アイフォンやアンドロイドの話をまとめ。<シェアがiPhone>Androidなのは世界で日本だけ>、<日本でiPhoneが人気の理由は安いため?拍子抜けな理由>などをまとめています。
2023/10/03:
一部見直し
●シェアがiPhone>Androidなのは世界で日本だけ?
2013/9/18:見出しでは、”シェアがiPhone>Androidなのは世界で日本だけ?”としましたが、正確に言うと「世界で」ではなく、調査国9カ国中でシェアがiPhone>Androidなのは世界で日本だけという話。とはいえ、それでも十分驚きだと思います。
カンター・ジャパンがおこなった調査によると、日本国内の2013年1月〜3月におけるスマートフォンの機種変更・新規契約のうち、iPhoneが49.2%を占めトップに。しかし、アメリカやイギリスなどの調査国中でiPhoneがトップになったのは日本だけ!ということになりました。
アップルのお膝元であるアメリカ以上に、日本ではiPhoneが売れているようです。まあ、アンドロイドもアメリカと言えばアメリカなのですが、アンドロイドのメーカーはアメリカ以外が多いですからやはり驚きでしょう。調査国をiPhoneの多い順に並べると、以下のようになります。
日本 iPhone 49.2 Android 45.8
アメリカ iPhone 43.7 Android 49.3
オーストラリア iPhone 31.0 Android 61.7
イギリス iPhone 28.7 Android 58.4
中国(都市部) iPhone 24.6 Android 69.4
フランス iPhone 21.2 Android 63.3
イタリア iPhone 19.9 Android 62.5
ドイツ iPhone 16.9 Android 73.6
スペイン iPhone 3.2 Android 93.5
(日本人は世界一iPhone好き!?調査国中で唯一Androidシェアを上回る : ギズモード・ジャパン 2013.08.30 19:00[カンター・ジャパン](塚本 直樹)より)
http://www.gizmodo.jp/2013/08/iphoneandroid_8.html●日本でiPhoneが人気の理由は安いため?拍子抜けな理由
上記んじょ結果を受けたものじゃないかと思いますが、iPhoneが日本で他の国より売れている理由について書いた次の記事でも、枕に"日本国内のiPhoneとAndroidのシェアが、世界平均の逆となっていることが注目を集めています"と書いていました。
この記事は、<日本は、世界一安くiPhoneを購入できる?世界一のiPhoneシェアを支える3つの要素>(livedoor 2013年09月03日10時00分)というタイトル。私はよく知らなかったのでイメージと違ったのですが、日本のiPhoneは単純に安いというのが、売れている理由の一つだと見ています。
記事によると、諸外国では、iPhoneは私のイメージ通りに高級品。一方、Androidには高級品に加え、低価格な製品が別途用意されており、この2つの市場により、iPhone以上のシェアを獲得。ところが、日本では価格が逆転して、シェアも逆転。記事では「日本人は新しい尖がった企業や製品が好き」という理由も挙げていましたが、安いだけという拍子抜けな理由を最初に持ってきていました。
<日本の場合ですが、各種条件はあるものの本体代金が一括0円でiPhoneが販売されるなど、諸外国と比べても低価格でiPhoneが販売されています。(中略)
つまり、諸外国では、iPhoneが高く、Androidは安い。日本ではiPhoneが安くて、Androidは高い。こうした販売現場で国内外の逆転現象が起きているのです。>
http://news.livedoor.com/article/detail/8028334/●苦戦する日本の家電メーカー
上記では、家電製品の高性能競争の話が出ていました。ただ、逆に言うとこの日本市場の特殊性ゆえに、家電メーカーは今海外ではうまく行っていないのかもしれません。
ただそれは一般の家電製品の話であって、スマートフォンに関して言えば、上記の通り国内ですらアップルに大きなシェアを奪われてしまっているんですけどね。私はこれが残念でなりません。
日本にはかつて電気製品が強く、今でも世界的なネームバリューを保持している電機メーカーがいくつもあります。それなのに国内ですら海外の企業にいいようにやられているというのは、極めて深刻な事態でしょう。
●アップルが日本の電機メーカーを潰す?
そういえば、「アップルは日本の電機メーカーを潰す戦略を取っているのでは?」と誰かが言っていました。確かに内弁慶になっている日本企業が、国内ですら大きなシェアを取れないとなると業績に響きそうです。
最近の報道によれば、アップルは低価格戦略を海外でもやろうとしているみたいです。しかし、上記を見ると今まで日本でだけの特異なやり方をしていた感じでした。ドコモでもiPhoneの取り扱いを始めることになりましたので、今後ますますiPhoneのシェアは広がるでしょう。
アップルが具体的に価格に関してどんな要求をしているのか知りませんけど、日本メーカー潰しというのもあながち嘘じゃないかもしれません。
(なお、ドコモの株価にはiPhoneの効果は一瞬しか反映されなかったので評価されていない感じです。また、3社の競争が激しくなることで、au、ソフトバンク含めて3社とも株価がネガティブという報道もあります。結果としてiPhoneは日本メーカーだけでなく、日本の携帯電話会社も弱めている感じになっています)
●世界では2017年も引き続きAndroid>iPhone(iOS)
2017/12/13追記:この話は2013年のものでしたので、最近のシェアはどうだろう?と見てみました。Net Applicationsが発表した2017年10月のモバイルOSシェアというのがあってこれが良いと思ったのですが、日本国内と書いていませんでした。アメリカの会社ですし、世界全体のシェアなんだろうと思われます。
(
AndroidとiOSで98%超え - 10月モバイルOSシェア | マイナビニュース 2017/11/03 14:30:00 後藤大地 より)
とりあえず、AndroidとiOSのシェアの合計値は98.20%。2強状態は相変わらずでした。Windows Phone、Symbian、Java ME、Black Berry、Kindle、Samsung、HUAWEIで最も多いWindows Phoneですら、0.73%にすぎないそうです。
で、どちらかが多いかですが、アンドロイドの方です。ただ、世界的にアンドロイドが多いというのは、2013年と変わりません。
Android 66.74%
iOS 31.46%
●世界的にはiPhoneのシェアはさらに落ちてきている
検索し直しで、「2017年1月時点での日本国内のおけるスマホOSのシェア率」というのを発見。2013年以上にはっきりとiPhoneの割合が増えていました。
iOS 66.2%
Android 33.1%
(
【2017】iPhone iOSとAndroidスマホのシェアを日本国内と国別で比較! | Apple Geek LABOより)
ちなみにこちらで採用されていたGartnerが公式発表した2016年第3四半期(10月から12月)の世界スマホ市場の調査では、iOSが11.5%<に対して、Androidは87.8%で圧倒的にアンドロイド。傾向としてもアンドロイドが増えているようで、iPhoneは押されっぱなし。おそらく新興国では、iPhoneは価格が高すぎるためでしょう。
KANTARという別会社のデータのため単純な比較はできませんが、国別のデータも載っていました。こちらで日本を除いて最もiPhoneが多い国はイギリスであり、44.0%(アンドロイドは53.1%)。アメリカ40.5%(同57.9%)、ドイツ16.5%(同80.3%)とやはりiPhoneが多い国は日本だけのようでした。
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