。

 そして、マネロン疑惑のあったHSBCメキシコのトラベラーズチェックの金額は1年間で1億1000万ドル(110億円)、一方の北陸銀行は4年間であるものの総額2億9000万ドル(290億円)だったというのですから、北陸銀行のすごさがわかります。世界最大の金融グループに対抗できている金額です。


●北陸銀行の巨大銀行顔負けのマネロン疑惑、ロシアの中古日本車販売のためと説明

 記事によると、本来なら電信送金で済む取引を、かなり面倒な方法で行っていたことでも、北陸銀行は疑われた模様です。

 米上院の報告書によると、韓国ソウルに本社のあるSKトレーディングのオーナーのトカレンコさん(おそらくロシア人)が、ロシア国内にある米ドル現金をトラベラーズチェックに換え、それを日本に持ち込んで換金し、北陸銀行の口座に入金…という怪しいことをやっていました。

 一方、北陸銀行は、2012年8月、「米国上院議会常設小委員会の報告書における香港上海銀行(HSBC)のマネーロンダリング問題に関して」という反論をホームページ上に掲載しています。

 それによると、これらの取引はロシア向けの中古車輸出にともなうもの。当初はちゃんと現金取引でやっていたものだそうです。ところが、「富山県内でロシア人が襲われる事件が相次いだこともあり、自衛のために、通常は旅行者が海外での買い物に利用するTCが、中古車取引にも使用されるようになった」とされていました。

 船員に多額の現金を渡せば盗難などのリスクが増えるばかりか、着服の誘惑も大きくなり、「襲われた」というのが嘘で着服というケースもあったのではないかと記事では書いています。つまり、不自然なほど大きなトラベラーズチェックは自衛のためだとの説明ですね。

 トラベラーズチェックというのは、所持人が最初したのと同じサイン(カウンターサインと呼ぶ)をすることで効力を発揮するもの。なので、盗んでも使えないから安全ってことなのでしょう。


●北陸銀行の取引は完全にシロ?普通の取引を絶対にしなかった理由

 一見筋が通った説明のように見えるものの、米上院の報告書が問題にしているのは、トラベラーズチェックを持ち込んだロシアの業者の方。それについて北陸銀行は、所持人が国際的な資産凍結対象者に該当するかどうかなどを調べたが問題はなかったと反論しています。

 記事では「理解できる」という感じの書き方でしたし、実際、北陸銀行は最低限の義務は果たしています。しかし、私は北陸銀行も問題があることに薄々感づいていたのではないか?と思います。北陸銀行の説明では、なぜ海外送金にしなかったのか?という話が出てきていません。(他に判読できないサインの問題も気になりましたが、説明はなし)

 北陸銀行側には確かに問題はないものの、ロシア側には問題があることは予想できたと思います。というのも、記事によると、ロシアの業者が資金移動の記録が残る海外送金を避け、匿名性の高い現金やトラベラーズチェックにこだわったのは税務当局に売上げを把握されたくないからではないかとしていました。ロシア側での脱税問題は十分予想できることだったのです。

 記事では、以下のように北陸銀行に理解を示す書き方をしていたものの、これは「日本政府が海外に対して認めないような問題ある取引を自分たちが儲けたいがためにやっていた」とも読めなくもないものでしょう。

<ロシアの業者がロシア国内での課税を逃れたとしても、日本にはなんの不利益ももたらさない。そればかりか、富山県内の港がロシア貿易の拠点となることで、地域経済は大きな恩恵を受けている。脱税が違法だとしても、それはロシア側で取り締まるべきことだ(もっとも日本政府は海外の税務当局に対して租税回避の取締強化を求めているから、大きな声ではいえないだろうが)>

 また、HSBCの要請を受けて、北陸銀行は2008年10月にTCの取引を中止しているということで、「問題ない」で押し切ることもできなかったようでした。逆に言うと、今の北陸銀行は全然後ろ暗いことをやっていないってことでしょうね。


●ロシアに日本車大量輸出!右側通行なのに右ハンドル車だらけに

 なお、こういった北陸銀行の取引でわかるように、ロシアには相当数の日本車が輸出されたようです。

 当時ウラジオストクを訪れた日本人が最初に気づくのは、トヨタ、日産、ホンダなどといった日本車の氾濫だったといいます。2004年から11年の8年間で、日本からロシアに輸出された中古車の台数は200万台以上で、その多くがウラジオストクなどの沿海部という偏りがあったそうです。

 現地の日本メーカーの車は大半が右ハンドル。ロシアは右側通行なので本来なら左ハンドルで、海外向けの日本車もやはり左ハンドルだと考えられますから、国内向けの車を輸出したものだとひと目でわかります。右側通行なのに右ハンドル車があふれているといった異常な状態だったようです。

 なお、中古車といっても、中古のバスやいまでもミャンマーでよく見る会社名の入ったままのトラックが走っているわけではなかったとのこと。目立つのはレクサスなどの高級車で、新車同様の車も多いといいます。ロシア経済は当時好調だったんですかね。

 この日本車だらけのウラジオストクの光景というのは、日本人としてはなかなか楽しいものじゃないかと思います。でも、先の脱税疑惑の話を知ってしまってから氾濫する日本車を見ると、複雑な気持ちになりそうです。


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