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本当の給料泥棒はどの世代?役職定年制・再雇用が生むひずみ


2013/9/18:
●組織の活性化や若手の育成などを掲げる役職定年制の狙いとは?
●本当の給料泥棒はどの世代?5割超の企業が回答した世代
●役職定年の人たちは給料泥棒!仕事をしないために過労で倒れる人も
●役職定年制・再雇用が生むひずみ プライドがズタズタになると反論!
●心に潜むブラックな部分が目覚める役職定年制、メリットはあるのか?


●組織の活性化や若手の育成などを掲げる役職定年制の狙いとは?

2013/9/18:「役職定年制」とは? - 『日本の人事部』/によると、役職定年制とは、役職者が一定年齢に達したら管理職ポストをはずれ、専門職などに異動する制度。仕事は辞めないけど、役職だけ辞めるので、役職の「定年」といった意味なんでしょうね。

 その狙いとしては、人事の新陳代謝を促し、組織の活性化や若手の育成、モチベーションの向上を図るといったもの。華々しいことが書いていますが、年功序列制度のもとでは人件費コストの増加を抑えるという目的も。こっちが本音かもしれません。

 個人的にはこういう一律にやるものは好きじゃないんですけど、ほぼ一律に出世する日本だと必要とする企業が多いだろうというのはわかります。


●本当の給料泥棒はどの世代?5割超の企業が回答した世代

 厚生労働省「「平成21年賃金事情等総合調査(退職金、年金及び定年制事情調査)」によると、役職定年制は、慣行による運用含めて、すでに48%の企業が導入しているといいます。

 また、改正高年齢者雇用安定法が施行されたことで必要性は増している模様。公益財団法人日本生産性本部が2012年11月に行った調査では、「仕事と賃金がミスマッチしている年齢層は、50歳代」と5割超の企業が回答したことなどを考えると、今後さらに制度を取り入れる企業が増えると見られていました。(出所:「第13回 日本的雇用・人事の変容に関する調査」)

 このように書いていた記事は、「給料泥棒は退職しろ?!」 働かない役職定年社員が招く負の連鎖:日経ビジネスオンラインというもの。元記事タイトルの「給料泥棒」というのは別のところが由来なのですが、このアンケートでも「50歳代が給料泥棒」といった感じのショッキングな結果になっています。


●役職定年の人たちは給料泥棒!仕事をしないために過労で倒れる人も

 記事であった役職定年制に関わる話ですが、実を言うと、まずこの給料泥棒たちに虐げられる立場からのものでした。200人ほどの中小企業に勤める47歳の男性は、役職定年になった課長に変わって昇進。元課長は部下になります。しかし、これが苦労の連続だったそうです。こちらが給料泥棒の本当の元ネタですね。

「私、会社で倒れちゃったんです。完全な過労です。3月末で、うちの部署で3人が役職定年になった。彼らがちっとも働いてくれないんで、その分をカバーしているうちに倒れてしまった」
「役職定年になると、うちの会社では3割くらい賃金が下がるんです。だから、会社も彼らに遠慮して、無理な仕事をさせなくなる。でも、頭数は変わらないので、その分の仕事は誰かがやらなければならないわけです」
「しかも、役職定年になった人が、明らかに働かなくなった。完全に“余生状態”。『30年以上会社に尽くしてきたんだから、これからは楽をさせてもらうよ』なんて堂々と言う人もいて」
 「(引用者注:注意を)すると返事だけはいいんです。『はい、分かりました』って。ところがまた締め切り当日に終わらせないまま帰宅をしたり、中にはそれを派遣さんに、『やっておいて』と頼んで帰ったり。これじゃ、まるで給料泥棒です。しかも、私が過労で倒れたときに、『マネジメント能力を彼につけさせるように、会社は教育した方がいい』と、上層部に言っていたそうです」


●役職定年制・再雇用が生むひずみ プライドがズタズタになると反論!

 一方、上記で出てきた人ではありませんが、役職定年社員の側にも言い分があります。年下が上司になり、決裁権がすべて奪われ、賃金も下がる。肩書がなくなった途端、180度態度を変える人。年下上司の見下す態度。30年以上、会社のために尽くした自分が、ただの“労働力”としか扱われないことに対する不満感。プライドがズタズタになり、周りがみんな敵に見えて、自分の存在意義が見えなくなるのだ、といいます。

 日本批判になってしまうと反発を招きそうですが、こういうのって上司が威張りすぎ、役職社員が誰でもなりすぎで多すぎる、年功序列的で若い上司が少ないせい、年齢による上下関係が厳しすぎ…などなど、日本の慣行が問題を悪化させている気がするんですけど、どうでしょうね?

 最初に書いたように私は一律に~というのは好きじゃなく、一部の適した人だけしか最初から出世しないやり方の方が好みです。とはいえ、そもそも役職定年制に問題があるところは、否定できないかもしれません。

 また、最近一般的になっている普通の定年の再雇用。どうもこちらにも同じような問題があるようでした。微妙なテーマだったということもありますが、作者が再雇用の話を取り上げたところ、ベテラン社員たちが、自分のそれまで培ってきた経験を発揮できないことの、悔しさがわかるのか、と炎上したそうです。


●心に潜むブラックな部分が目覚める役職定年制、メリットはあるのか?

 記事では、かつての部下だった新課長にダメ出しするのは、社会的地位の高さを失った人は、承認の欲求を満たすためではないかといった話がありました。そうなると、役職定年制に良いところなどない気がします。

 ただ、作者は、いい面も実際にあるのではないかとしていました。それまでの“成果”や“結果を出す”というプレッシャーから解かれて、後輩の指導に徹したり、若い頃にはできなかったプラスアルファを加えたりして、ヒラの仕事に専念できれば、本人にとっても、企業にとっても、若い世代にとっても決して悪い制度ではないはずだというもの。実際、インタビューした役職定年の人も、プレッシャーからの開放は強調していたみたいですね。

 また、再雇用にも言えるのですけど、役職定年という制度は、「会社が長年働いてくれた人たちがどうにか会社にいられるようにする手立てはないか?」と気遣っている側面もあるのではないかということでした。

 でも、マイナス面の方が大きくなってしまうと、意味ないですからね。本当はそういう給料泥棒はすぐクビにしてしまえばいいものの、そうしたこともできないでしょう。さらに国がこうした方向性を推進することで、「会社には害悪なのに無理して雇用している」という悪い状態も増加してしまいそうです。


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